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一本の水素水には、何mLの水素が溶けている?

水素の量を表す単位にはいくつかあり、すこし複雑です。

例えば気体の水素は~mLと表しますし、水素水なら~ppmという濃度で表します。

今回はこの単位について書きます。

ppmという単位

水素水の濃度には、ppmという単位がよく使われてます。たとえば伊○園の水素水には0.3~0.8ppmと書かれています。

このppmは「百万分の一」という意味で、1ppmは水が百万あったとき、水素は1溶けていることを意味します。
そして、

ppmは「mg/L」と読み替えることができる

つまり、0.3~0.8mg/Lと読み替えることができます。

伊○園の水素水は、1本310mLなので、濃度を0.8mg/Lとすれば

0.8 mg/L × 0.310 L  = 0.248 mg

1本の水素水には、0.248mgの水素が溶けていることが分かります。

気体水素は、mLという単位

水素の単位に、mL(またはcc)もよく使われます。これは水素が気体のときの体積の単位で、水素吸入器などでよく見ます。

水素水中には0.248mgの水素が溶けていると分かりました。ではこの水素をすべて気体にもどしたら、何mLになるでしょうか。

ここで、単位変換の方法を紹介します。

気体の水素が1mgあったとき、その体積は11.2mLです。
(気体の標準状態体積:1atm,0℃における1molの気体は22.4Lより)

よって、0.248 mg × 11.2 mL/mg = 2.78mL

つまり、1本の水素水には、2.78mLの気体水素が溶けている、ということになります。


以上、水素の単位と量の話でした。

ミスター水素

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