ミスチルの売れる事へのこだわり

デビュー当時のMr.Childrenを知る人の中に今のようなモンスターバンドになることを予想していた人はあまりいなかったそうです。
しかし、本人たちは「売れる事」に対して明確なビジョンを持っていたと言います。音楽ジャーナリストの鹿野氏が、ミスチルに初めてインタビューした時のことをこんな風に振り返っています。

鹿野 「Mr.Childrenがデビューしたときに、こういうモンスターバンドになると思ってた人ってたぶんすうにんぐらいしかいなかったんじゃないかなーって思います。自分の初めてのインタビューのときに、彼らは本当に言葉を持っていなかったもので、あんまり喋られなかったんですけど。何しろ曲が深甚にしてはとてもスムーズなものばっかりだったので、あなた方は100万枚売れてしまったらどうするんですかと質問したんですね。そしたら、そのつもりでいますと桜井君が答えていて。その本人達のまだ自信なさげな、言葉数の少ないその空気と100万枚をちゃんと狙ってるんだって言う発言とのギャップが印象的でした。」

桜井さんは 高校時代から売れるミュージシャンになりたいと思っていたそうです。
さらにJENさんは「漠然とした根拠のない自信があった」、ナカケーさんは「何をしなきゃいけないか考えていた」・・・と、売れることを意識し、そのためにすべき事を考えていたようです。
とはいえ、名声や富が欲しかった訳ではなく、「プロとして仕事にならなければ音楽を続けられな区なってしまうので、歌うことが好きで音楽を続けたかった」(桜井)と語るように、音楽を続けるためにうれることにこだわっていたようです。

20周年を迎え、バンドが成熟した2012年には・・・
>デビュー当時、100万枚売れるバンドでいたいと言っていましたが、そういう意識は今でもありますか?
桜井「そうですねぇ意識はしますね。」>それは売れる曲を作りたいってこと?
桜井「売れる曲って事ではないですね・・・多くの人に響く曲でありたいっていう欲、エゴはある」「

音楽を続けるために売れたい」から「多くの人に響かせたい」へと意識が変わってきたようですね。

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