破壊的イノベーションとChatGPT

MQ代表社員のぴろ@教育大学大学院です。

「ChatGPTをどのように教育に活かすか」の大学院での授業の中で、実際にChatGPTを使い、「破壊的イノベーションの事例として『カップラーメン』を取り上げ、なぜ『カップラーメン』が破壊的イノベーションなのか、ChatGPTと議論をしてみる」という演習を行いました。

『カップラーメン』はグループダイアログの中で他のメンバーから出てきたトピックでしたが、私がChtaGPTに「『カップラーメン』は破壊的イノベーションでしょうか?」と問うたところ、私には「破壊的イノベーションと言えます」と回答があったのですが、他のメンバーに対しては「破壊的イノベーションとは言い難い」との回答が出てきていました。同じ質問でも違った回答が出てくるのは非常に興味深く、事例として取り上げてみました。

「破壊的イノベーションとは言い難い意見もあるが?」との問いには「ラーメン自体が一般的ではなく、市場として小さかったから」ということと、「世界中のラーメン市場を根底から変えたわけではない」との理由を挙げていました。個人的な意見とは異なる感じがしましたが、「単なるイノベーションとして、破壊的イノベーションとは異なるカテゴリーに位置付けることが適切であるとする見方もあります。」の言い回しはなるほど、やるなChatGPTって感じです。

他にトピックとして出てきていたのは「100均」「ユ●クロ」などがありましたが、わが子と同世代のストレートマスターの学生と意見を交換していると、「ユ●クロ」に対して感じている立ち位置も、50代の私には安いブランドとのイメージがどうしてもぬぐえないのですが、若い学生には「ちょっと高いブランド」のイメージがあったりして、世代による「イノベーション」の考え方の違いも興味深く感じた演習でした。

Written by ぴろ。

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