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【祝30周年】最近のミスチルに魅力を感じません。



先日、「永遠」「生きろ」がリリースされましたね!30周年を盛大に盛り上げる気マンマンのMr.Childrenですが、そんな現状に僕は「う〜ん…」っていう感情が抑えきれずにいます。

※今から僕がMr.Childrenに対して思っていることを包み隠さず全部言います。気分を害してしまうかもしれないので、苦手な方はブラウザバックを推奨します。
また全肯定の盲目信者の相手をする気はサラサラないので、そうゆう方もお帰りください。



1.最高傑作?「SOUNDTRACKS」

SOUNDTRACKSはMr.Childrenが2020年末にリリースした「最高傑作」と評したアルバムです。

「これで最後にしたい。」そう自画自賛する桜井さんでしたが、いざリリースされたアルバムを聴き終えて抱いた感情は「おー↑、お?」でした。

初手DANCING SHOESの空気感は大好きでした。暗いミスチルは真骨頂だと思っているので。

次のBrand new planetもAメロからサビに行く構成、桜井さんのボーカルとしての意地を感じる良い一曲でした。

しかしlosstimeあたりから熱が冷めたというか、アルバムとしての完成度がガクッと下がったように感じました。なんというか、一貫性がないし曲のパワーが弱まったように思えます。

そしてアルバムリード曲のDocumentary filmで「またこうゆう感じか」って思いました。ただ、田原さんのギターソロが好きな一曲なので一概に嫌いとは言えないです。

そう、最初の曲で期待が上がったにも関わらず、後ろの曲で「?」が浮かぶ一枚になったと感じています。


2.セルフプロデュースという道

本題はここから。2014年、足音を皮切りにセルフプロデュースの道を選んだMr.Children。「小林武史さんの出方を窺って曲を作る、その環境に甘えていたから」という安定よりも勝負に出たことが理由です。

足音を聞いて分かる通り、小林武史さんがいないからって質が下がった訳ではありません。逆にセルフプロデュースをしている時の方が好きっていう方も割といるのではないでしょうか?

しかし今回の永遠、めちゃめちゃコバタケ色が出てるではないか!それがあるファン層から非難されている要因です。


3.小林武史の存在感。

誤解しないでほしいのは、「小林武史さんは偉大」
なところです。間違いなく才能ある方ですし、いやらしい話それが数字になって証明されています。
90年代のjpop全盛期、あの小室哲哉が猛威を奮っていた時期にMr.Childrenがトップに立てていたのは間違いなくコバタケのおかげもあるはずです。

しかし2007年を皮切りにキーボードSUNNYは一時離脱、2013年まで「ミスチルの5人目」と言われていたコバタケ自らが出向いてライブしています。

コバタケのアレンジは曲によってまちまちです。
あのエソラと箒星の前奏はハッキリ言って神です。
でも終コンの優しい歌なんかは殺してると言っていいほどピアノがうるさいです。

また、コバタケのピアノは田原さんのギターを殺します。ただでさえ主張しない田原さんなのに、クセが強いコバタケが来たらそりゃ埋もれちゃうよ…



4.新曲「生きろ」が貧弱

新曲「生きろ」ですが、キングダムのCMの段階ではかなり期待していました。
しかし、フルを聴いて「なんか弱っちいな」って思いました。
あの桜井さんが「生きろ」っていう小1が考えそうな安直なタイトルを敢えて使った曲ですよ?そりゃ日々の不安や憂鬱をぶっ飛ばすような力強さやメッセージを吐き出すんじゃないかと期待していたんです。

しかし、タイトルとは裏腹にドラムもベースもギターも弱すぎる。強いのは桜井さんとストリングスだけ。「ほんとにロックバンドですか?」と問い正したくなるような貧弱さ。
もちろんわかっています、楽器隊が桜井さんの歌声を生かす音作りをしていることは。
でもStarting Overとかhimawariとか、ボーカルを殺さないロックサウンドをいっぱい作ってきたはずなんだけど、どうしてこうなってしまったんだ…って思うことしかできないです。


5.まとめ

30周年というめちゃめちゃおめでたい年にこんなこと言いたくありませんが、せっかくあと20年やるって宣言しているのなら、もっとセルフプロデュースの強みを全面に押し出して欲しいです。間違いなく若手のミュージシャンに埋もれて自然淘汰されます。
そんなMr.Children見たくないです。

どんな時代でも人と寄り添って、僕の孫の孫の代まで誰かの心で生き続ける、そんなミュージシャンでいてほしいです。

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