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私の場合

 結論から言うと、就活は辛かった&疲れた50、まあ楽しかった50って感じ(個人的感想)。

 んで『何者』を絡めて話していきます。

 就活が本格的になる前に『何者』を読んだわけ。就活に対するイメージははさら悪くなったよね。ちなみにあらすじはこんな感じ。面倒が臭いので新潮文庫からの引用で済ませる。

<就活>で俺たち、成長・・・・・・できる?
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ることを知っていたから。瑞月の留学仲間・理香とその恋人の隆良も交え、五人は就活対策として集まるようになるが……。ラスト30ページ、物語があなたに襲いかかかる―――。

 少し補足するなら、五人の本音がまるで出ない。物語の後半でどう思っていたかとかは出てはくるけれどそれまではなかなか出てこない。特に光太郎。誰とでも打ち解けるような明るい存在だったけれど、内面を見せるようなことは一切なかった(そういう描写がなかったって言われてしまえばそれでおしまいなんだけど)。隙がない光太郎が一番見えなかった。仲のいい友達ほど、そうなってしまうのも無理はない。力を合わせて頑張っていこうね、なんて嘘にしか聞こえない。なかなか相談できるわけがない。私の大学の後輩も就活に関しては、友達には相談しないらしい。マウント合戦になるみたい。

 でも、私の場合は違った。隠すのも面倒だったし、精神的な意味で1人でできる気がしなかった。本当に仲のいい友達には相談していたし、面接練習、ES添削のし合いっこしてた。あと、就活コミュニティに入ってた(なんか怪しく聞こえるかもだけど、そんなことは一切なかったって言っても、傍からは怪しく感じるよね)。

 そう、思っていたほど、『何者』のようにはならなかったんよ。あと、浪人していたっていうのもあって、周りの21卒の友達にもに頼っていたからでもあるかな。冒頭に書いた通り、辛くてきつかったことに違いはないけどね。笑

 『何者』の話に戻るけど、一番印象深かったのは瑞月が隆良に放った言葉。

「―—―—あなたのことをあなたと同じように見ている人はもういないんだって」

 瑞月曰く、これまで自分たちは親や先生が自分の過程を見て、褒めてくれていた。でも、社会に出ていく自分たちの過程を周りの大人たちが一緒になって見てくれはしない。だから、自分の中のものを出して、評価してもらわなくてはならない。つまりは、自己PRやガクチカのことなんだよね。ESや面接で相手にいかにわかりやすく、簡潔に自己をアピールするのか。当たり前だけど、人事の人たちは書類上、面接上の”私”しか知らない。これまでの自分の人生や本当の性格を知らない。出して評価してもらわなければならない。

 すごく刺さった。評価されるのが怖いから。誰だってそうだろうけど。でも、そんなこと思ってもいられないから、頑張ったよね。ツイッターか何かで見かけたのは、存在・性格を否定されているわけではないって思うと楽になるよって。実践したよ。でも、落とされたらなかなか思えないよね。普通にへこむ。ただ、今後、人事評価だったり、先輩社員に怒られたりする場面が必ずあるだろうから、そう思えるようにしておきたいよね。自分を全否定されてるわけではないって。一部を否定されているだけってね。悪く評価されたところは、直せばいいしね。

 とにかく、瑞月の言う通り、自分の中から何かを出さない限り評価もしてもらえないから、相手にわかりやすいように説明するってところは肝に銘じておかなきゃね。

就活において大事なコト

 自己満なんだけど、最後に個人的に大事だなって思ったコトを3つ書き下しておく。当たり前体操なコトかもだけど。

①理想掲げるのも悪くないけど、現実も知っておけ。

②一人でやるな。

③面接練習はしまくれ、ESは一度声に出して読め、適性検査の練習問題解きまくれ

 以上。一つ目は、必ずしも自分のしたい仕事ができると思うなってこと。その現実を教えてくれそうな小説として、『明け方の若者たち』っていう作品がある。まじで、こうなんだろうなってリアル過ぎてかなり震えた。ちな、北村匠海主演で映画化されて近日公開予定。三つ目に、要素が三つ入ってるけど気にしないで笑 もし、これから就活する方が読んでいたら参考までにどうぞ。役に立たんかもだけど。

 就活を通して、自分の悪い部分がわかった。今後改善していきたいなって。就活を終えてかなり立つけど。その明確になった部分っていうのは、悩んでる、考えているだけなんだなって。解決しようと、情報収集をしたり行動をしなかったりする自分がいるって思った。自己PRで、行動力ある的なコトをほざいていましたけど笑 考えたところで、自分の中にある情報・知識って限られているんだから、とっとと情報収集しろよって話なんよね。堂々巡りになるのは必至。気を付けなきゃなって思ってる。何か解決したいなら、そのためにできることから始める。こういう面では、就活も悪いことばかりではないんだなって思った。

今後

 一か月以上振りにnoteを書いたわけだけど、自分の中から出すのっていい気分よね。脳内が整理されていく感じがいいのかもね。たとえ自己満だったとしても。文章構成とか、表現の仕方をもっと向上させたいなって思った。少しでも読みやすい文章を書けるようになったら、自信がつくしね。

 さあ、次回はどんなテーマで文章を綴ろうかな。それでは、また。


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