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5月20日上映の「ハケンアニメ!」を1日で読んで、アツくなり勢いで感想書いた。

題名の通りでございます。
なおあたりまえですがこちらはPRではございません(笑)

読むまで

GW後半になにか本を読みたいなと思い本屋さんへ。
最初はビジネス本なんかを読んで、Twitterに「読了」とかってあげちゃって、なんかできる人ぶる予定だったんですけれど、
久しぶりに本屋にいったらたっくさんの本と独特の雰囲気にまいあがっちゃって一人ディズニーランド状態。
気がついたら小説のコーナーにおりました。

小説は最近あんまり読めていなかったのですが、(感情移入しすぎて自分のメンタル持ってかれる恐れがあるので、簡単に手に取れなくなってしまった)これは…!と思って思わず店頭で読み始めてしまったのが、
辻村深月さんの「ハケンアニメ!」。

もともと映画化することは大好きな吉岡里帆さんのInstagramで知っていて
「なんかバクマンっぽい映画かも…!」と興味があったのですが、
いつもはそこで「原作先によんじゃおう!」にはならない私。
今回に至っては、気がついたら10ページ店頭でよんじゃってたので
「これは読むしかねえ」とおもってレジにすすみました。

やっとこさ感想

全622ページ、最後の対談まで一気に読んで4時間ちょいでした。
ほんとに久しぶりにどっぷり浸かれて幸せ。
さて、さっきまで読んでた人の感想です。

誰かに知られたくないくらい好きなもの

すごく好きなものに出会った時、自分の体温が急に上がる感覚をしたことがあるひと、共感できるシーンがたくさんあると思います。
わたしも好きすぎて人に紹介したくないって思うアニメがあるんですが、冷静に考えたら放送されている時点で自分しか知らないってことはありえないんですよね。ただ、「自分の〇〇」として大事にしていたい。そんな作品があることで、人はちょっとだけ信じられるものを持って、生きられるんだと思いました。

命を削って作品を生み出すこと

どんなに辛くても、しんどくても、少しでも報われてしまったらまたがんばれてしまう。そんな仕事の世界を疑似体験させてもらいました。
アニメ作品のしかも1クールのハケンを争うお話。
関わる1人1人に思いがあって、立場があって、自分だけだと思っていたら一緒に作る仲間がいることを思い出させてくれる。すごく泥臭く、かっこいいキャラクターばかりで、どのひとも素敵です。
わたしもこんなふうに仕事がしたい。


正しいことをいっていても人間関係は築けなかったり、でも案外ちょっとしたことで相手と距離を近づけられたり。自分の未熟さに気がついた時に素直になれなかったり、相手の優しさに恥ずかしさや情けなさを感じたり。
自分の人生も他の誰かから見たら、小説のように面白さがあるものかも知れない、いや、面白いものにしたい。
トラブルが起きた時、ドラマのワンシーンみたいに、いろんな人の力を借りてキレイに回避はできないかもしれないけれど、
でもそれでも自分にとってそう思える1日があるなら人間は報われてしまうのだろう。
そんなふうに生きられるように、目の前のことを愚直に、どろくさく、真摯に取り組んでいこう、そう思える作品でした。

さいごに

これは読み終わった勢いで書いているので、
映画見終わって友達と感想語り合ってるテンションだと思って読んでくださいね。支離滅裂上等。
個人的には、最後の辻村さんと新房監督の対談がめちゃ私得だった!
映画もみにいくぞ!


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