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ボケ防止にドル建てで考えてみるか

今年2月に書いた記事の、その後です。

半年が経過したものの、依然、半導体関連と輸出関連企業以外の株価が芳しくないです。おまけに、8月5日には「令和のブラックマンデー」も経験してしまいました。新NISAで投資デビューした人はかなりパニクったようだと報じられていますが、リーマンショックも新型コロナショックも経験した身としては焦ってもどうにもならないことは分かっているので、買付余力をにらみながら、ブラックマンデーの午後イチで、ミスターマックス(福岡市が本拠地のディスカウントショップ)を100株買い増しました。

今回のブラックマンデーは、日銀の利上げ宣言と、毎月第1金曜日に公表される米雇用統計が悪化していたことが主原因のように言われていますが、実際は円安を背景に、円キャリートレード(低金利の円で借り入れ、より高金利であるドル建て等の金融商品に投資して利ざやを稼ぐ手法)を運用している人の過剰な反応が大きいようです。

経済は専門分野でないので、詳しいことはよく分からないのですが、兎に角、新NISAで買った株が横ばいか、右肩下がり状態なのです。「貯蓄から投資へ」のスローガンには騙された感の人も多いはずです。

新NISAでの成績です。自分としては純日本的な銘柄として選んだのですが、とほほのほです。

昨年2月のアメリカやスイスの一部銀行が破綻して、株価が全体的にがくんと下がった時点で買っておけば、どこの株価でも結構な成長を実感できたのだろうとは、今の時点から見れば思えますが、新NISAに移行した今年は日経平均株価が4万円を超えたと叫ばれながらも全体的なアップが感じられません。

そこで、強固で堅調な米国株に手を出してみました。アメリカの企業や経済を分かっていないと始められない、発注は全部英語使用かも、…と思っていたのですが、私が口座を持つSBI証券では全く問題なく、日本語でできました。企業情報を見ると固有名詞が訳されていなくて英単語のままになっていたり、口座情報を見ようとすると「メンテナンス中」が多かったり、約定メールが直ぐに届かなかったりしていますが、国内取引と変わらない感覚です。日本なら100株単位の売買が基本となりますが、アメリカは1株からの運用が可能で、新NISAが始まったために旧NISAからロールオーバー(5年間[←旧NISAでは期限がありました]が経過し、新しい一般NISA口座へ移管すること)できずに特定口座(これだと譲渡益に20%強が課税される)に移された塩漬け株を売却して、米国株を買いました。国際紛争やサル痘、どうなるか分からない大統領選で全てがパーになってしまうのは嫌なので、試しに日本の株式市場でよく取引されている銘柄100株購入程度の金額です。

ダイヤモンド社の「ZAi」誌でよく見る企業を選びました。


税金に関しては、配当金に対して10%の税がアメリカ側で徴収されるだけで、日本側で譲渡益に掛かる20%強の税についてはNISA枠内の投資であれば気にしなくてよいようです。まだ海のものとも山のものとも分かりませんが、一つ一つ経験して勉強していきたいと思っています。

追伸
ブラックマンデー翌々日の日銀・内田副総裁の「金融資本市場が不安定な状況で利上げはしない」発言と、今月23日のジャクソンホールでのFRBのパウエルおいちゃん議長の「利下げの時が来た」発言から、日米双方が実態のないバブル株高に走らないことを祈るばかりです。←最後の最後は経済停滞につながるから。 そして、極端な円高も心配です。為替レートの影響で米国株での儲けなし、あるいは損失になってしまう可能性も考えられますからね…。
σ(^_^;)

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