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小学3年生の少女の話~読書のきっかけ~

少し重い内容になるかもしれない。それでも読んでもらえたら嬉しいな。

今では感謝している出来事だから、いつでも人に話せるようなエピソード。ただ、聞かされたほうは困るかもって思って前置きとして、上記のような一言を入れてみた。

てことで、

お話のはじまり、はじまり

当時、外遊びが好きだった少女は、夏休み前の前に配られる成績表を名前を呼ばれて受け取りに先生のところまで行った。すると、担任の先生が静かに

かなちゃん、もう少し日本語の勉強をしようか

と衝撃的な一言を放った。実質この一言が私の読書のきっかけに、、、

その時は、何を言われたのか一瞬分からず困惑の表情を浮かべていた。担任の先生は成績表を渡すときにアドバイス的な一言を生徒に対して、必ず言っていたんだよね。私に向けられたのがそれだった。言われて2,3分くらい経過してから、ようやく言葉の意味を飲み込んだんだけど、崖から突き落とされたくらいの衝撃を受けたわけで。

”え、私、日本語話せてないの??″

もちろん、こう思いましたよ。今考えればそういう意味ではないとわかることなんだけど、当時は驚いたんで咄嗟にそう思ってしまった。その先生は小学生相手に対しても結構ズバズバとものを言うような人で、そのときも言葉を選ばずに放ったよね。笑 オブラートに包めよって突っ込んでしまいたくなるくらいはっきりものを言う先生だった。そういう人、私は嫌いではないんでだけどね。

話が少し脱線したけど、とりあえず、親に報告しようと思って帰宅してそのことを話したら、もちろん、カンカンに怒りましたよ。そんなに怒ることなのかなとは思ったんだけど、親からしたら怒るかって今は理解できる。自分の子に対して辛辣なことを言ったわけだから。

さあ、私はここから動くわけです。私の両親はいい意味で放任主義なもんで、何かをしてくれるわけではない。だから、なにもかも自分で考えて動かなきゃならないんです。ここは放任のスタンスをとるんじゃなくて、何かしてくれても良かったんじゃないかと今は思う。笑 自分の娘の将来に関わることなんだからさ。それは置いておいて、話を進めるんだけど、少女は次の日くらいに図書室に向かうんですよ。

かな少女、『つきのふね』を手に取る

図書室に向かったのは偉くない??まだ小学3年生だよ??って当時の自分んを褒めちゃう。笑 単純に不安と焦りで向かっただけなんだけどね。

タイトルで選んだんだけど、森さんの作品だったんだよね。『カラフル』ではなかった。なんでだろうね、不思議だよね。ア行の作者でもよかったはずなのに、一気にマ行に飛んだの。それでその作品を頑張って読んだわけ。今は普通に読めるんだけど、当初は苦痛でしかなかった。ホントに。頑張って読んでみた先にあったのは、

”私、読めるやん”

っていう長編を読めたことへの感想。そこから、とりあえず、図書室にあった森絵都さんの作品を読み漁ったんだよね。作品に対する感想は、ぶっちゃけて言うと何もない。2,3年後くらいに再読して、しっかりした感想を持ったと思う。森さんに対して失礼だよね。

でもね、森絵都さんの作品を読み終わったあたりから読書が好きになったっかな。本当に森さんには感謝しかない。死ぬまでに一度お会いして感謝の気持ちを伝えたい。手紙でもいいのかもしれないけど、やっぱり、直接お会いして伝えたい。

図書室にある分の森さんの作品を読み終わったあとは、どんどん別の作家さんの作品を読み始めていった。重松清さんや佐藤多佳子さんとかね。

4年生になってからは、読書好きな友達ができたり、小説クラブに所属したりした。今まで仲が希薄だった子たちと仲良くなることができたかな。ほかにも読書していいことはたくさんあった。国語の成績が上がったり、作文コンクールで佳作ではあるけれど受賞したりなんてこともあった。

つまり、何が言いたいかなんだけど、、、

本を読むということを好きになれてよかった

ってことかな。先生の言ったことは確かにきつかったけど、あの一言があったからこそ今があるんだと思ってる。

私の場合は、もとから読書が好きだったわけじゃない。しかも、ある書籍には、必ずしも読書をしたからといって、精読力とかがつくわけではないからその力が読書でついているかどうかは怪しい。

ただ、本を通じて色々と成長できたし、強くなることができたと思ってる。それに、今は心から読書をするのが好き。読みたくないっていう時期が今でもたまにあるけどね。

これからも読書を通じて知らない世界を知っていきたいし、いろんなことを考えていきたいって思う。

まあ、今回はこんな感じかな。今度は読書会を始めたきっかけでも書こうかな。ここまで読んでくださりありがとうございます。

気ままにのびのびと読書関連だったり、日常のことだったりを書いていこうかなと思う。お付き合いいただけたら幸いです。それでは、また。

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