[21時就寝24時起床]
日が昇るのが遅くなった。
四時半頃からランニングへと出掛けて終わる頃になってもまだ薄暗く、早朝から活動している錯覚を与えてくれる。
漸く掃除に手を付けられた、ある程度綺麗になった住居へ早朝のランニングから帰宅。
相変わらず異臭のするシンク横の廊下を進みドアを開ける。カーテンの裾から漏れる、日の出直後の光で仄明るい部屋。
電気のスイッチを切り替える。常夜灯の橙色の微かな明かりが灯る。消灯。
薄明かりを頼りに一歩踏み出す。
___瞬間、
足を取られ傾く体と踏ん張りの効かない足下。
ドアノブに手を掛け手を付くことで守られた後頭部と、ひんやり冷たい臀部。
想像に容易かった。
飲み残したペットボトルや使い差しの液体肥料入りのペットボトルが潰れ、床に零れている___
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?