見出し画像

人狼マッチ、リリース!

こんにちは、maayaです!
少し前に入社エントリーを書いて以来の更新になります。
先日記事を書いた時にはまだ絶賛開発中だったのですが、この度ようやくそのサービスのリリースができるので、改めて記事にしてみました!
サービス名は”人狼マッチ”!人狼ゲーム✖️出会い、の全く新しい形のマッチングアプリです。
昨年末、事業の起案から、エンジニア2名とデザイナーとともに進めて来ました。いろんな楽しい機能を入れたいという私のわがままを反映してもらいながら、実は当初予定していたリリースからの延期もありました。
また、マーケチームも巻き込んでアプリの事前登録を募る中で、たくさんの方々に人狼マッチの広告に触れて頂き、「どんなアプリなの?!」「リリース楽しみにしてる!」といったような嬉しいお声を頂くようにもなりました。
そんな人狼マッチがいよいよリリース。今回はサービスが生まれた背景や、人狼マッチへの思いについて、少しお話しさせてください!


ようこそ、人狼沼へ

私が人狼に出会ったのは十年前。高校の友人数人で山小屋を借りて久々に集まった日の夜のこと。一人が「人狼しよう」と言い出したのがきっかけでした。(あるあるー!)
当時、人狼は「名前だけ聞いたことがある」程度で、ルールなども一切知りませんでした。人狼ゲームのアプリをダウンロードしながらルールを説明してくれる友人。私はなんとなく「人狼を探す」ゲームなのだということのみを頭に入れて、ほろよい片手にスタート(やる気なし!)

右から左にルールが走り抜けていった

気がつくと誰かのスマホが回され始め、受け取った人はいちいちすごい体勢で画面隠しながらスマホ見ている。「眼鏡に反射してみんなに見える」とか何とか言いながら眼鏡を外して画面ゼロ距離の子、布団被って画面見てる子も。
私に回って来て、「maayaさんですか?画面をタップして役職をひいてください」。やっぱりすごい体勢でタップ。

ぽち。くるくるくる・・

「・・・(ぎゃーー!!!)」こういうとき、一発目から人狼を引く人です。
「(え?人狼を探すのは覚えてる!人狼になったら何すんのーーー!!知らーん!)」
パニックになりながらも相方と一緒に何とか勝てた。
後から思うと、初めて同士だと、議論を適当にぶらしまくっていたら村全体が撹乱して、でも人狼は全体が見えてるから、人狼勝ちがちなんですよね。一度人狼を引くと、ゲームの楽しさに覚醒するもので、なんと気がつくとそのまま朝6時まで。

しっかり沼り、それから今に至るまで、私は人が集まる場所では必ず人狼をしてきました。友人とは定期的にゲストハウスを借りて人狼含むボドゲ会をしたり、法事で実家に大勢集まった時はお風呂から上がった人が徐々に集まって15人ほどで朝方まで人狼したり・・

改めて人狼ゲームの楽しさについて考えてみると、嘘をついたり嘘を見破ったり、会話の中で盤面の解像度が上がってくるワクワク(全く外れていることもあったり)、たとえ追放されてもく霊界からみんなの表情や議論を見下ろせる、など色々あるなぁ・・。
でもやはり前提として、今この中に確実に嘘をついている人がいて、それが平気な顔してみんなと同じように座っているという非日常がたまらなく楽しいのだよなぁ、と。
こんなに中毒性があってゾクゾクするゲーム、いつか何かで取り締まりられるんじゃないの?って思ってます。
それぞれの楽しみ方があって、誰とするかによっても全く体験が変わるこのゲーム、皆さんは人狼ゲームのどんなところが楽しいですか?!

