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「これまでの自分の成長」の授業

こんにちは。中学校家庭科の授業実践をあげています。今回は「これまでの自分の成長」の授業です。
この授業は学習指導要領の「A家族・家庭生活」(1)にあたり、第1学年の最初に履修することになっています。ただ教科書に「家庭分野のガイダンス」という項目が設けられているため、それを扱うこととして、今回は授業開きではない1時間の授業として記録します。

基本的には1時間の授業を、フラッシュカード→教科書の音読・問題→主活動の流れで行っています。ここでは主活動のみを記録します。


【自分と関わりのある人】


これまでの人生で、あなたが関わった人をできる限りたくさん書き出しなさい。「関わった人」とは、挨拶をしたり、会話をしたりすることとします。

→親、兄弟、祖父母、親戚、など

*数名を指名して例示してから活動させる。
*教科書を参考にすると書きやすい。
*10人でA、20人でAA、30人でAAAなど基準を設けると意欲が高まる。
*10人書けた人から持って来させて板書するよう指示する。


その中で、自分の成長に大きな影響を与えたと思う人を3人選んで、そう思う理由を書きなさい。

→母:いつも優しく接してくれて、悩みごとがあったときに相談にのってくれたから。など

*列指名でテンポよく発表させる。


人間は極めて未熟な状態で生まれてきます。目も見えず、よちよち歩きさえできないようなか弱さです。

それは「わざとゆっくり育てることで生きるための知能を発達させる」ためだそうです。厳しい自然環境を生き抜くには、生きる術の習得とたくさんの経験を積ませる長い期間が必要だからです。

しかし、長い時間をかけての子育てはとても大変。だから、子ども育む家族が発達しました。そして、集団で狩りや子育てをするようになり、社会が作られていきました。

人間誰しも一人では生きられません。先生も含めてみんな今日まで多くの人々に支えられてきたんだね。

*授業の感想を書いて終了する。


【参考書籍】


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