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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

【エクスアストリス】アリンド語解読 及び「Ordorbis」直訳/意訳解説書(考察)





注意事項(必ず本編の前にお読み下さい

  • エクスアストリス本編のネタバレが多分に含まれます。

  • 可能な限り知識を問わず、分かりやすい解説を目指しましたが、    ゲーム本編を一度遊ぶことでより一層楽しめると思われます。

  • この資料は「個人の考察」であり、「公式の声明」ではありません。  よって「偶然当てはまっただけ」の可能性があることをご了承下さい。

  • 今回の解読では、既存の言語及び死語との関連性に一切触れません。  (というより筆者の知識不足のせいで触れられません) 

  • 理解に苦しまれ、発作を誘発する可能性があります。用法・用量を(ry



それでは、本編をお楽しみ下さい。


アリンド語を楽しむために

アリンド語ってどんな言語?

※アリンド語は本来アリンド文字で描かれますが、分かりやすさ重視のため
 英文字に置き換えて表示しています。

アリンド語は全ての文字が意味を持ち、その「文字の意味」を組み合わせて言葉を作ります。

例えば 「ライラ」、アリンド語では "laylah" ですが…

" l "「基準」
" a "「留める」
" y "「理解」
" l "「基準」
" a "「留める」
" h "「想像」

宇宙全体から「基準」を「留め」、「理解」する
理解したその「基準」を原質に「留め」、「想像」する

ライラは宇宙全体から生物の情報を集め、各生物の特徴を理解します。
そして、理解した生物の特徴をアストリスの原質に留め、アリンドという
箱庭の中で再現します。ライラによる再現、想像の具現化こそがアリンド人
もといアストラモーフの起源であり、名前の意味と役割が一致するのです。

ではもう1例。ゲーム内の戦闘で使う「ブロック」と「回避」。
それぞれ青・赤のリングが表示されますが…

画像はエクスアストリス公式サイトを拡大スクリーンショットしたもの。

よく見ると、マークの中心にそれぞれ "A" "D" が描かれています。
前述した ”laylah” の "a" は「留める」を表していましたよね。
"A" / "a" は「動かないようにする」ことを表し、大文字にすることで、その
意味を強調します。
「動かない」、つまり「動かず攻撃を受け止める」。
こちらも文字の表す意味と実際の動きが一致しています。

”D”にも「動く」という意味があり、「動いて攻撃を避ける」ことを
表します。
(このゲームが地球人向けじゃないと証明しました。やったぜ。)

??????…という方も、


この章のまとめ

  • 1文字ずつ意味があるらしい

  • 文字の意味を組み合わせて別の言葉を表してるっぽい


これだけ覚えて頂ければ大丈夫です。
文字と対応する意味は、一覧表を用意しましたのでご活用下さい。
(「Ordorbis」の解読にて正誤確認済ですが、一部使われていない文字は
 「不明」とし、今後追加するかもしれません)

アリンド文字 - 英文字 - 意味 一覧表

ご自由にお持ちください。アリンドに隠された小ネタを、余すことなく楽しみましょう。

「Ordorbis」解読・直訳・意訳解説 

「Ordorbis」って何?

「Ordorbis」は『エクスアストリス』リリース記念として公式から
公開された、アリンド語の歌です。
アリンド語・日本語(英語)の字幕が付けられており、”アリンド語”の
存在が認知されるきっかけとなりました。
(日本語字幕版を貼っておきます)

 アリンド文字の字幕を解読しよう

「そこに未知があるのなら、進む以外に道は無い」
………ということで、「Ordorbis」のアリンド語歌詞を翻訳していきます。

まず見分け辛過ぎるアリンド文字を英文字に変換する必要があるのですが、
今回は sivolさん(@sivol7) が書き起こして下さった歌詞を参考にさせて
頂きました。
(本当にありがとうございます。)

説明省略について(読まなくてもOK)

実際の流れだと、英文字に変換した後
・単語に区切るための空白が無く、まともに考えられないので
 同一の文字列パターンや発音から単語に区切る
・単語に使われる文字の組み合わせと、英訳・日本語訳の歌詞から
 考えられる単語・文字の意味を推察する
・各文字に意味があることを察しつつ、多少文法も考えてみる
・文字の意味と単語の意味が繋がるように再度区切る
・仮定している文字の意味で全ての歌詞の意味が通ることを確認する
⇒結果、文字の意味表が完成する

