ミスチルの「ひまわり」ソング

2024年に大幅に書き換えました。


ここではMr.Childrenの「ひまわり」が歌われている楽曲について書いています。
夏を代表する花「ひまわり」。
「ひまわり」には明るいイメージがあって、凛と咲く力強さも感じて、印象が良いです。
「ひまわり」の花言葉は、「憧れ」、「あなただけを見つめる」、「情熱」、「熱愛」だそうですね。
「ひまわり」は、歌詞に取り入れるのには良いフレーズなのでは無いでしょうか。
ミスチルの楽曲にも「ひまわり」が描かれているものがいくつかあります。
まずは「ひまわり」がタイトルにもつけられているこの曲・・・


■himawari

2017年、デビュー25周年第二段シングルとしてリリースされた「himawari」。
「himawari」は「君の膵臓をたべたい」の主題歌ですけど、そのヒロインの名前は「桜良 (さくら)」で、主人公は春に関わる名前で、物語中に「春」と「桜」に関する会話があったりと、「THE 春と桜の話」なんですよね。それなのに、夏の花「ひまわり」を主題歌タイトルにするなんてなかなかやってくれますな!
私なら、絶対に春が舞台の桜の曲を主題歌に提案します。

暗がりで咲いてるひまわり 嵐が去ったあとの陽だまり
そんな君に僕は恋してた

作詞:KAZUTOSHI SAKUrAI

歌詞をチェックしてみると、「君」を「ひまわり」に例えていますね。
辛かったり悲しかったりしている状況(=暗がり)でもひまわりのように強く明るく笑っている「君」の性格を表現していると思われます。
「咲く」は、「咲う」を「わらう」と読むように、「笑う」という意味もあるんですよね。
ただ、曲全体からすると、この君が笑っているのは“優しさの死化粧”で強がっているだけなのでしょうけどね。
でも、主人公はそんな暗がりで咲いてるひまわりのような「君」に恋していて憧れを抱いているのです。
そこにはひまわりの花言葉「憧れ」を取り入れているように私は思います。。


■君がいた夏

ひまわりの坂道 駆け降りてく君が
振り向いた あの空の 眩しさが今でも

作詞:桜井和寿

デビューアルバム「EVERYTHING」に収録され、のちに1stシングルとしてシングルカットされた「君がいた夏」にも「ひまわり」が登場します。
「君」と過ごした一夏の思い出の一場面として「ひまわりの坂道」が描かれています。
私のイメージでは大量のひまわりが咲いているひまわり畑が思い浮かびます。
主人公の心の中には君とひまわりと空の風景が強く強く焼き付けられていることが感じられる歌詞ですね。

「君がいた夏」はデビュー25周年の記念日となる2017年5月10日にMr.Children Hall Tour 2017 ヒカリノアトリエ 名古屋公演で演奏されたのですが、その模様はシングル「himawari」の初回限定版特典DVDに収録されたんですよね。
「ひまわり」が描かれている1stシングルの25周年記念パフォーマンスが、「ひまわり」が主題の25周年シングルに収録され、「ひまわり」を軸に25年の時を経て繋がっていくのはとても感慨深いです。


■CROSS ROAD

真冬のひまわりのように 鮮やかに揺れてる
過ぎ去った季節に置き忘れた時間を
もう一度つかまえたい

作詞:桜井和寿

“鮮やか”にかかる例えとして“真冬のひまわり”が使われていますね。
真夏はさまざまな花や草木が生い茂り色鮮やかな世界。。
一方で真冬は植物が花や葉を落としたモノクロな世界。
真冬にひまわりが咲いていたら、真夏のひまわりよりも鮮やかに際立って見えるでしょうね。
鮮やかに際立って見えるというのをビシッというために「ひまわり」を使って「真冬のひまわり」とひょうげんしたのでしょう。
CROSS ROADが浮気で別れた歌というのを踏まえると、引用した歌詞は「、付き合っているとき(真夏)には気づけなかったけど、浮気をして彼女を牛なった今(真冬)となっては一緒にいられた時間(ひまわり)がより鮮やかに思えてしまってまたあの頃に戻りたい」みたいないみになるのでしょうかね。


■少年

日焼けしたみたいに心に焼き付いて
君の姿をした痕になった
ひまわりが枯れたって 熱(ほて)りがとれなくて まだ消えずにいるよ

作詞:KAZUTOSHI SAKURAI

「夏の終わり」を夏の「風物詩ひまわりが枯れる」で表現していますね。
引用した歌詞は、「日焼けの痕は夏が終わると消えるけど、心に焼きついた君の姿は、いつまでも消えずにいる」という意味になると思います。


ミスチルの「ひまわり」ソングはそんな感じです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?