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「好きな事で生きていく」。だからこそ大切だと思うこと。

さて、今回の記事は、20歳にして「ミニチュアを作る」という好きな事を仕事にした僕が気がついたことを、子育てに関心のある方、将来は好きな事で生きていこうと思っている10代の方に、特に読んでいただきたい内容となっています。

「好きな事で生きていきたい!」という考えが目立ってきた時代において、もっとも忘れられがちな重要な事を、実体験をもとにお伝えしたいと思います。


少し偉そうな物言いにはなってしまいますが、僕の体験がどなたかの参考になれば幸いです。


急激な時代の変化


Youtubeの広告でお馴染みとなった「好きな事で生きていく」という言葉。
小中学生の将来の夢ランキング上位に「YouTuber」が来る驚き。
終身雇用社会が終了し、「安定した仕事」が減りつつある現状。

上記の影響を受けてか、近年世間では「良い学校に入れて良い大学に行かせ、良い会社に入って欲しい」という考え方から、「好きな事を見つけてもらい、それを磨いて自力で生きていける子供を育てたい」という考えが徐々に広まっているように思います。

また、堀江貴文さんや落合陽一さんも著書で述べられていましたが、「計算や統計」では人間より優れた「AI(人工知能)」の急激な台頭により、「テストの点が取れるだけでは生きにくい社会」が確実に近づいてきています。

実際、事務員や情報管理の仕事などは、近いうちに仕事を奪われると言われています。

そんな中、近年注目を集めているのが「好きな事で生きていく」という考え方です。

(好きなことがない人はどうすればいいんですか?とよく聞かれるのですが、それについてはまた別の記事で書いてみたいと思います)

僕自身も「作品を作る」という好きな事を仕事にしていますので、そのような考え方が広まっていくのは良い事なのかなと思っております。

ですが、そこで盲点となるのが「好きな事で生きていくなら、直接関係のない学校の勉強はやらなくてもいいよね?」という風潮です。

個人的な意見は控えますが、昨年登場した「小学生不登校Youtuber」がたくさんの方に支持を得ていることからもそれは伺えます。

何を隠そう、起業するまでの20年間、僕もずっとそう思っていました。「僕は将来絵を描いたり物を作ったりして生きていくから、関係のない勉強はやらないでいいや。数学?全く関係ない。化学?役に立たね〜」と。

それが大きな大きな間違いだと気がついたのは、実際に「好きな事」で生きていけるようになって、致命的な失敗をいくつも重ねてからでした。それでは、学生の頃勉強をしないで好きな事を仕事にするとどんな大変なことが起こるか、実体験から3つ紹介させていただきます。

さて、1つ目は…

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