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ヨジャドルに寄り道 〜ガルクラVSイージーリスニングVSダークライ〜

何事も形から入るタイプ、新しいノートとちょっと高級なボールペンを買ってハングルの書き取りから始めてみたKPOP初心者こと、いのりです。

子音と母音、パッチムの組み合わせが無限大すぎて、圧倒されています。地道に覚えていかなくては…。韓国語字幕を読んで意味をある程度取れるようになるのが最終目標なので、気長にやっていきます。

SuperJuniorお兄さんの名前を書取り練習してみた

さて、今回は最近よく曲を聴いているヨジャドルについて書いてみようと思います。

もともと、日プ女子のパフォーマンスをきっかけにKPOPをちゃんと聞くようになったので、私のSpotifyのプレイリストはどちらかというとヨジャドルの割合が多めです。

改めて自分のプレイリストを眺めて思ったのですが、独自の世界観、曲のコンセプトを持っているアーティストに惹かれやすいようです。

最近のヨジャドルは、ガールクラッシュか、そうでなければイージーリスニングか、という二極化が進んでいるとよく聞きます。そういった流行を背景に、独自路線を貫くアイドルがいると、ちょっと嬉しくなって応援したくなる…、そんな心理が働いているのかもしれません。

ダークライアイドル① aespa

ディアルガVSパルキアVSダークライで言うところの、ダークライ的存在と感じたアイドル1組目は、aespaです。

最近はSupernovaとArmagedonのカムバックで、一位を華麗に掻っ攫っていったaespa。彼女らはガールクラッシュでも、イージーリスニングでもなく、超能力バトルをMVでぶちかましていました。

全ての曲を追えているわけではないので、彼女たちのブラックマンバとの戦いの歴史を詳しくは知らないのですが、Supernovaを機に、超能力がダイナミックに進化したらしいです。

言語を自在に操るジゼルさんがDIO顔負けの時間操作能力を手に入れ、天才ハッカーニンニンさんが火炎能力者に進化したとのことで、映像的なわかりやすさを優先しての進化なのでしょう。より汎用性ある能力を手に入れた彼女たちは、次のMVでも大暴れするに違いありません。

超能力コンセプトをやめるのではなく、より伝わりやすい物語にシフトチェンジしていく工夫から、aespaをaespaたらしめる世界観を決して捨てないという固い意志を感じます。難解なコンセプトを類稀なる美と抜きん出た歌唱力でものにしてしまう…。第四世代ヨジャドルのラスボスみたいな存在だと思います。

KWANGYAがなんたるか、SuperJuniorお兄さんにハマりたての私はまだよくわかっていませんが、時間があればaespaの戦いの歴史を追体験してみようと思います。

ダークライアイドル② Billlie

続いて、いのり的ダークライヨジャドル2組目はBilllieです。

GingaMingaYoのチッケムで一気に知名度を上げたBilllie。「誰もが持っていて共感できる内面の自我、自分たちの『B-side』を表現する」というコンセプトから付けられたグループ名の通り、Billlieの曲は「想像もしなかった未知の自分に出会う」という思春期のアイデンティティの再発見が軸にあるような気がします。

デビュー曲のringxringは怪しげな雰囲気に満ちていて、「行方不明の彼女」「血の痕跡」など不穏なフレーズが散りばめられています。その後ポップなGingaMingaYo、ハードロックなRING ma Bellと、アルバムごとに全く異なる曲調の作品を発表してきました。

コンセプトが定まらないのではなく、変化し続けるという点において一貫しているのがBilllieです。

昨年末に発表された日本語曲DOMINOも、ミステリアスな雰囲気と可愛さが同居した中毒性のあるMVでおすすめです。

最近、休養中だったメンバーも復帰し、完全体となったBilllieのこれからの活躍が楽しみでなりません。

ダークライアイドル③ Girls Never Die

最後に、いのり的ダークライアイドル、というよりダークライアイドル曲を一曲紹介したいと思います。それは、TripleSの最新曲、Girls Never Dieです。

総勢24人という、KPOPアイドルの中では随一の人数を誇るTripleSが完全体としてデビューし、発表したこの曲は、曲調としてはイージーリスニングの要素も含まれていますが、清純さ、可愛らしさを全面に押し出したものではありません。

廃墟のようなところで踊る少女、屋上で手を取り合う翼の生えた少女、夜の街を駆け抜ける非行少女、現実のどうしようもなさを持て余した少女たちが、もう一度やってみようと歌うMVは、退廃した世界に差す一筋の光のようだと感じました。

炭酸水のように爽やかな青春を感じさせるイージーリスニングでも、男性をしのぐ力強さのガールクラッシュでもない、等身大の少女像と少しミステリアスな世界観が入り混じるGirls Never Dieは、まさにダークライ曲だと思います。

通常はユニットに分かれてカムバックし、一定の期間を空けて全体で曲をリリースするスタイルのTripleS。つまり、次の全体曲は少し先のお楽しみとなるわけですが、次回はどんなコンセプトの曲になるのか楽しみにしています。ユニット曲でもGirls Never Dieみたいな雰囲気の曲を出してくれると嬉しいな…。

というわけで、最近のお気に入りヨジャドル三選でした。おそらく私が知らないだけで、独自路線を貫くヨジャドルはたくさんいると思うので、Youtubeの動画の海から素敵なヨジャドルを探す旅はこれからも続けていきたいものです。

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