…ということになりますが、
「なぜその文字がそういう意味を持つと言えるのか」を全て解説すると
確実に誰にも読まれない 本題から逸れる気がするので割愛します。

 歌詞直訳編

  直訳した歌詞

「あなたがこれを受け取ったら私たちと共に来て」

「きっと今、まるであなた達の目の前に
 あるかのように続くであろう人生を」

「共に乗り切る瞬間のことや、共に様々なことを感じる瞬間のこと」

「共に様々なことを受け止めて」

「私達と共に旅した時間は、
 時が過ぎると共に鮮明には思い出せなくなっていく」

「私たちに覚えられていた時間は、まるで古い写真のようにぼやけていく」

「でももし共に思い出を、
 まるで写真を撮られるかのように覚えていられたら」

「かつて思い出されることを約束してからの
 全ての時間、あれらの思い出は生かされる限り思い出される」

「生かされる限り」

「あなた以外の、全ての生命が消される瞬間を目の当たりにしても」

「いつか今がそれらの条件を満たす瞬間に着いたとき」

「目的はそれらの条件が満たされた瞬間に着くだろう」



  直訳解説


 ge ru fe-n-nor-ong ti zok id


ge「類型」「目的」 gは「類型」だが、転じて「条件」を表す。
=「もし」     「同じような型」、「型」は条件そのものである。
ru「少し遠く」「主」
=「あなたが」
fe「範囲」「目的」
=「us」
n「受ける」          n単体は、直後の単語を受け身にする。
nor「受ける」「自身」「前」
=「行く」
ong「自身」「受ける」「類型」 ongは、直前の単語に「共に」の意味を
=「共に」           加える。
ti「説明」「指定」       tは詳細を表す文の直前に付く。
=「これを」
zok「発する」「自身」「逆」 「自身から発するもの」=声、
=「受け取る」、或いは「聞く」 その逆といえば「聞く」
id「指定」「動く」
=「現在進行形」



 wl ru-ng zu-ch t-hIg-ong va ros id


wl「仮に」「量る」
=「きっと~だろう」
ru「少し遠く」「主」
=「あなた」
ng = ong  ruが直前にあることで、oが消えたong。
=「共に」
より ru-ng「あなた達」
zu「発する」「主」
=「続く」
ch「命」「想像」
=「人生」
t-hIg「説明」「想像」「指定」「類型」  大文字の「i」である「I」は、
=「まるで(想像上に)あるように」     「想像上のこと」を表すときに
                     hと共に使われる。
ong
=「共に」
va「見る」「止まる」
=「視界」
ros「少し遠く」「自身」「点」
=「~の前」
より va-ros「目の前」
よってt-hIg-ong va-ros「まるで目の前にあるように」
id
=「現在進行形」



 di yem-ong ris a di gej-ong ris


di「動く」「こと」
=「(~する)こと」
yem「理解」「目的」「間」
=「(苦難を)乗り切る」
ong
=「共に」
ris「少し遠く」「指定」「点」
=「未来の瞬間」
より diyemongris「共に苦難を乗り切る瞬間のこと」
a「留める」 「繋ぎ留める」より
=「and」
gej「パターン」「目的」「感じる」
=「様々なことを感じる」を踏まえて同様に、
digejongris
=「共に様々なことを感じる瞬間のこと」



 do-naf-ong


do「動く」「自身」
=「(する)こと」
naf「受ける」「留める」「範囲指定」
=「様々なことを受け止める」
ong
=「共に」



 fe-reg-ong mu rok zer-ing kom ir


fe「範囲指定」「目的」
=「私たちと」
reg「少し遠く」「目的」「類型」  「少し遠くを目的とする」
=「旅をする」           「類似した動作」より「旅をする」
ong
=「共に」
より feregong「私たちと共に旅する」
mu「間」「主」
=「時間は」
rok「少し遠く」「自身」「逆」
=「未来」「逆」=「過去」
zer「発する」「目的」「少し遠く」
=「思い出せなくなっていく」
zer + ong = zer-ing「と共に思い出せなくなっていく」
kom「後ろ」「自身」「間」
=「過去過ごした時間」=鮮明な記憶、録画(概念があるかは知らないけど)
ir
=「未来」



