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何もしない人の「将来への不安」の払拭 って難しいねという話

最初に書きますが、特にオチは用意されていません。

導入


突然ですが、皆さんは日常生活を送る中で

「何故だか分からないけど将来が不安だ」「今のままで本当にいいのだろうか」「私はこのまま特に何もないまま朽ちていくのか」

といった不安だったり恐怖に苛まれたことはないでしょうか。私は結構な頻度でうなされています。年々その状態になる回数は増加する一方です。

こういった不安の源というのは、現状の自分に満足していないこと、将来への明確なキャリアプランや人生設計を持つことが出来ていない事が要因ですね。
例えば今の仕事に満足できていない、趣味があるけど楽しめていない、交友が減って孤独を感じる、etc…
今を生きる事の楽しさを得られていないが故に、将来を生きる楽しさを想像できない、単純な話です。

なら打開策の一つ位、常人なら持っていてしかるべきですよね。
新しいことを始めて見る、コミュニティに所属して趣味と交友の拡充を図る、キャリアプランを考えて転職や働き方を変える、等々。

ですがもし、自堕落な人間や疲労で燃え尽きたり、キビキビと状況打開に動くことが出来ない人間にこの不安と恐怖の波が襲ってきたら一体どうすればいいのかを考えてください。これが今回の主題です。

不安のループの生成

さて、前文に記した通り、疲れて身動きの取れない人間に不安の波が襲ってきた時にこれを回避する方法はあるのでしょうか。

答えは「回避不可能」です。

この解答になるのは分かって頂けるのではないでしょうか。そもそも、不安や恐怖が襲ってくる危機的状況でも、身動きを取らないのですから回避のしようがありません。

日々仕事で疲れて家に帰ってきて、いつも通り雑なご飯を食べていつも通りゲームをして、特に進捗もなく寝てまた起きて出勤して。

自覚していても行動が出来ない、自業自得だと思われがちですが、単純な日常のループを繰り返すと、いつしかそこに居心地の良さを感じて抜け出すのを躊躇わせるのです。

繰り返す日常の居心地+疲労+進歩を生み出せない自分への自己嫌悪
クリエイター関係の人なら人との比較や劣等感なんてものも加わりますよね。

自分を責めるはずの一連の行為も、いつしか繰り返しの生活の一部に組み込まれ、これよりも強い負の感情と不安を作り出し、一生負のループを生み出し、ズブズブと飲み込まれていくわけです。

私のある友人は、最終的に怪しい壺的な謎セミナーに捕まってどこぞの新興宗教に救いを求めるようになっていました。彼の行方は、もう分かりません。

荒治療

・流入情報をシャットする

気分が落ち込んだり、劣等感に押しつぶされたり、不安の元凶となるものはすべからく「外界からの情報」です。

生きるということは、日々情報の乱流に巻き込まれるということです。
絶望的ですよね、何かをしなければ「不安や恐怖の波」から逃れられないのに、生きる以上は不安や恐怖の種が生み出され続ける。

さて、疲れて動けない、何もしたくない人に個人的に進めたい方法、一番簡単なのは、「何もしない」という最も労力を割かない方法で、流入情報を最低限までカットするという物です。

根本的な解決には一切なってないですね。生きる上で情報は入ってくるわけですから、日々増える情報を+10として、それを+2、3に減らそうと言っているわけです。でも、その+2、3から生み出される不安もあるわけで。やはり累積する負の状態を減らしていく手法の確立は絶対なわけです。

じゃあその方法ってなに…?
残念ですが、私にも分かりません。

・欲求を自覚し、消すのは無理

「このままでいいのか」という不安は、自分の向上心、引いては自身の承認欲を満たすためという側面がある。私はそう感じています。

ならば、この欲を完全に消し去ればいいのではないか。
なんて、考えていた時期がありました。

アドラーの心理学ってありますよね。あそこには「自己受容」とか「人生の嘘」とか、幸せに生きるためにはといったハウツーがズラズラ書き連ねてあります。マズローの欲求五段階説なんてのもありますね。

それだけ自己の欲求について論議されているはずなのに、「何もしない人」に対する解釈と現状脱出の方法って全く見たことがないんですよね。なんでしょうね、自ら行動しなければ救われないことは暗に示されているんでしょうか。当たり前か。

ああそういえば、アドラーが言うには「他人に期待しない」ってのもありますよね。少なくとも仕事をする上で、他人からの評価を得たいってのもこの考えに反するわけです。
「他人に期待しない」は日常レベルで適用できても、社会生活レベルでの適用はほぼ無理と考えていいんじゃないでしょうか。

特にここら辺の解答は持ち合わせておりません。悲しいね。

結局、「何もしない」は救われない

まあ、このオチになるのは皆さん見えていたんじゃないでしょうか。
社会生活に疲れて延々と同じ生活を続けて、特に打開も出来ずに周囲に劣等感を募らせて。

自堕落な人間は特に救われないんですよね。周囲から孤立している人は差し伸べられる手もないから、更にしんどいのは想像に難くないですね。

自分の今を自覚しても変えるために動くだけの気力がない世の皆様、なんとか日々のメンタル自傷行為から逃れる方法を確立していきましょうね。

生きるのって、面倒くさい。

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