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介護業界の実態その12。介護の世界は介護資格を取る時に学ぶ事と現場では、学ぶ事が全く違う。

こんばんは。今日もおつかれさまです。

 本日は介護の実務者研修の時に学んだ事と現場で学ぶ事が、ほぼ全て違っている現状について考えていきたいと思います。

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 まず最初に言わせて頂きたいのが、介護業界の未経験者が介護の実務者研修を受ける意味がほぼ無いのにハローワークなどが進めてくるのがまず最初の間違いだと思っています。



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 何故ならばここで教えられるのは、介護を行う上で全てにおいての理想を学ぶだけの現状だからです。まず最初に利用者様ファーストをとか利用者様を第一に考えてとか学び、実際に理想的な知識を学び、次にこう出来たら良い理想的な介助技術を学んでしまうからです。



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  しかし実際の現場ではそのような事はほぼ無い現状だからです。そして実際の現場では基本利用者の事は二の次で、業務を優先しますし、第一利用者一人一人などに構っていられるほど職員の人員的余裕が無いのも問題だと思います。



 またこれらの事が現場で起こっているのは結局のところは、現場の主任より上の管理者が現場の事を忘れたり、知らない事が原因だと思われます

 仮によく現場を体験した管理者なら良い管理者になるなどと言われる方が多いですが、その現場が歪んでいる事が問題ですし、その歪んだ現場で捻じれたリーダーとなった方管理者に抜擢されてしまう。
何故ならば歪んだ現場で上に上がるには、自身の思想も理想も感情も全てを歪めなければ評価されないからです


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 そしてその結果、歪み捻じれた理念を持った管理者が誕生するだけなのです。よくその現場が悪ければ、自身が上に立って現場を変えればいい!
考えなしの発言をする人が絶対にいると思います。

 ですのでこの様な人に一言聞いてみたいです。

歪んでしまった現場で上に立つ立場になるには、
結局自分自身
を歪めないと上に立つ事など不可能ですよね。

どんなに崇高な理想をかかげていても、
どんなに柔軟な思想をそなえていても、
どんなに豊かな感情を持っていたとしても。

 ただ一度現場に入ることで崇高な理想は現実をしって歪んでしまい、
柔軟な思想は現場の思想で凝り固められ回りが見えなくなる

豊かな感情は現場の理不尽の多さに慣れて希薄になる。

何故ならば人は慣れる生き物だからです。

 理不尽だろうと間違った事をしていたとしても。それらに慣れてしまうとそれらの行為全てがあたりまえになってしまうからです。

 それ故に未経験者で介護の資格を取るのは、自身としてはお勧めできないと思います。
ただこの実務者研修などは介護を経験した人には、初心を思い出す事が出来るので経験者ならば大変為になると思われます。

 しかしながら初心を思い出すだけで、歪んで捻じれて凝り固まった物は何も変わらないので結局の所は殆ど意味が無いと思われます。

では、この辺で本日は終わりにさせて頂きます。もしこの記事が少しでも皆さんに読んで貰えたら幸いです。

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