W杯選手名鑑作成への道 第12節 伝統のチェック柄
どうも、ミスターノミヤマンです。前回からクロアチア代表の紹介をしていますが、クロアチア代表と言えば赤と白のチェック柄のユニフォームが印象的です。かっこいいですよね。クラスマッチなどでユニフォームを作る際には誰しも候補に考えたのではないでしょうか。ちなみにクロアチア王国の初代国王トミスラヴ王が925年の戴冠式時に使用した模様だそうです。
クロアチア代表MF事情
クロアチア代表と言えば、華麗な中盤の選手たちというイメージを勝手に持っている方も多いのではないでしょうか。なんと言ってもモドリッチ(レアル・マドリー/スペイン)が36歳になった今もクラブでも代表でも中心となり牽引しています。本当にうまいですよね。ベルナベウで現地観戦した際にはモドリッチ含めてマドリーの選手がみんな上手すぎて、今まで見てきたサッカーとの違いに愕然とした記憶があります。もう1人欠かせないのがインテル(イタリア)のブロゾビッチです。昨日から順次公表されている英ガーディアン紙の毎年恒例今年の選手ランキングで81位にランクインしています。今後各国ごとにまとめていこうと思っています。インテルでは配球能力を武器にイタリア代表のバレッラやトルコ代表のチャルハノールと共に不動の3センターの一角として前半戦首位ターンに大きく貢献しています。その他中心選手はアタランタ(イタリア)でWGもこなす好調のパシャリッチや、怪我から復帰したコバチッチ(チェルシー/イングランド)がいます。
また、ユーロ以降は若手の招集にも積極的です。右サイドでも起用可能なイヴァヌシェツ(ディナモ・ザグレブ)は23歳ですが既に代表キャップ数が10に到達しています。U-21代表ではCFで起用されるザルツブルク(オーストリア)の19歳スチッチや、既に代表2ゴールをあげている23歳のマイェル(レンヌ/フランス)、フランクフルト(ドイツ)でレギュラーを掴んだ24歳のヤキッチが最近招集されていますが、このうち何人呼ばれるかはこの1年での成長とアピール次第になるでしょう。
W杯ではベテランの電撃復帰がないかと密かに期待しています。バルセロナからセビージャに復帰してからも豊富なスタミナと豪快なミドルが健在のラキティッチが復帰するとなったら、一気に上位進出が現実味を帯びてきます。まだ33歳ですしね。またジェノアのバデリもユーロ2020を最後に招集されていません。シェフチェンコ就任後も不振にあえぐチームにおいて中盤に君臨し続けており、経験豊富な32歳の力が必要とされる可能性はあるかなと思っています。
クロアチア代表FW事情
クロアチアには絶対的なエースがいない、というかエースがモドリッチやラキティッチだった印象があります。現在レギュラーと言えるのは左WGのペリシッチ(インテル)と、CFのクラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ)でしょう。クラマリッチも絶対的とは言えないですが。ペリシッチはクロス上げてもよし、合わせてもよし、WGもするしWBもするしで左サイドは彼に任せておけば大丈夫な選手です。一方右WGは監督も悩んでいるようです。個人的にはウエストハム(イングランド)のヴラシッチが入ってくるのではないかと思っていますが、トリノ(イタリア)のブレカロやMF登録の選手からの抜擢もあり得ると思います。ヴラシッチもここ2年はMF登録ではありますが。
クラマリッチ以外のCFの候補としてはアラサーの選手中心に招集されています。個人的にはミランのレビッチ一択だと思ったのですが、意外に代表での成績は振るわないんですよね。他の候補となるとスウェーデンの強豪マルメの9番チョラクや、国内組の3人オルシッチ、クラブで10番を背負うペトコヴィッチ(共にディナモ・ザグレブ)、サイドもこなせるリヴァヤ(ハイドゥク・スプリト)がいますが、ここまでしっかり把握できている人はいないと思います(笑)復帰枠では2年以上呼ばれていないピアツァ(トリノ)はいつ招集されてもおかしくないと思います。
英紙ガーディアンの2021年世界のベスト100
40位:モドリッチ
81位:ブロゾビッチ
僕流クロアチア代表予想布陣
直近のフォーメーションと、中盤の負荷や構成を考慮すると4-3-3が一番良いのではないかと思いましたのでそれに合わせて作ってみました。注目の〇〇ッチは8名になりましたね!世代交代を図りつつあるとはいえ今大会がモドリッチ時代の集大成になると思われるため、前回大会の準優勝とまではいかないまでもいいとこまで進んでほしいなと思っています。次回は世代交代真っ最中のスペインを紹介する予定です。今回は以上です!
クロアチア代表招集ライン
※年齢はカタールW杯開幕時、代表戦績は11月末時点
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