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難病持ち女のちょっとしたハナシ

わたしが難病と宣告されて3ヶ月が経った。退院後毎週行っていた病院は2週間おきになり、今は2ヶ月おきにまで期間が伸びた。国に申請していた指定難病の受給者証も手にして名実ともに難病患者として日々生活している。

とはいえ、見た目が元気な頃とまったく変わらないので困ることも。

病気を申告したうえで始めたアパレルのバイトで頻繁に残業を頼まれてしまうのである。元々病気のせいでかなり疲れやすく、また、いろんな病気に罹患しやすい身体になっているから週2日の5時間勤務でスタートしたにも関わらず、今なぜか週3日に増えているのである。おまけに出勤したら「今日何時まで残業できる?」と聞かれることしばしば。自分が残らないと仕事が回らないなら仕方がないけど、本当なら定時で退勤したい。けど、人手不足のお店でそれは言いづらい。だから結局残ってしまい、自分が疲れてしまう。

家でもそう。元気そうに見えるからすぐ母親に「車を出して。どこかに連れて行け」と言われる。今のわたしでは運転は30分が限界だと言ってもあまり理解してもらえない。部屋で横になっていれば「寝てばかりいる」と言われ、なかなか休まるヒマがない。まあ昔から働きづめの母親からすれば、平日の日中ゴロゴロしている中年の娘が目に入れば小言のひとつも言いたくなるんだろうけど。

たぶんこれらはわたしがいい顔をして場を収めようとしないで、ひとつひとつきちんと説明するべきなんだろう。でも、できない理由を説明するのは言い訳のような気がしてなかなかできない。こういうちょっとしたトラブルというか、自分の中でモヤモヤする事がこれから先も起こるだろう。その時に自分が自分を守るための行動をちゃんと取っていかないといけない。

世の中で何よりも大切にすべきなのは自分自身なのだから。


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