【桜井】こんなベーシストは嫌だ!

Mr.Children桜井和寿さんのベーシスト観のお話です。

桜井 「ボーカリストとしての立場で言わせてもらうと、歌をマスキングする感じのベーシストだと歌いにくいなって言うのがあります。マスキングっていうのは、例えば、歌の最後の締めを歌のメロディの音がルートの音をガーンと行くときに、その歌のメロとベースが同じ音を鳴らすとしても、歌をマスキングして、飲み込んで強さと太さを出してくる人だと歌いにくいんですよ。細かいですけど、メロディとベースが同じ音程を行く時の駆け引きというか・・・」

ウカスカジーとバンドアミーゴのメンバーが、バンドアミーゴのベーシスト藤谷一郎さんのYouTube チャンネル「 16 Bass Lesson 」に出演した際の発言です。
藤谷さんのベースについて桜井さんは、「」藤谷くんめっちゃやりやすいですよ。ギタリストとしての役割みたいなもの、というか、そういうオブリのフレーズっていうのが気持ち良いからあれで上げられる。あげてもらえてる」と評価していました。

さて、Mr.Childrenのベーシスト、ナカケーこと中川敬輔さんのベースはどうなんでしょうね。今回の話では出てこなかったですが。ナカケーさんは、桜井さんの歌がよく聞こえるように演奏するということにこだわっていて、一ベーシストとしての欲はない」的な話をしているんですよね。
桜井さんの話の裏を返せば、ボーカルを飲み込む程太さと強さを出してこないベースが好きなわけで、ナカケーさんのボーカルに献身的なベース観と相性が良いのではないでしょうか!
30年以上一緒にバンド活動しているんだからあたり前ですけど、その当たり前が奇跡ですね🌈

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