 fe n ona mu var shI ik kos ir


fe
=「私たちに」
n-ona「受動態」「自身」「受ける」「留める」
=「知られる」、「覚えられている」
mu
=「時間は」
var「見る」「留める」「少し遠く」
=「ぼやける」、「はっきり見えなくなる」
shI = r + thI
=「のように」
ik
=「過去」=「古い」
kos「後ろ」「自身」「瞬間」
=「過去の瞬間」=「写真」
ir
=「未来」



 ku w-ir so ros-sing va t-hI-ne-kos


ku「逆」「主語」
=「でも」
w-ir「仮に」「未来」
=「もし(未来まで)~たら」
so「瞬間」「自身」
=「記憶」、「思い出」
ros「少し遠く」「自身」「瞬間」より「未来の瞬間」
=「約束する」「…でいられる」
ros + ong = ros-s-ing
=「共に約束する」「共に…でいられる」
va「見る」「留める」
=「覚える」
thI
=「のように」
ne「受ける」「目的」
kos「過去の瞬間」
=「写真」より
ne-kos「写真を撮られるように」



 mo-n-zo ke-ros-e-de mka-vos fa…


mo-n-zo ke-ros-e-de mka-vos far-muk do n-i-ch

mo
=「時間」
n-zo「受動態」「発する」「自身」より「発されること」
=「思い出されること」
ke「後ろ」「目的」
=「過去に」
ros
=「約束する」
ros + de =ros-e-de
de「動く」「目的」
=「(する)ことを」より
ke-ros-e-de
=「過去に~することを約束した」
mka「間」「逆」「留める」
=「絶え間ない」
vos「見る」「自身」「瞬間」
=「景色」  より
mka-vos「絶え間ない景色」=「(~から)ずっと」  よって
monzokerosedemkavos
=「過去に思い出されることを約束してからの全ての時間」
far「範囲指定」「留める」「少し遠く」
=「あれらの」
muk
=「過去の時間は」
do「動く」「自身」
=「する(こと)」、ここでの「する」は「思い出される」を指す
n-i-ch「受動態」「指定」「命」「想像」 「指定」は時制表現に
=「受動態」「生きる限り」
=「生かされる限り」



 n-i-ch


=「生かされる限り」



 gu bu-svi ruk di-n-gos-ch-n-ud


gu「類似」「主語」
=「~(し)ても」
bu「消える」「主」
=「消える(主格)」
svi「瞬間」「見る」「指定」
=「目の当たりする」
ruk「少し遠く」「主」「逆」
=「あなた以外の全て」
di「動く」「指定」
=「(する)とき」
n-gos「受動態」「類似」「自身」「瞬間」
=「条件が満たされた瞬間のこと」
ch-nud「命」「想像」「受ける」「主」「動く」
=「人生が~される」



 wir is fa-n-nas-gos im


wir
=「~とき」
is
=「今(現在進行形)が」
fa「範囲指定」「留める」
=「それらの」"these"
n-nas「受動態」「受ける」「留める」「瞬間」
=「受け止められる瞬間」
=「着く」
gos「条件」「自身」「瞬間」
=「条件が満たされた瞬間」
im
=「いつか」



 e fa-n-nas-gos im


e
=「目的」
e fa-n-nas-gos im
=「目的はそれらの条件が満たされた瞬間に着くだろう」


  直訳からよくわかる 歌詞の考察

 雁(イェン)へ、3人が送る歌

「Ordorbis」はその内容により、3つに分けられます。
また、3つそれぞれ歌い手が異なり…

1節(歌詞1行目)~4節  歌い手:ライラ

5節    ~   9節  歌い手:Vi³

10節   ~  12節  歌い手:アステロ

となっています。日本語・英語字幕と合わせて、誰かの言葉として
順に確かめてみましょう。

まずライラについて。
1節目では、「これが聞こえたら私たちと共に来てほしい」と
「これを聞いた誰か」を呼んでいます。
2節目、直訳では「あなた達の目の前に…」となりますが、
英語では「私たちの目の前に…」日本語では「目の前に…」
と、「歌い手自身が含まれるかどうか」が異なります。
そしてこのフレーズの後、残りの2~4節目ではこれから先の
旅路について言及されますが、歌い手自身を含む代名詞や
内容は一切出されません。
つまり、

