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宝塚歌劇月組 エタボ/グラタカ 感想


エタボ。
渋い内容かと思って身構えていたら、がっつりオカルト・スピ話で、コンビとしてもなんでか惹かれ合っちゃった話でびっくりした。個人的には前作のフリューゲルの方が、キャラクター性や展開で2人の持ち味が際立ってたように感じたから、今作の「運命の出会い」のぼやっと感はいまいち消化しきれなかった。れーこさんの英国紳士スタイル(?)が最高にかっこよかったのと、あとみちるちゃんの「ブチコロース」が聞けて嬉しかった。笑


グラタカ。
大好き中村Bショー。ブロックで押し寄せる団体芸の波。期待通りの満足感がすごかった。月組ショーの時毎回思ってたんだけど、れーこさんのアイシャドウがえろすぎる。カラーラインのせる系じゃなくて、瞼にラメがぎちぎちに詰まってて宇宙になってるのが最強にえろい。宝塚一、伏し目がかっこいいし、たぶん本人もそれを自覚されてるのが最強。

みちるちゃんが可愛くて気づいたらずっと追ってた。芝居で強烈なキャラを見せつけたかと思えば、ショーでは清楚な華やかさや少女のような可憐さ、芯のある凛とした強さまで披露してくれて、その幅の広さに改めて感動した。歌い方も全然違うし、技術の幅広さもすごい。ん~、やっぱりいつかは華々しい形で報われてほしい。大好きな推し。



なんだか2作とも、良いのか悪いのか"いつも通り"な組の雰囲気で、もっと退団公演としての雰囲気を味わいたかった気はある。特にグラタカは110周年のお祝いで明るくなりたい気持ちと、れこうみに想いを馳せて切なくなっちゃう気持ちで、折り合いが中途半端な感じがした。まだこの月組で続くのかなって錯覚しかけたけど、終わりなんだよね。悲しい。


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