映画ドラえもんを途中まで見たよ

映画ドラえもんがAmazonプライムビデオで見られなくなってしまいました。課金して見るようになるのかと思ったら、そんなこともなく、配信が停止されてしまったようです。
非常に残念。誠に遺憾であります。
公開年順に見ていこうと思っていたんですがね。結局、16作目の「のび太の創世日記」までしか見られませんでした。見るたびにいちいち感想とかを文章にまとめていたので、1作見るのに時間がかかりました。見たからもういいや、とか、あの映画の内容は覚えてないなあ、とか、そういうことになるのは避けたかったのです。
しかも、映画を見ながら原作の大長編ドラえもんを広げて相違点をチェックするということまでやっていました。特に「のび太とアニマル惑星」はクライマックスの展開がかなり違うので比較してみるとおもしろいと思います。

途中までですが見てきた感想としては、やはり長年支持されてきている、日本を代表するアニメ作品だけあって、おもしろいし、各回かなり工夫と趣向をこらしています。
また、毎回クライマックス前後で主人公たちは絶体絶命の危機に陥っています。そこからのあざやかな逆転が描かれています。その逆転の仕方がけっこう強引なのもあるのがご愛嬌といったところですが。

映画ドラえもんの「あるある」として、タケコプターがバッテリー切れを起こすとか、地味に通りぬけフープが活躍するとかあります。
ひみつ道具関係では、個人的にはほんやくコンニャクに注目したいです。ご存じ、異国語を話す相手と会話するときに使う便利な道具です。
この道具について注目すべきは以下の点。
・見たことないような文字も読めるようになる。
・コンピュータ(なのかな?)の上に載せれば、電気信号のようなのを音声変換で解読できる。悪役っぽい声になったけど。ばか笑いもするし。
・おみそ味も登場。原始人に好評。
・異星人が「ほんやくゼリー」という似たものを使用していたことがある。
・ほんやくコンニャクを使った様子がないのに会話が通じているときがちらほら見受けられるような……。

さらに映画ではキャラクター補正というのもあって、のび太がやたら活躍したり、ジャイアンが漢になったりします。
キャラクター補正については、アニヲタWiki(仮)というサイトに「大長編補正」として書かれています。スネ夫はヘタレとばかり書いてある。ラジコンのこともふれられていますが、映画になると突然博識になり解説役を務める(こともある)という点については一切記述がありません。スネ夫ファンではないですが、不満です。
何よりドラえもんです。アニヲタWiki(仮)では「まさかのマイナス補正」「時として致命的なミスを犯す」などと書いてあります。まあたしかに、とんでもない失態をやらかすことはあります。でもマイナス補正でもないと思いますけどね。むしろ80年代の映画では、作戦を立ててみんなを指揮する、頼れるリーダー感があふれています。「のび太と鉄人兵団」の中盤、空気砲の早撃ちをするシーンがありますが、それがすごくかっこいいです。おそらくこのネコ型ロボット、戦闘能力も高いです。子守用のロボットだけど。
90年代の映画になっていくと、四次元ポケットがいろいろな理由で使えなくなったり、ドラ本人にアクシデントがあったりと、たしかに頼りがいがなくなってはいきますが、その分、物語に緊張感を与えてくれます。功労者じゃないですか。しかも、ドラえもんに何かあればのび太たちは途端にピンチになるということですから。それは、通常時のドラえもんがいかに優秀かということなんです。
しずかちゃんは……あんまり補正はないですかね。

ついでに出木杉くんですが、アニヲタWiki(仮)の「大長編補正」のページでは、彼のことを「万能過ぎる」としています。ただ、それだけではなく、出木杉の弱点についていろいろと考察されているので、読んでみるとおもしろいです。

しかしアマプラで配信されなくなったら、残った分はどうしようかな。
レンタルか、この機会に思い切ってDVDを買うか、ですかねえ。
悩ましいです。

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