見出し画像

介護業界の実態その8。新人が複数人いると必ず起こる悲劇。

こんばんは、今日もお疲れ様です。

本日は人手不足な介護業界の企業が、複数人を一度に採用した時に起きる問題を見ていきたいと思います。

61158517-男性、女性、複数の人と標準ユーザーのアイコンを設定

一つ目は何処の業界でもある事ですが、どちらが優秀でどちらが劣っているかを決める基準がとても単純すぎると言う事です。
何故なら単に一週間前後で仕事が出来るか、出来ないかで判断する上、その対象が経験者と未経験者だろうと変わらずに評価する事です。

画像2

未経験者と経験者どちらが仕事を出来るかなんて、一目瞭然ですよね。
しかも優劣を判断するだけで終わるなら問題は起きませんが、介護業界全体に言える事ですが、今までいたグループであいつは使えないとか噂を立て始めます。またそれがエスカレートすると無視や孤立させたり、変な仕事だけを割り振ったりと子供がするような嫌がらせをしてきたりもします。

その結果、前回も話していましたが未経験者が辞めてしまい、結局のところ経験者だけが残ると言う現状になります。またそういう経験者は何か問題が起こると違う場所へ移動するだけなので、介護職が増える事が少ない原因かもしれません。

画像3

それにこういう事が起こる現場と言うのは、基本的にその場にいる上司や先輩職員は皆同じ考えで動いている為、少し頼れそうだなと思って相談するとさらにそれをネタにされてしまい事態を悪化させる恐れすらあるのです。

画像4

中には上司と違う考えを持った先輩職員もいますが、結局のところ数の暴力で意見を封殺されるので本当に何も解決はしません。しかも下手をすればこの職員ですら同じ目にあう可能性があるので、表立って味方などはしてくれないです。

いじめ(見て見ぬふり

ですのでもし管理者などの人が居たら、そちらに連絡するのが唯一の解決する方法だと思うのですが、それをしてしまったら結局は退職と言う選択肢しか残らない思われます。

画像6



またこれらが起こる原因は先輩職員が新人職員の業務に就きながら指導する方法を「プリセプター制度」も一つの要因を持っている様に思えます。
何故ならこの制度、一人の先輩職員に負担を掛けない為に複数の人を変わり替わり新人に着く制度になっているのです。

ただこれ実際に現場でやられると、教える事がバラバラの人たちが違う事を教えるので新人は混乱する上に頼れる人を作りにくく何るんです。
しかも前回教えてくれた人に、次の仕事は何をしますか?などと聞くと今日は私が教える日じゃないから、今日の担当に聞いてとか結構投げやりに言ってくるんです。

この時点ですでに介護業界へ希望を持って入ってきた人は、何だかなと思ってしまうと思います。
そしてその結果は悲惨なもので、
モチベーションが下がり➡仕事の質が下がり➡学習の意欲が下がる
と言う負の連鎖に陥るのです。

そしてその事が要因で事故や虐待行為が起きると思われます。
現在、様々な施設で虐待行為が起こっていますが、人は余裕があればこんな事をしません。
それをさせてしまうのは、結局は追いつめている人が居ると言う事です。

画像7

もしどこかにこれらの根本的な問題を解決出来た施設があるなら、そこの管理者のお話を是非聞いてみたいと思います。

では、この辺で本日は終わりにさせて頂きます。もしこの記事が少しでも皆さんに読んで貰えたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?