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デュエプレの特殊ルール「タイムスリップ杯」で活躍できる、「タイムスリップ杯」専用【青黒ナーガ】の解説

皆さん、こんにちは。

今回の記事は、デュエプレの特殊ルールの一つである、「タイムスリップ杯」で活躍できると思われるデッキ紹介第6弾です。なお、今回の記事で、「タイムスリップ杯」で活躍できると思われるデッキ紹介の記事は最終回になります(そろそろ開催時期も近くなってきたので……)。
デュエプレの特殊ルールである「タイムスリップ杯」の構築ルールや「タイムスリップ杯」で予想される環境については、前々回の【白緑ガイアマンティス】が紹介されている記事も参照にしてください。また、前回の記事ではタイムスリップ杯専用の【緑単インセクト】も紹介しているので、そちらもぜひ!

ですが、念のために、再びデュエプレの特殊ルールの一つである「タイムスリップ杯」を再確認してみましょう。
デュエプレの特殊ルールの一つである「タイムスリップ杯」とは、6月22日に開催される大会であり、1弾環境に、2種類だけ、第2弾以降のカードを編成することが出来るという特殊ルールになっています。

BASICと1弾のカードだけのデッキに、2種類だけ2弾以降のカード(以下未来枠)を入れるという特殊ルールなので、いつもの環境とは全く異なるデッキが作れるという、かなり面白いルールになっています。
さて、話を戻して、最終回となった第6回で紹介する「タイムスリップ杯」専用デッキは【青黒ナーガ】です。

5弾で登場した進化V

【青黒ナーガ】とは、(デュエプレで魔改造された)蛇魂王ナーガを中心にしたデッキであり、パラサイトワーム&水のクリーチャーを進化元にしている進化Vクリーチャーです。ブロックされない能力に加えて、W・ブレイカー、さらに攻撃する時やバトルゾーンに離れた際に、相手の進化ではないクリーチャーをバウンスさせて、相手の手札を1枚ハンデスさせるという能力を持っています。
ブロックされないという能力を持っているのでブロッカーを出されてもスルーすることが出来ますし、バウンス&ハンデスで相手をジリ貧まで追い詰めることが出来るという点もあるため、ある意味、「タイムスリップ杯」ではとても強力な1枚になっています。
さらに、幸いにも、BASICのカードでは、テンタイク・ワームなどのように、後に登場したパラサイトワームにはカードパワーで劣るけれども、進化元として使える且つデメリットのない軽量クリーチャーがたくさん登場しているというポイントもあります。そのため、「タイムスリップ杯」でもナーガの進化元の確保に困らないため、5弾で登場した他の進化Vクリーチャーよりもかなり扱いやすいと思います。
なお、今回のデッキも、出来る限り、生成する際のDMポイントの消費が激しい1弾のSRのカードをあまり採用しないようにして、最初から持っているBASICのカードを中心にして構築するようにしています。

デッキ内容

【青黒ナーガ】(未来枠:ナーガ&ドナ)

  • 1 暴虐虫タイラント・ワーム

  • 1 臓裂虫テンタイク・ワーム

  • 4 妖蟲麗姫ドナ

  • 4 アクア・ハルカス

  • 4 卵胞虫ゼリー・ワーム

  • 4 ファントム・バイツ

  • 4 ペコタン

  • 2 暴食虫グレゴリア・ワーム

  • 2 魔獣虫カオス・ワーム

  • 4 蛇魂王ナーガ

  • 4 アクア・サーファー

  • 2 魔翼虫ジェノサイド・ワーム

  • 4 デーモン・ハンド

※太字枠は未来枠

カード解説

1 暴虐虫タイラント・ワーム

デメリットは進化すれば問題なし!

1マナでありながら、進化元としても使えるパラサイトワーム。しかし、自分の他のクリーチャーを出すと勝手に破壊されてしまうというデメリットを持っています。そのため、最後に召喚するor進化元として召喚させるという方法で使った方が良いです。

1 臓裂虫テンタイク・ワーム

バニラのパラサイトワーム

5枚目以降のドナとして扱います。こちらも軽量の進化元として使うことが出来る上に、タイラント・ワームとは異なり、デメリットも持っていないので、タイラント・ワームを外して、このカードを2枚に増やすのも良いかもしれません。

4 妖蟲麗姫ドナ

水文明を持つパラサイトワーム

未来枠として採用。種族がパラサイトワームを持ち、さらに水文明を持っているため、ナーガの進化元としては最適の1枚。何気にブロッカーを持っているので、相手の攻撃をこのクリーチャーのブロッカーで防ぐことも出来ます。パワーも高く、ファントム・バイツなどに除去されない利点もあります。但し、山札の上から1枚目を墓地へ置く能力は強制なので、その点には注意が必要です。