暗い部屋、硬い丸椅子で9時間人狼

人狼マッチの礎、100人で人狼大会

初めて人狼に触れた日以来、東京に戻って来ても、やっぱり人狼が忘れられませんでした。戦術、必勝法、やっぱりそういうのが人狼ゲームにもあるのかなぁと思い、ネットで調べているうちに近々都内で行われるという100人規模の人狼オフ会の募集ページに辿り着きました。
早速オフ会に必要な、Twitterの人狼アカウントを作成し、友達を誘って行きました。
休日の小学校を貸し切っているらしいその会場に到着すると、中からわいわい人狼をしている声。受付で手続きを済ませて、まずは大ホールの劇場型人狼の会場を見に行ったり(アルティメット人狼というらしい。おぉ・・そういう名前か・・)、教室ごとに開催されている人狼を覗いたり。おそらく今思えば普通に議論しているだけの光景でしたが、白熱した議論で盛り上がっている部屋を見た時は「この人たち喧嘩してるの・・?」って引いたり、着物で扇子持って議論している人、ピカチュウの着ぐるみ、「なんだかスゴいところに来てしまったぞ・・」とどきどき。とりあえず思い切って、「初心者歓迎」と書かれた部屋に入ってみました。
お、すごい普通。みなさん経験者っぽい雰囲気もしつつ、意外にもわたしのような初心者の方もたくさんいて、一気に親近感。その中には、初心者と一緒に遊ぶことを楽しみにしてくれている人狼経験者の方も混ざっていて、初めてでも彼らのアテンドで安心してゲームができました。
今思うと、ここで冷たくあしらわれたり、経験者同士で内輪ネタみたいなので盛り上がられていたりしたら、一瞬で冷めただろうなぁ。そしてここでの体験が、人狼マッチの原型となっていくわけです。

私、マサルさんにトゥンクする

「ちょっと待って、俺から提案なんですが、まずは初めて来てくれたまぴんちゃんとかから聞いてみようよ」
人狼ゲーム、昼のターン1発目、我先に話そうとする男性を制して、私の隣の席の男性マサルさん(仮)が言いました。正直、私としては何を話せば良いか分からなかったし、我先に話してくれる人も全然問題なかったんですが、まさるさんが言うには「初めての人の視点をみんなで整理して、その人ならではの人狼ゲームの楽しみ方を教えてあげようよ✨」ということみたいで。
このマサルさんの発言に、私はトゥンクしました。
ここでびっくりしたのはまさるさんが、(勝手に申し訳ないのですが)明らかに一見して私の好みの見た目ではなかったこと。体型は大柄、スポーツ刈り、メガネにポロシャツ。自分の好みとして、外見にキュンとするタイプではなかったんです。
かっこいい人やキラキラした人は全然会場内、いるはいるんですが、マサルにキュンとしたんです。理由を考えてみました。

  • 名前覚えてくれてるの優しい

  • ニックネーム+ちゃん、きゅん

  • 意見の持ち込み方が提案ベースなところ優しい

  • そして提案の内容が優しい(重要)

  • 我先に話そうとした男性(全然良いんだけど)と対応のギャップえぐい

  • 全く下心がなさそうで安心する(人狼ゲーム内の一発言だし)

  • 素敵な声と話し方(見た目タイプじゃないのに)

自分自身、わりと外見を重視するタイプなのかなぁと学生時代から思ってました。ただこの日を堺に、「あ、違うのかも。」と全く初めての感覚を抱いた記憶があります。
さすがにチョロくね?って思われるかもしれませんが、初めて来た業界で優しくされるとトゥンクしますよね!!そして、合コンのようにわざわざ出会いに来ているわけでもないのにトゥンクするんです。人狼、ますます取り締まられそうだぜ・・・

トゥンクした日。しっかりお家に帰る

人狼してみると分かること

恋人に何を求める、結婚相手に何を求める、と考えた時に、自分が求めていることっていざ言語化してみると意外に多いことに気付きます。
若い頃、学生時代にモテるタイプってそれこそイケメンとか足速いとかそのくらいだと思うんですが、大人になって結局求めるものは外見やスペック以上に、「長期的に自分が無理せず居心地良くいられる相手なのか」。
外見やスペックを起点にした出会い、例えばマッチングアプリで出会った話で自分の周りでもよく聞くのは、「デートしてみた普通だったけど、いざ付き合って初めて喧嘩したときにめちゃくちゃ幻滅した」です。

