うさぎ

記憶の肥溜め

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最近の記事

小学校生活

3歳の弟と祖母の家に預けられてからは奇妙な生活が始まった。預けられてすぐだったのか、暫くしてからだったのかは覚えていない。 まず、私の門限は16時だった。住んでいた団地には下にそこそこの広さの公園がふたつあったのだが、すぐ下なので特に急いで帰らせる必要は無い。同じ団地に住む子達と遊んでいても、私だけ門限が他の子より早かったので、「ごめん」と言いながら先に帰ってた。遅くなると団地の廊下から「帰ってこい」と大声で呼ばれるのでそれも嫌だった。

    • 両親の離婚から転がり落ちる

      親との最古の嫌な記憶は8歳の頃。 朝起きたら両親が喧嘩してた。目を開けたら母親が父親の頭を衣装ケースの蓋で殴ってた。 何が起きてるのかさっぱり分からなかった。 そのうち母親は泣きながら外に出て行った。 訳が分からないなりに母親が居ないと不安な子供だった私は、泣き叫びながら後を追おうとしたが父に止められた。 父は「戻ってくるから大丈夫」みたいなことを言ってた気がする。 その通り、ちょっとした後に母親は戻ってきた。 何をしに外に出たのかは分からない。 泣きじゃくる私に母親は「ど

    小学校生活