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【言葉日記】「仄聞」って読めなかった・・・

新型コロナウイルスの対応について友人たちとメッセンジャーアプリで会話していたところ、ある友人が「政府の議論を仄聞すると」と切り出してきて、なんと読むかも分からなかった。

これ、「仄聞」(そくぶん)と読みます。側聞と書くこともあるそうです。意味は「ちらっと聞く」ということなので、「政府の議論をチラッと聞くところによると」ということになります。

こういうのは本当に文章に接する量やその質に依存するのですが、この手の言葉を織り交ぜることで、常識や良識、知識水準の均質化が取れるのではないかと思うので、twitterなど年齢や見識もバラバラな世界で、玉石混交な情報を捕まえる際には割と重要な処世術かもしれません。

違う話としては、トランプ大統領は「噂では」と使い、オバマ元大統領は「仄聞したところ」と表現する感じなんだろうと。どちらがいいというわけでもありませんが、TPOに合わせて使い分けられるのが素敵だなとは思いますので、これを機に是非。

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