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作業管理の感覚はビュッフェで、未調理の作業は食べられない

1日にできる作業の量は限度があり、それは主に「1日に作業できる時間」と「作業を遂行するために掛かる時間」によって決められる。

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それはまるで、ビュッフェで皿の上に料理を取り分ける時の感覚である。

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皿に料理を乗せすぎると溢れてしまう。同様に、1日にできる仕事の量を超えて予定を立てると、溢れた分の作業は達成されない。

現実的に「今日はどの作業をするか」という計画を立てるには、「今日どこまで作業できるか(どの作業まで時間内に収められるのか)」を把握しておく必要がある。そして、作業項目ごとに「作業に掛かりそうな時間(作業時間の見積)」を予想しておかなければ、「今日どこまでできるのか」を予想するのは難しい。

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もし、ある作業項目の作業に掛かりそうな時間の予想が困難な場合は、その作業の粒度が荒い可能性があるため、その作業項目を細かく分割することで、作業に掛かりそうな時間を予想しやすくなる。

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十分に分解されていない作業項目を計画の項目として使おうとすることを強引にビュッフェで例えるなら、未調理の料理を皿に載せようとするような行為である。「そのまま食えん(使えん)」ということだ。

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作業項目の粒度(粗さ)以外にも、その作業項目の内容の説明が、完了条件を明確に示しているか、などの他の問題もあるので、議論されたし。

まとめ

作業時間が予想できないくらいに荒い粒度の作業項目は、計画の単位として使えない。

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