4 アクア・ハルカス

手札を減らさないという点で非常に優秀な水文明のクリーチャー。ナーガの進化元として使えるので、手札を減らさないハルカスは「タイムスリップ杯」の【青黒ナーガ】にとってはとても優秀だと思います。

4 卵胞虫ゼリー・ワーム

アタックトリガーでハンデス

アタックトリガーでハンデスを狙うことが出来るパラサイトワーム。ハンデスで相手をジリ貧まで追い詰めながら、ナーガやカオス・ワームの進化元として使うのがオススメだと思います。パワー2000なのでローズ・キャッスルを要塞化されてしまった場合でも出せるという利点も。

4 ファントム・バイツ

相手のクリーチャーのパワーを2000下げる上に、S・トリガーを持っているので、相手の速攻対策として使うことが出来ます。

4 ペコタン

こちらも手札を減らさないクリーチャー

主に5枚目以降のハルカスとして使います。ナーガの進化元はパラサイトワーム&水文明のクリーチャーであり、水文明のクリーチャーなら何でも良いという利点があります。そのため、手札を減らさないこのクリーチャーも5枚目以降のハルカスとして出番があるため、「タイムスリップ杯」専用の【青黒ナーガ】を作る場合は、こちらも重要視されやすいカードだと思います。

2 暴食虫グレゴリア・ワーム

普段はS・トリガーしかない準バニラだが……?

S・トリガーしか持っていない準バニラですが、「タイムスリップ杯」の【青黒ナーガ】なら話は異なり、カオス・ワームやナーガの進化元として使うことが出来ます。但し、コストも若干重めなので、採用枚数はよく吟味する必要があります。

2 魔獣虫カオス・ワーム

パラサイトワームの進化クリーチャー。このクリーチャーで聖霊王アルカディアスを確定除去させるという点がこのカードの目的になります。

進化クリーチャーなのでナーガで対処不可能!

進化クリーチャーはナーガではバウンス不可能なので、そのデメリットをカオス・ワームでうまく補えるという利点を持つので、「タイムスリップ杯」専用【青黒ナーガ】では共存しやすいカードだと思っています。

4 蛇魂王ナーガ

今回のデッキの切り札。ブロックされない能力とバウンス&ハンデスで一気に相手を追い詰める、強烈なフィニッシャー。進化元もテンタイク・ワームなどのような軽量の進化元などが登場している1弾&BASICのおかげで困らないので、「タイムスリップ杯」でも活躍出来る進化Vクリーチャーだと思います。

4 アクア・サーファー

みんな大好きサーファー

S・トリガー&バウンス能力を持っている他、水文明のクリーチャーなので、防御面を強化してくれる且つ進化元を増やしてくれるということもあって、非常に優秀な防御札。バウンス能力を使った後はナーガの進化元として使いましょう。アルカディアスに無効化されないので、アルカディアスをバウンスさせて、進化元を用意できるのもとても嬉しい点です。

2 魔翼虫ジェノサイド・ワーム

もう一つのサブフィニッシャー

恐らくBASICの中ではガイアマンティスと共にとても強力なフィニッシャーとして使える進化クリーチャー。カオス・ワームと同じく、パラサイトワームを進化元にすればよいため、ナーガが出せない場合のサブフィニッシャーとして使えます。

4 デーモン・ハンド

確定除去持ちのS・トリガー

確定除去持ちのS・トリガー。このデッキでは5000GTを出された時点で詰みになることが多いため、5000GT対策としてこのカードを採用しています。

「タイムスリップ杯」専用【青黒ナーガ】の戦略

まずは進化元を用意し、ナーガやカオス・ワームなどに進化させるための準備をする必要があります。
相手が速攻デッキだった場合は、ドナやファントム・バイツを使いこなし、相手の攻撃を妨害させておきます。
特にドナはパラサイトワームを持っているので、進化元として使えるブロッカーとしてとても優秀です。
ナーガの進化元を用意する場合、手札を減らさない進化元として使えるアクア・ハルカス&ペコタンも優先的に召喚するのも良いかもしれません。
タイラント・ワームについては、自分の他のクリーチャーを出してしまうと破壊されてしまうため、出すタイミングには注意が必要です。

