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苦手なお世話ランキング第1位|ほたての育児日記

息子がもうすぐ1歳になる。
この1年本当にあっという間だった。
初めは不慣れだった赤ちゃんのお世話も段々と慣れてきて要領を得ていくものだが、未だにどうしても慣れないものがある。

それは爪切り。

え、爪切り得意な人いる?
私だけじゃないよね?(そう思いたい)
私は爪切りをする度に毎回その日1日分の疲れがドッと来るような感じで、その後はしばらく何もしたくなくなる。
この感覚は赤ちゃんの爪を切ったことがある人ならきっと分かってくれるに違いない。

まず、爪ちっっっっっさい。
こんなちっさい爪、全神経を尖らせないと切れたもんじゃない。
そのくせすぐ伸びる。
めちゃくちゃ苦労して切ったのに気づけば自分で顔を引っ掻いて傷を作っていたりする。
こないだ切ったのに?となるがそうも言ってられない。伸びたか伸びてないか分からない爪をまた切る羽目になる。
それに、基本的には赤ちゃんが寝てる間しか切る事が出来ない。
起きてる時も出来るのかもしれないけど、私には到底無理。

ここでわかっていて欲しいのは、赤ちゃんにも色んなタイプが居るということ。
一般的には「赤ちゃんは寝るもの」なんて思われているかもしれないが、実際うちの場合はそうではなかった。
思っているより寝ない。
抱っこして、ユラユラして、もう何十分続けたか分からないくらいにやっと瞼が閉じる。
次は着地問題。
「背中スイッチ」という育児界隈では有名な言葉があって、抱いてる時はどんなにぐっすり寝ている子も、布団に置いた瞬間起きるのだ。
寝かせるだけではなく、"布団に寝かせる"までに何重もの苦労があるのに、そんな難関をくぐりぬけた先に待っているのが爪切りなのである。
もはやこっちが泣きたい。

だから 赤ちゃんが寝てる間にしか切れない なんて軽々しく書いたけれど、やっと寝た赤ちゃんを起こさないように、尚且つ大事なおててを傷つけないように、全神経を尖らせてちっさい爪を切るということが如何に大変か少しは分かってもらえるだろうか...

こればっかりは1年間何回もしたけど、未だに慣れない。
先程も息子が寝たタイミングで爪切りに取りかかった。
気持ちは「全集中 ママの呼吸 爪切り」って感じ。
途中2回ほど起きかけたが、これまでに培った添い寝するフリの術で乗り切った。
これで今日も大仕事を終えたという晴れやかな気持ちで、息子のそばでこのnoteを書いている。

ちなみに以前母に爪切りが大変と言った時
「昔ばあちゃんがあんたの爪切る時、間違えて指も切ってたで」というとんでもない話をされた。
嘘やろばあちゃん、頼むで。
そんな惨事を招かない為に、これからも私は気をすり減らして爪を切ることにする。

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