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デッキブラシとさるのこしかけ

猫も人もあまり用事のなくなった2階のベランダに、これまた用のなくなった古いデッキブラシと猫草用のプランターが置いてあった。プランターには今では猫草ではない草が、風か鳥により運ばれて生えている。なぜかデッキブラシには「さるのこしかけ」がはえて、いた。
その後、かんかん照りが何度も来て、雪が降りつもり、ひょうがガリガリ降り、台風が来て雷が鳴った。
しかし、「さるのこしかけ」はゆっくり成長するのだが、ニョキニョキはえたはよかったものの、何せ生えたところが加工済みのデッキブラシの竹製の柄(え)だったため、栄養はなくどんどん衰退?していった。
やがて「ネズミのこしかけ」にもみたないきのこはデッキブラシの古びた竹と「同化」した。
同化して生きているようには見えない。竹の一部を彫刻した美術作品だ。


ここから別のキノコが生えてくるのを待ってみよう。
また気が向いたらアップします。

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