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2021年10月の活動報告

研修・コンサルティング

少しずつコロナの状況が改善されているようですが、まだまだ研修や事業相談のほとんどはオンラインです。下の写真は今月唯一の県外出張で、京都府最北端にある京丹後市で行政と市民の方向けに「やさしい日本語」の講座をさせていただきました。やっぱり、対面はいいですね!

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今月からスタートした、NPO法人アスクネットさんが主催する「SPIRAL(スパイラル)」という高校生対象の社会課題解決探求プログラムに参加させていただくことになりました。

県内外から集まった4名の高校生が<多文化共生チーム>を結成し、5か月間かけて自分たちなりに多文化共生社会づくりに向けた課題の解決策を考えていきます。そこに、大学生サポーターや社会人コーディネーターが加わり、当団体代表理事の土井がアドバイザーとしてお手伝いさせていただきます。

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2030年がどのような社会になっているか、理想の未来を描いて、そのためにできることを考えていきます。

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今月からもう一つ、新しいお仕事がスタートしました。

三重県伊賀市さんが「伊賀市多文化共生推進指針」を策定されました。

次のステップとして「多文化共生推進プラン」を策定すべく、市内の企業や住民の方々にアンケートを実施することになりました。

当団体では、このアンケートの調査票作成や回答の集計・分析をお手伝いさせていただくことになりました。

策定委員のみなさんの議論のベースとなるエビデンスをお示しできるように、しっかりと取り組んでまいります。


ブラジル学校における日常生活及びキャリア教育としての日本語コミュニケーション力向上モデルプロジェクト

豊田市にあるブラジル学校「エスコーラ・ネクター」での日本語授業も後半に突入しました。

先生と生徒さんたちの関係性も日増しによくなっているようで、授業中は質問が飛び交い、笑い声もよく聞こえてきます。

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熱心な生徒には、先生の指導も熱くなります。

日本にいながらにして、家庭でも学校でも日本語を使う必要性がほとんどない中で、日本語学習のモチベーションを維持するのは大変なことだと思いますが、その気持ちに応えようと先生たちも必死です。

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ネットワーキング

ある日、県内某所での会合にお招きいただきました。

来年、コロナが落ち着いて技能実習生の雇用が拡大すれば、これまで東海地域の製造業を支えてきてくれた日系南米人を中心とした派遣労働者が職を失う可能性が高くなることを案じ、その対策について支援者の間で意見が交わされました。

残念ながら今の日本社会は、外国人が安心して老後を過ごせる状態にはなっていません。かと言って、いまさら帰国したところで住むところもなく、家族や親戚の多くは日本にいるので、満額にはほどとおい年金でどのように暮らしていくかを考えないといけません。

長年、地域経済を支えてくださった方々に対し、地域社会として何ができるかを考えるのは、バトンを受け継いだ私たちの世代の責任でもあります。

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帰国困難者への生活支援事業

こちらについては別記事で毎月報告をアップしていますので、ぜひ下の記事をご覧くださいませ。


以上、簡単にですが10月の活動報告でした。

今年も残りわずかですが、このままコロナが収束していって、年末年始には帰省や旅行ができるようになるといいですね😊

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