進化元の準備が出来たら、ナーガやカオス・ワームなど、相手のクリーチャーを除去できるクリーチャーに進化させて、一気に相手をジリ貧まで追い詰めます。
ナーガはバウンス&ハンデスを持っているため、非常にとても優秀なフィニッシャーになれますが、進化クリーチャーはバウンス不可能なので、その場合はカオス・ワームも使い、進化クリーチャーを確定除去させるのも良いかもしれません。

採用候補

このデッキでは採用候補として選んでいたものの、枠の都合で採用出来なかったカードについても紹介します。

クリスタル・ランサー

入れ替えるならジェノサイド・ワームと要相談

このデッキでは、アクア・ハルカス、アクア・サーファーのように、リキッド・ピープルを採用しているため、クリスタル・ランサーをサブフィニッシャーとして使うことも可能です。その場合、進化元として使えないペコタンを外し、アクア・ガードやアクア・チャージャーなどを採用すると良いかもしれません。

1マナのクリスタル・ランサーの進化元
S・トリガー持ちの準バニラだが、
クリスタル・ランサーの進化元として使える。

一角魚

相手のクリーチャーをバウンスさせながら、ナーガの進化元を用意することが出来る水文明のクリーチャー。パワーが低いため、ローズ・キャッスルを要塞化されるとバトルゾーンに出せないということもあり、今回のデッキでは採用しませんでしたが、バウンス手段を増やしたい場合は採用候補に成るかなと思います。

虐食虫グリード・ワーム

デメリット無しのコスト3のパラサイトワーム。スレイヤーを持っているので、相手のクリーチャーを不意討ちで破壊できる利点はありますが、パワー1000と低いため、ローズ・キャッスルで簡単に破壊されてしまうという難点もあり、残念ながら採用していません。

腐敗電脳アクアポインター

未来枠の1枚。手札を減らさずにハンデスすることが出来るカードであり、進化元の準備をすることが出来るという利点があります。ただ、未来枠の1枚であり、それを使うとドナを捨てることになってしまうため、進化元のパラサイトワームの調整が必須になるため、現時点では採用候補としています。クリスタル・ランサーをサブフィニッシャーとして使いたい場合は一応採用出来るかも?

【おまけ】「タイムスリップ杯」専用【青黒バニラナーガ】

最後に、もう一つの「タイムスリップ杯」専用の【青黒ナーガ】の型である、「タイムスリップ杯」専用の【青黒バニラナーガ】について紹介したいかなと思います。

未来枠をドナではなく、アクア・ティーチャーに入れ替えた場合の「タイムスリップ杯」専用【青黒ナーガ】。

バニラの先生

テンタイク・ワームはバニラなので、アクア・ティーチャーが存在していると手札を減らさないクリーチャーとして使うことが出来ます。
また、アクア・ティーチャーはリキッド・ピープルなので、クリスタル・ランサーの進化元として使えるという利点もあり、そのようなこともあって、ジェノサイド・ワームの代わりにクリスタル・ランサーを入れています。
しかし、バニラ型の場合、アクア・ティーチャーを出せなかった場合は不利になるという欠点がありますし、アクア・ティーチャーやアクア・ビーグルなどはローズ・キャッスルによって出せなくなってしまうということを考えると、流石にローズ・キャッスルを未来枠として採用してくることがある「タイムスリップ杯」では活躍が難しいかなと思います。

最後に

ここまで「タイムスリップ杯」専用【青黒ナーガ】の解説をしましたが、皆さんはどうでしたか?
パラサイトワームは、デメリット無しの進化元がBASICや1弾で何気に揃っていたため、ナーガも「タイムスリップ杯」では何気に活躍しやすいカードだと思っています。
ナーガのブロックされない能力とバウンス&ハンデス能力はとても強力であり、「タイムスリップ杯」ならとても強いフィニッシャーとして使えるので、「タイムスリップ杯」で使ってみるととても面白いと感じるかなと思います。
また、パラサイトワームの進化クリーチャーであるカオス・ワーム&ジェノサイド・ワームも使えるので、懐かしの1弾環境を思い出しながら、カオス・ワーム&ジェノサイド・ワームを使うのもとても面白いかなと思います。

今回の記事で「タイムスリップ杯」専用のデッキ紹介は最終回になりますが、「タイムスリップ杯」専用のデッキは他にも多数存在しています。
もちろん、X(旧:Twitter)やnoteでも、他の人が投稿した、多種多様な「タイムスリップ杯」専用のデッキを紹介している記事が存在しています。

そのため、「あの切り札を「タイムスリップ杯」で使いたい!」と思った人は、是非とも自分が投稿した記事などを参考にして作ってみてくださいね。

それでは。

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