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【営業マン日記#86】

こんばんわ

今日は、2月に未経験で入社して、先日退職された

新入社員の方についてです。

新入社員さんは、前職は全く建築とは違う、完全未経験の中途採用でした

私と全く同じです。

そして、入社して、退職されるまでに、色々な先輩へ同行しながら、

新人さんが受ける、月1回のテスト(図面の模写)を頑張っていました。

しかし、テストに2回連続で、落ちてしまい、なかなか思うように進まず、

悩んでいる様子でした。

とはいえ、建築は未経験のため、内容がわからないのはしょうがないですが

実際、何度か私にも同行をし、お客様と話をする様子をみていましたが、

肝心のお客様対応という点では、全く問題はありませんでした。

現に私の工事着手前の、契約済のお客様でありますが、

すぐに打ち解け仲良くなっていました。

一月半、頑張っているようでしたが、三月末くらいに体調を崩し、

休みが続いていました。

私含め周りも”もうダメかも”と思っていましたが、実際はダメでした。

どう足掻こうが、本人のがんありたい気持ちとは裏腹に、

体調へ悪影響が出てしまったようです。

一応、注釈で記入しますが、新人さんの労働時間が長いわけでもなく、

休日が全然なかったわけでもないです。

むしろ私の方が長時間労働、休日少です。

最後に少し話をしました。

私も会社の人間なので、本心はわかりませんが、

簡単に言うと”理想と現実のギャップ”みたいでした。

私の会社は、本当に自由です。

契約さえ取れたら、極論月に打ち合わせを数日するだけで、

他全て休みでも何も言われません。

逆に言うと、全て自分の責任になり、

分からないことがあっても、自分から聞かないと一生 教えてくれません。

また、いくら新入社員でも、ある程度したら、ほぼ一人で仕事をこなすようになるので、基本やりながら覚えていく、放任スタイルです。

逆に、経験値が莫大なので、他の企業よりかは成長速度は

比べ物になりません。1年がとても濃いです。

その新入社員の方はそれが合わなかったのかなと思います。

しっかりとしたマニュアルがあり、教育担当が”全て”を教える。

そういった場合だと、本領を発揮していたのかもしれません。

しかし、残念ながらそうではありませんでした。

結局一人で仕事を進めるうえで、私たちは、

対お客様と、対職人さん、対職場の人間と、数々の”相手”に対応していかないといけません。

これ、実は結構大変です。

間に挟まれることが多いですからね。

なので最初の段階で、気負うようであれば、実際現場が始まったとしても、

おそらくメンタルがもたなかったと思います。

まぁやってみないと分からないですが。

もろもろ書きましたが、要はうまくいかず、退職されたと言う話です。

まだ歳は若く、頑張ったら大きなステップアップにつながるはずでしたが、

合わなかったのでしょうね。


なぜこの話をしたかというと、

今日私の工事中のお客様との現場打ち合わせでしたが、

その時に”あの方はお元気ですか?”と問われ、

実は・・・とお話をした際に、奥様が涙を流されていました。

やはり、お客様との関係性を築くことはあの方はできていました。

簡単に言うと、人として可愛がられることが出来ていたということですね。

これは人としてはもちろんですが、営業マンとしては必須スキルです。

もちろん、ある程度は経験や訓練でできるかも知れませんが、

生まれついての才能が大きいと私は考えます。

それが出来ていたので、本当にもったいないなと改めて感じました。

私も、いつかはどうゆう理由であれ、退職することはあるとは思いますが、

その時に涙を流してくれるお客様が一人でもいてくださるなら、

この仕事をやってよかったと思えると思います。

真摯に向き合い対等に接していれば、気持ちは届くのでしょうね。

まずは体調を直して就活に励むと退職された方は言っていましたが、

またどこかで会えると嬉しいですね。

以上

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