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水素測定用の圧力計を買おうとして、見積辞退された話

先日仕事で、1MPaの圧縮水素ガスを測定する「ブルドン管式圧力計」を見積依頼したところ、複数の某有名メーカーから辞退連絡を受けました。

ブルドン管式圧力計 イメージ

理由は、水素による劣化を気にしてとのこと。
確かに水素には、水素脆化という現象があり、金属内部に水素が浸透して、金属をもろくさせます。

でも、水素脆化は数十MPa以上の高圧水素ではじめて問題になる話であり、今回要求している1MPa程度では、常識的に無視できるはずなんです。

おそらくメーカーは保証責任を極力負いたくないため、リスクのある水素は一律辞退するのが合理的なのでしょう。

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水素関連の仕事は、国策もあり今後ますます増えていくはずです。

圧力計は機械設備には当たり前のように搭載される部品ですので、その圧力計の供給者が少ないのは不安です。

早急に法規等を整備してもらい、容易に部品購入できる環境を整えていただければと、切に願います。

ミスター水素


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