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2022年10月の活動報告

官民連携による多言語相談窓口体制強化事業

今月は事務局会議を中心に事業を進めていきましたが、外部協力者とともに「研修チーム」会議を開催し、年度内の多言語相談員・通訳者向けの研修プログラム概要をまとめました。来月から新たに「研修チーム」専属のコーディネーターを1名採用し、スピードアップを図ります。

また、「調査チーム」では福祉分野を対象とした外国人相談対応の現状や課題等について把握するべく、調査票の作成等を進めています。
来月には概要を公開できるかもしれません。お楽しみに。

在日ブラジル学校におけるキャリア形成に向けた日本語教育普及プロジェクト

10月10日、心配していた雨も上がり、豊田市内の河川敷グラウンドにて第1回ネクター杯(カップ)が開催されました。
当日は県内から小学生10チームが参加してくれ、保護者等合わせると100名を超える方々とサッカーを通じた交流をすることができました。

ブラジル学校の子どもたちに、日本人の子どもたちと交流させてあげたい。
日本人の大人にも、同じまちにブラジル学校があることを知ってほしい。
ブラジル料理をふるまったり、ブラジルの音楽やダンス(カポエイラ)などを披露して、ブラジルの文化を体感してもらいたい。

そんな先生たちの夢が実現した記念すべき日となりました。

試合後、各チームのコーチから選出された優秀選手には、ネクターからのサプライズとして、名古屋グランパスエイトに所属するブラジル人選手からサイン入りのレプリカユニフォームがプレゼントされました。これには子どもたちも大喜び!

一生の思い出に残る一日になったのではないかと思います。
ぜひ、今後も継続的に開催していきたいですね!

外国人コミュニティサポート

10月19日、多文化防災ネットワーク愛知・名古屋による「災害時外国人支援活動講座〜実践編〜」(愛知県主催)が愛知県三の丸庁舎にて開催されました。

県内の自治体や国際交流協会、社会福祉協議会から約40名の職員さんが参加され、「知識編」で学んだことをもとに、県内T原市が被災した想定で応援に駆けつけるというシミュレーション訓練を行いました。全体の企画とファシリテーションを当団体代表理事の土井が務めました。

後半は外国人県民の協力を得て、被災した外国人への情報伝達や相談対応にあたるという体験もしていただきました。

参加された方からは、「非常に実践的な訓練が行えて、よい経験になった」、「具体的にどのように外国人被災者とコミュニケーションをとればよいかがわかったので、所属先に持ち帰って生かしていきたい」などの感想をいただきました。

今回の経験が、県内の災害時外国人支援体制の充実につながることを期待しています。

ネットワーキング

あいち・なごやウクライナ避難者支援ネットワーク」が毎月オンラインで開催している情報共有会議、第5回(10月)の議事メモがアップされています。過去の議事メモも同ウェブサイトでご覧いただけますので、よろしければチェックしてみてください。


今月は関係団体の活動に協力することが非常に多く、当団体単独での講師派遣事業などはありませんでした。収益としては厳しい月となりましたが、地域コミュニティへの中間支援に徹した1か月になったとも言えます。

今後も必要とされる方・団体に、必要なサポートができるよう、切磋琢磨していきたいと思います。

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