実験文章ラボ

実験文章『音読して欲しい文』

どうもMr_noiseです。
 私ごとですが、文章を書いていて、物足りないなと感じる点があります。
 それは文章に相槌が打たれないということです。
 一文書いたら「それな」みたいなことを誰も言ってくれません。
 今の意見にも「それは違うんやない?」も言ってくれませんというか、聞こえてきません。
 「そんなんLINEやあるまいし、無理やん」って言ってくれよ、誰か。
文章ってずっと独り言じゃねえか。
 寂しい。

発案

 そこで私はちょっとした実験的文章を考えたのです。
今、見ず知らずの私の文章を読んでくださる心優しいあなたを私の文章に巻き込もうと。
あなたに文章の中で相槌の役割を担ってもらいたい。
 要はあらかじめ文章中にあなたの相槌パートを仕込みますので、その部分だけ音読していただけないでしょうかというお願いです。
 私が一人寂しく文章を書く行為自体はいつもと同じですが、あなたがちょっと手を貸していただけるだけで、文を読むという行為が私とあなたのセッションのようになるはずです。
 どうか私めにお手をではなく、お口を貸していただけないでしょうか。

ルール説明

① 下記の『◆音読して欲しい文』を読み進めていただき、私があなたの相槌として用意した「」内の文章だけを声に出して読む。

 ルールは以上です。
今回の文章のテーマは「たけのこの里のおいしさ」というありふれたものです。
 音読していただくと言っても、簡単な相槌ばかりです。
 「たけのこの里のおいしさ」について語る友達に合間で返事をするような感覚で音読できるように作りました。
 また、相槌だけでは単調でつまらないかもしれないので、ちょっとした掛け合い要素も用意しました。
しかし、音読のリズムさえつかめば、掛け合いもそんなに難しいものではありません。
 緊張をほどくために音読の邪魔にならない程度にインストルメンタルのBGMをかけることをお勧めします。
 心の準備はできましたでしょうか。
 それでは実験文章を始めましょう。

◆音読して欲しい文

今回は好きなお菓子について語るよ。


「はい」


話し言葉で話すよ。
それじゃさっそく始めるよ。


「はい」


俺は思うんだ、たけのこの里は一番うまいって
気付けばローソンだ、連日連夜買って食らうくらいで


「why’s that?」



クッキーとチョコがベストなマッチ
ウッディとバズくらいソウルメイトでキャッチ―


「マジでガチで、Do you say so really?」



俺は本気と書いてマジだぜ
お前も文句あんなら、Come on and say
菓子の価値も味も無知のヤジはどうせ馬耳の東風
はい?怖いの?あ?塩対応?どうせアンチは降伏


「文句しかねえから上がってきたステージ
きのこの山 is the king of  明治
明治・大正・昭和・平成
令和になってもやっぱうめぇわ」


※(コメ)個人の感想です
たけのこは完勝です
e.g.歴史辿れば、2度勝利のたけのこ内閣
i.e.選挙降参すれば? きのこの山はまた恥を書く



「四の五の言わず食べろきのこ
アッチョンブリケ ilke a ピノコ
Dont think ,Feel!Bruce Lee said so!
舌で分かれ!きのこの覇道!」


所感

 さてどのくらいの優しい人が音読してくれたのでしょうか。
音読にせよ黙読にせよここまで読んでくれたら分ったでしょうが、「僕の文章を読んでいる読者がいきなりフリースタイルダンジョンみたいにラップしたら面白いな」と思って書いた文です。
 素人が思い付きでラップの教本を2冊読んで書いたものなので、心優しい読者がいい感じにライム刻めたかが心配です。
 ごめんね、でも思いついたら我慢できないタイプの文だったんだ……。
あと本気のヒップホップファンの人がいたら、なんか至らぬ点に気づかれるかもしれませんね。それもすみません。

 今回、自分でも大分わけのわからない文章を書いたと思っているので、感想やラップ(音読)したかどうかをコメントいただけると嬉しいです。
 気に入っていただけたら、SNSでシェアして犠牲者(音読ラッパー&きのこの山派)を増やす活動に参加してくださいな。
 では、ゴリゴリのきのこの山派のMr_noiseでした。

参考文献 晋平太著『フリースタイル・ラップの教科書』
     Zeebra著『ジブラの日本語ラップメソッド』

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サポートしていただいた場合、たぶんその金額をそのまま経費として使った記事を書くと思います。