ミスチル「Birthday」&「君と重ねたモノローグ」が「映画ドラえもん のび太の新恐竜」の主題歌に決定!!~桜井さんのコメントなど

「Birthday」が「映画ドラえもん のび太の新恐竜」の主題歌に決定!! 2019年11月

Mr.Childrenの書き下ろし曲「Birthday」が 2020年3月6日公開 「映画ドラえもん のび太の新恐竜」の主題歌に決定しました。
(公開は8月に延期されました。)

映画ドラえもん のび太の新恐竜」は、シリーズ40作めで、のび太が愛らしい双子の恐竜キューとミューに出会うことから始まる物語。過去作の「映画ドラえもん のび太の恐竜」とは異なる完全新作のようですね!

気になる「Birthday」の情報としましては、出会いと冒険を描く物語に寄り添うような明るく壮大なメロディの楽曲で、マンガ連載50周年の節目を迎える「ドラえもん」の歴史、未来、進化を感じさせるナンバーとのことです。

ミスチルとドラえもんのこれまでの関わりと言いますと楽曲『フラジャイル』に 「無理とは知れどドラえもんが欲しいな」と歌われていることがありますね。

桜井さんからのドラえもんへの熱いメッセージも発表されています!

■ 桜井和寿 コメント

ハッキリと覚えている。

小学4年生の時、両親が僕にドラえもんを買ってきてくれた。

家に帰り、自分の部屋のベットに寝転ぶと、頭上にある小さな棚に1巻から5巻がきれいに並んで置かれていた。

そしてそれを僕は複雑な思いで受け取った。

なぜなら、当時僕は勉強を全くしない子供だった。宿題なんかした事がない。漢字も書けなければ、読書もした事がなかった。当然、通知表に刻まれる数字は体育以外は1と2で埋まった。

それを見兼ねた両親はきっと「しっかり勉強しなさい」そう言いたかっただろう。

でも、そう言ったところで、素直に勉強するはずがない事をわかっていて、「宿題しなさい」でも、「読書しなさい」でもなく、「まずはここから始めましょうね。はい、ドラえもん」そんな気持ちで買ってきたのだろう。

そして、その複雑な親の心情を子供ながらにキャッチした僕は、逃げ場をなくした気持ちになって、しばらく読みも開きもせず、並んだ背表紙の1から5の数字を眺めていた。

警戒心の強い猫にオモチャを与えた時のそれのように、僕は3日後くらいにドラえもんを恐る恐る開き、その後、我を忘れ夢中で読みふけった。

僕にとってはじめての読書。はじめて好きになった本。はじめて感動で泣いた本。

それ以来、背表紙の数字は増えていき、棚に入りきらないくらいのドラえもんが並んだ。中2の夏に音楽と出会うまで。

本当はその後も、僕の人格形成に関わるドラえもんとのエピソードがあるのですが、長くなるのでこの辺でやめておきます。

ドラえもん50周年、そして僕も50歳となる年に、運命の再会ができた事に心から感謝です。

のび太にとってのドラえもんのように、「ドラえもんという存在が、ストーリーが、プロジェクトそのもの」が、弱く情けない自分に寄り添ってくれているのだと、改めて噛み締めながら、音楽でドラえもんに携わらせてもらいました。


絶対観てくださいね。

聴いてくださいね。

Mr.Children 桜井和寿


【続報】「君と重ねたモノローグ」がドラえもん のび太の新恐竜」の2つ目の主題歌に決定!! 2020年1月9日

なんと!この度、Mr.Childrenがドラえもん のび太の新恐竜」のもう1つの主題歌「君と重ねたモノローグ」も手掛けることが決定しました。
なんか「W主題歌」と銘打たれてる!

『君と重ねたモノローグ」は、明るく壮大なメロディーの「Birthday」とはまた異なり、優しく心温まるバラード調の楽曲になっております。
映画に登場する双子の恐竜の名前が「キュー」と「ミュー」なんですよね。
キューミュー→キーミー→君
「キューミューと重ねたモノローグ」とダブルミーニングになっているのかも。

映画ドラえもんにおいて、W主題歌を起用するのは史上初とのこと。
しかもMr.Childrenが1つの作品に主題歌を2曲書き下ろすのも史上初で、初めてづくしです。
さすがドラえもん50周年&映画40作目となるメモリアルイヤーですな。

テレビ朝日の川北桃子プロデューサーはW主題歌となった経緯についてこのようにコメントしています。

実は、初めての主題歌打ち合わせの際に、桜井さんは早くもデモを用意してくださっていました。桜井さんの歌声とギターが響くその音源を聞き、既にこの作品のテーマを丁寧に、しっかりと受け止めてくださっているその内容に、今井監督、川村元気さんをはじめ、私達プロデューサーも非常に感激した事を鮮明に覚えています」。

そんな雰囲気の中で、もう1曲、違うアプローチの曲も考えてみようというアイデアから生まれたのがW主題歌です。最初のデモがどちらの曲だったのかは、今は皆様の想像にお任せし、劇中での『Birthday』と『君と重ねたモノローグ』、2曲のドラマティックな展開にご期待いただければと思います



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