国境とは

画像1 島国の日本に生まれ育ったからか”国境”ってなんだかぴんとこない。それは砦のようなもので、攻め入れられるのを防ぐものだったり。それを超えることは知らない世界に踏むこむことであり、ちょっと勇気と覚悟のいる大仕事のような、上手く表現できないけどそんなイメージを持っている。ここモザンビーク・ナマアシャは南アフリカとスワジランドに国境を面する町。陸続きの国境を実際に目にして、なぜそこに引かれているのか、なんとも不思議に感じる。
画像2 わたしの家から勤務先の学校に行くより、スワジランドの学校のほうが目と鼻の先にあって近いんだけど、間に国境があるから、授業内容も文化的なことも違うんだよなーと考えるとほんとうに不思議。国境が引かれる前はご近所づきあいとかもしてたのかなーと。あっちとこっちの人はどうやって自分の国を決めたんだろうと、考えだすときりがない。
画像3 道沿いに貼られた鉄線。ぐにゃぐにゃと方向を変えながらも果てしなく続いている。
画像4 そして不法入国は簡単なのかもしれない。ここだけ草が生えてないから、日常的に誰か使ってるのかも。分かり易く道になってるから、国境警備隊の人も気づいてるだろうけど、良いのかな。捕まったら50MTの罰金を払えばいいんだと、子どもたちがいってた。本当か分からないけど、とっても安い!卵7個を買えちゃう値段。この道の先には民家があって、子どもたちが遊んでるのが見える。私が子どもだったら絶対超えちゃうのになー!
画像5 車が通るにはこっちのゲート。Immigrationがあって、なななんとDutyFree(開店休業状態)もある。道端では換金も行われてて、近いんだけど違う国なんだと手続きや紙幣をみて感じる。