歌い手が語りかけている対象人物はこの後誰かと旅をする
歌い手は対象人物を呼ぶが、その人物と共に行動しない

本作で「共に旅をする」と言えば、雁とVi³ですよね。
ほぼずっと一緒だったもんね! えっ、ロイとマンガンも…?
加えて、「呼ばれた」という表現についても考えると
呼んだ」のはライラ、「呼ばれた」のはだと考えられます。

(かつて、地球で ”特殊なインパルス信号” が発見された。
 その信号を辿った先には惑星「アリンド」があり、第一次
 アリンド調査隊によって"アリンド人"とも交流を果たした。
 しかし、19年前のある原因により"アリンド人"と決別する
 ことになり、その際にアリンドから「純粋なアストリスの原質」を
 サンプルとして持ち帰った。純粋なアストリスの原質は
 惑星アリンドのほぼ全ての生物を構成する物質であり、
 生物実験のもと、「身体の一部が原質でできている人間」が
 誕生した。その人間こそが雁を含む、第二次アリンド調査員である。
 特殊なインパルス信号を「アリンドへ導く声」、
 それを発信しているのは「ライラ」、
 それを辿ってアリンドへ行く「」。
 前述の通り、雁は身体の一部が原質で構成されている。
 原質はライラから情報を受け取り、生物になる。
 あくまでも仮説だが、この ”歌” は比喩でもなんでもなく、
 「雁が特殊なインパルス信号を通じて聞いた歌声」なのかもしれない。)

次に、Vi³(ヴィー)について。
5節目「私たちと共に旅した時間は…」
6節目「私たちに覚えられていた時間は…」
5、6節目では「私たち」="fe"を使っています。
また、1~4節目が「未来」「これからの旅」を語るのに対し、
「過去」「旅した時間」、つまり「思い出」について語っているのです。
今のところ全体を通して「旅を する / した 誰か」を相手にしていますが、
その「誰か」がだとすると、5、6節目の「共に旅した…」を
歌っているのはVi³でしょう。

裏付ける要素はまだまだあります。
6節目、「私たちに覚えられていた時間は、
      まるで古い写真のようにぼやけていく」
同じ節の日本語・英語歌詞では、「夢のように」という
比喩表現が使われています。

何故、「夢」ではなく「古い写真」なのか。
作中、アリンドにとっての「」は”はっきりとしたもの”であると
明かされていました。

画像は『エクスアストリス』プレイ中のスクリーンショット。
夢で見たものが「目が覚めたら消えてしまう」のは地球人だけらしい。


また、「写真」という表現。
ほぼ全ての生物がライラによって ”リセット” されるアリンドですが、
かつて地球人が残していった残骸や探査機、そして「日風港」に残された
「小さい頃のVi³とアステロ、日風港建設の重要人物、地球人の記念写真」
以外、少なくともアリンド原産のカメラ・写真は確認されていません。

さらに7節目、「共に思い出を……覚えていられたら」
「覚えていられたら」は、「約束する」と「覚える」が組み合わさって
一つの単語になっています。
「覚えていることを約束する」。
Vi³は雁が地球人であること、地球人は"リセット"の影響を受けないことを
知っていて「共に旅をして記録を残してほしい」と頼んでいます。

画像は『エクスアストリス』公式サイトのスクリーンショット。

つまり、

・雁と共に旅をした仲間
・アリンド人
・「写真」がどういうものかよく知っている
・「旅の思い出を覚えていること」を重視する


これら全てに当てはまる人物は、Vi³ 以外にいません。
よって、5~9節目はVi³に語りかけていると考えられます。

最後に、アステロについて。
ライラ、Vi³ときたらアステロですよね。

10~12節目、それまでの肯定的な雰囲気からガラリと変わり、
リセットされる(終わる)ことに対峙して「目的」を果たす内容に
なっています。
また、私の翻訳が間違っている可能性もありますが
地球言語の字幕とアリンド語字幕の表現に明確な差異があります。

