フラペとリアルとララランド/2020/11/7

今日気づいたこと。

私、働くことは意外と嫌いじゃないかもしれない。でも、責任は大嫌い!反吐が出るほど嫌い!

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ベリーベリーレアチーズフラペチーノ。

スタバってどこにでもあるのにお洒落なイメージを保ってるの不思議。

フィギュアスケートを見たのでフィギュアスケートの話をしてもいいですか?いいよ。


樋口新葉は、リアルなスケーターだ。

彼女は、良くも悪くもその時々のコンディションやモチベーションが演技に表れやすいタイプの選手である。ゆえに、演技を通して、生身の、むき出しの、等身大のエモーションが感じられる。たとえプログラムの中のキャラクターを演じていても、そこにある感情は樋口新葉のものだと思わせてくれる。どこかの誰かの物語の複製ではない、アウラの表出。

だから、全てがぴったりはまった時の爆発力は凄まじいものがある。

この東日本選手権、全てが完璧というわけではなかった。しかし、演技を見る限り、ここ数シーズンの中でもトップレベルに調子がよく、気持ちも上向きになっているであろうことがうかがえる。SP、FSともに血湧き肉躍る、生命のエネルギーに満ち溢れた、そんな演技だった。彼女の演技はときに人間賛歌のように感じられる。樋口新葉はリアル。そして、樋口新葉の演技は人間賛歌だ。

何が言いたいかというと、本当に調子がよさそうで何よりです。これからも健康に気をつけて、お怪我のないように。応援しております。

もう一つ。

今日見た演技の中でも特に印象深かったのが中国杯男子FS、ハンヤンの演技。

2シーズン目となる『LA LA LAND』。最高傑作。マスターピース。

ララランドというと、「Another day of sun」や「Someone in the crowd」などの楽曲のおかげで明るいイメージがあるかもしれない。しかし、このプログラムはハッピーエンドとは言い切れないあの映画の結末に寄り添っている。

「Mia & Sebastain's Theme」からボーカルの入った「City of stars」、そして「The fools who dream」へと繋ぐ編曲。どこかアンニュイで、哀愁漂うハンヤンの佇まい。セブが日暮れの街を歩きながら過ぎ去りし日々に思いを馳せる画が浮かぶ。鮮やかなジャンプが思い出の扉を開き、極上のスケーティングはピアノの旋律とともに全てを包み込む。そして再びの「City of stars」。現実に引き戻されたところで演技は幕を閉じる。

私は基本的にカバー曲より原曲使ってほしい派なのだが、このプログラムに限ってはカバーなのがいい。同じ男性ボーカルのカバー版を使っていることで無理なく物語に没入できる。

そして私は基本的にどんどん新しいプログラム作ってほしい派なのだが、この『LA LA LAND』に関してはあと4シーズンは見たいと思える。これで4回転入れてChSqもっと濃くしたら凄いことになるんじゃない?言うだけならタダだからな。SPの『A Thousand Years』も3シーズン目だけどあと3シーズンは見たい。でも新プロ作ってくれたらそれはそれで見たい。

このプログラムは酸いも甘いも嚙み分けた大人の彼だからこそ滑れるのだろうな、と思ったけど、とはいえまだ24歳だよ。少子高齢化の逆を往くフィギュアスケート界であることよ。


長々と書きましたが、この日記の文章は頭に浮かんだ言葉を適当に入力してできたものであり、内容に関しては一切の責任を負いません。


伏線回収。


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