マッチングアプリのメリットは

  • 日常で出会えない人と出会える

  • 合コンするには手間、時間、労力がかかるが、アプリは手軽

  • 「いいね」するだけで自分の好みのタイプをアプリが学習、以降おすすめの精度が上がってくる

  • よって、NGなタイプは事前に振り落としてくれる

デメリットとしては

  • 人となりが、会うまで分かりづらい

  • アプリが学習しきれない部分で(NGで画面に出てこない人の中に)運命の人がいる可能性がある

  • 手軽に探されてる感

顔で並べられちゃうと、どうしても見た目から入らざるを得ないから、見た目に自身が無い人とか写真写り悪い人はは不利過ぎる。
この日、初めての人狼会を通して「あ、私には今まで出会いはあったはずだけど、気づかない内に運命の出会い、してたのかもしれない!」と思いました。
もちろんマサルさんの他の発言にも、マサルさん以外の人の発言にも、また他の人同士の会話を聞いていても、「人狼をすれば分かること」というものが、実は人間同士の大切な部分のマッチングに生かせそうだなと感じました。

  • 言葉遣い、トークの間の取り方

  • 人の話をちゃんと聞くタイプor自分の話をがんがんするタイプ

  • 感情的or論理的

  • 流れを作るタイプor流れに乗るタイプ

  • 議論に参加するスタミナあるorない

人狼をしていると、その人の人柄が生き様が押し寄せてきます。もちろん、全てがわかるものでは無いと思いますが、顔やプロフィール画面を見る以上のものは十分に伝わって来ます。何度もやってみたりすると尚更です。
例えばお付き合いを初めて数ヶ月経ってわりと大きめの喧嘩をした時に初めて知ったりするような相手の一面が、不思議なことに人狼をしていると滲み出てくる。これが、出会いの入り口だったら、きっとお付き合いに発展しやすかったり、結婚相手が見つかる材料になりそうだな・・と人狼会の一日を通して感じました。
更に、人狼界隈に身を置いてみると連日のように飛び込んでくるニュースがあります。
「・・・ご報告!この度○○さんと結婚することになりました!!!!○○さんとは、数年前の人狼会で会って以来〜」というような幸せな「ご報告」。「人狼ゲームで出会って結婚する人結構いる」というのは実は人狼界隈ではよく知られています。

これはもう、アプリ作るしかない。

初期のワイヤーラフ

顔で選ぶの、もうやめようよ

自分の周りのマッチングアプリ猛者たちや、ネットでいろんな方にヒアリングを始めました。

そこでよく挙げられたマッチングアプリでのハードルは
①まずマッチすること
②マッチしたあとのメッセージ

男性で特に多いのは、まずマッチ自体全然しない。
そしてマッチしてメッセージを送っても返信がなかなか返ってこない。
メッセージで何送ったらいいかわからないし、盛り上がらない。女性はたくさんメッセージが来すぎてどれに返信したらいいか、だんだん面倒になってくる。

一方、オンラインで人狼をするにあたっての問題点は、
①出会いを目的としたプレイは規約によって禁止されている
②とにかく治安が悪い

したい時にすぐできる、オンラインの人狼アプリはとっても便利ですが、ゲームアプリということもあって未成年も利用できることから犯罪の温床になったり、リア狂がいてすぐ廃村!、治安が悪くてサービスが終了したり、ユーザーが嫌な思いをしたり、私自身目の当たりにしていました。

でも、マッチングアプリと人狼ゲーム、それぞれの問題点は合体させることで解消されるのでは・・?
それぞれのハードル、一緒に解決できたら最高の世界待ってるんじゃないの・・?

普通のマッチングアプリみたいに、出会いの切り口を顔やスペックにされたら、そりゃ顔で選ぶし選ばれることになる。年収で人を見るようになる。
じゃぁ切り口を、付き合えば毎日聞くであろう声や、話し方や性格、”おしゃべり”にしてみよう。今まで出会いの、ある種邪魔をしていた、見た目やスペックから解放された出会いを楽しめるんじゃない?!

