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帰国困難者支援活動−'20年12月

本事業は「赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン 居場所を失った人への緊急活動応援助成」を受けて活動しております。

あっという間に2020年も終わりを迎え、このまま年越しをと思っていたその矢先に、またまた一斉帰国の連絡が入りました。

年内最後の帰国便になるかもと予想されていた4日の飛行機に、なんと滞在中11名のうち、就活中の1名をのぞいた帰国希望者10名全員が搭乗できることになりました!

ベトナム大使館からの突然の連絡にとても驚きましたが、年越しを母国で家族や友達と過ごせるのは本人たちにとって何より嬉しいことでしょう。急遽開催した送別会には、檀家さんやボランティアさんも馳せ参じてくださいました。

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最後に、みなさんの希望でお寺の本堂でこれまでの様々な方からのご支援にと、長い自粛生活を健康に過ごすことができたことに感謝しました。

お寺の滞在者ではありませんが、この間に亡くなられた人の遺骨を持ち帰ってご親族に渡してほしいというご依頼も引き受け、コロナ禍での移動の制限がもたらす困難さを改めて感じました。

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4月下旬から12月末までに、実に130名ほどの人がここで生活を共にしました。帰国してからも、SNSを通じて元気な様子が伝えられています。多くの人が「また日本に戻りたい。徳林寺に行きたい。」と言ってくれます。

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今年も残りわずかとなったこの日、県内に住むベトナム人たちが集まって、お寺の掃除やバリアフリープロジェクトの推進を手伝ってくれました。

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ベトナムのお正月料理も作ってくれました。

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あっという間の8か月。

コロナのせいで大変な状況に見舞われた一方で、たくさんの貴重な出会いがあり、国境を越えた新しい絆が生まれました。

これからどうなっていくかわかりませんが、徳林寺での「共に生きる」という実践は、今後も変わらず続いていくことと思います。

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<今月のメディア掲載情報>

徳林寺に足繁く通われているネパール人ドキュメンタリー映像作家 Dipesh Kharel さんの作品です。ぜひご覧ください。



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