そして例えば「ちゃんと中身を見てもらって好きになって欲しいのに、見た目やスタイルで言い寄られてる気がして男の人信用できない。。」と言っていた美人な友人よ!人狼マッチやれ!っていう気持ちです。
ここなら、見た目やスタイル重視じゃなくて、性格で勝負できるぞ!と。

大人になってもキュンしたいじゃん!

人狼マッチは、従来のリスト型のマッチングアプリと並列して語ることができないアプリになると思っています。
もちろんトークの先に出会いはあるけれど、まず人狼マッチは、オンラインで誰かとおしゃべりしながら一人時間を過ごす新しいひとつの形に。家で一人ごはんを食べながら動画を見たりゲームする時間が、この人狼マッチに変われば一人時間を楽しめ、かつ出会いにつながる。楽しく効率的な出会いが実現されればこんなに嬉しいことはありません。

従来のマッチングアプリの異性を「見定める」出会いから、「ちゃんとわくわくする」「ちゃんとキュンが先にある出会い」を提供できること、それが人狼マッチ。
やっぱり、”ストーリー”がないとキュンは生まれない。その”ストーリー”が生まれる仕組みにこそ、人狼マッチはこだわりました。
ゲームが終わったら、自分から「さっきは楽しかったです!」って女子も送りたい!それがハードルなく送れる世界、男性から来てもちゃんと嬉しく感じられる。
今までのマッチングアプリに意外になかった、でも一番重要な機能、”ワクワク”を提供できるように、リリース後も細かくアップデートや機能改善をし続けたいと思っています。

ゲームの最後のいいねタイム。相互のいいねでマッチング!

え、もはや人狼しないで付き合うの怖くない?

人狼ゲームは、一緒に遊ぶ人の数だけオリジナルの状況、視点が生まれるのがおもしろいところ。それぞれの脳内で考える、口に出すこと口に出さないことがあって、口にされたものによってトークが紡ぎ出される。声色や、表情もエッセンスになる。
例えば通常人狼ゲームでご法度とされるような、メタ的要素を拾ったりすることも、人狼マッチではゆるく扱っていい。お付き合いしたり、一緒に生きていく上では論理ではなくむしろ感情や自分のコンディションに紐づいたあらゆるメタ的要素の方が重要。また、単に人狼ゲームを楽しむなら、あくまで勝利を目的とした自陣営での勝利を掴むことがゴールですが、人狼マッチは勝利を目指しながらも楽しくおしゃべりをするということにスポットを当てているという点も大きな違いになってくると思います。
時代や立場によって正解が変わる中で、自分たちの正解をみつけよう!ともがく姿は、一緒にいて信頼感につながる。置かれた状況を、茶化して逃げずに楽しみながら自分たちの勝利を目指す。そんな素敵な異性との出会いを提供するのが人狼マッチの役目だと思っています。
人狼ゲームの愉しみについて話せば話すほど、人生の愉しみについて語っている気がしてきます。双方向のコミュニケーションによってしか、ストーリーが生まれないところ。生身の相手がいるから、泣いたり笑ったり幸せになったりするところ。これは恋愛であり、人生。フラフラになりながら、初めての人狼を朝まで続けた日にはまだ分からなかったけれど、やればやるほど人狼は、嘘をつきあうゲームじゃなく、信じるゲームなのだと今なら分かります。
「付き合う前に人狼ゲームを一緒にしておかないと、ちょっと怖い」みたいな時代、来るのではないかと思っています。

社員旅行の札幌でも、夜中まで人狼

人狼マッチ6月30日にリリースしたばかり!
今ならお得なリリースキャンペーン中。楽しくおしゃべりしながら、運命の人に出会いませんか?

最後に

アイザックでは一緒に「世の中を実験する」仲間を募集しています。
もしもご興味を持ってくださった方は、以下のお問い合わせフォームからエントリーください!

・CS(カスタマーサクセス)

・マーケインターン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?