「あなた以外の、全ての生命が消される瞬間を目の当たりにしても」

 ―「色褪せて消えてしまっても」
 ―「Doesn't matter how we fade」
「いつか今がそれらの条件を満たす瞬間に着いたとき」
 ―「時の輪廻が終わるなら」
 ―「When we run out of time」
「目的はそれらの条件が満たされた瞬間に着くだろう」
 ―「私たちの刻も終わる」
 ―「We run out of time」

地球言語では明確に「あなた以外の」、つまり「雁(地球人)以外の」と
言及されていません。アリンド語では、”リセット”の影響を雁(地球人)が
受けないことを踏まえて「あなた以外の」と表現されています。
また、地球言語では「時が終わるなら」「私たちも終わる」であるのに対し
アリンド語では「全てが消える瞬間が来たら」「目的は果たされる」
と、少し具体的かつ「目的は果たされる」という新たな表現が出てきます。
この「目的」が何であるかを考えると、メインストーリー3章でアステロが
ライラを破壊」し、「リセットによる繰り返しを止め」ようとしていた
ことが浮かんできます。
つまり、

・雁(地球人)がリセットの影響を受けないと知っていた
・リセットを認識している
・明確な目的を持って「終わり」を迎えようとしていた

これらのことから、10~12節はアステロが語っていると考えられます。

全体を通して「雁へ3人(ライラは人ではないが)が送る歌」と考察しました。



 アリンド人は結構苦労している

歌詞の内容に関する考察…ではないですが、それに近い考察です。
簡潔に言うと…

「 表 現 し づ ら 過 ぎ る 」ことです。

具体的には、

・「時間」を認識しているのに「未来」「現在」「過去」を表す文字が無い
・「どのくらいの時間」という尺度が白夜と極夜によってほぼ無い
  (「流れ続ける景色」を「ずっと」の意味とするなど )
・動詞的な意味を持つ文字でもそのまま1文字だけで動詞には出来ない
 ので、「k」=「逆」や「o」=「自身」を使って3文字にしている
・使える文字の意味に限りがあるので、新たな単語を作る際は
 作る側も受け取る側も想像力を求められる
・感情表現が存在しないので、万が一感情を表現しようと思ったら
 相当苦労することになる

などなど、こんなん解読できるわけないでしょ
アリンド独自の環境が生み出した、「表現の苦労」がうかがえました。
前の章で取り扱ってしまったため再び詳しく紹介はできませんが、
「夢」を「儚く消えていく」という意味で使えないことも
例として挙げられます。


 意訳歌詞


「あなたがこの声を聞いたら、私たちと共に来て」

「今、あなた達の目の前にあるように続く運命を」

「共に苦難を乗り切ることや、様々な体験をすること」

「共に多くのことを受け止めて」

「一緒に旅をした思い出は、時間と共に鮮明には思い出せなくなって」

「その思い出は、まるで古い写真のようにぼやけていく」

「でも、もし一緒に思い出を写真を撮るように覚えていられたら」

「きっとその約束は一生忘れない」

「一生」

「あなた以外の全てがリセットされる瞬間を目の当たりにしても」

「いつかそのときが訪れたら」

「目的は果たされる」※

※或いは「時の輪廻(ライラ)は止まり、我々も終わりを迎える」

翻訳した感想

・設定に忠実過ぎる表現だった(大喜び)
・ちゃんと解読できる「言語」で感動した
・日本語訳・英訳字幕が「ネタバレせず、でも内容は保ったまま」
 翻訳されていると確認できて非常に嬉しかった
一つの言語を1500円の買い切り型ゲームのために、これだけの
 クオリティで作るってどうなってるんですか?????

 (おかげで心の底から満喫できました。ありがとうございます!)

最後に

ここまで読んで頂いて、本当にありがとうございます。
なるべく読んでいただけるよう心掛けましたが、あっという間に
8000文字を超えていました。
それほどまでに「アリンド語」は興味深く、「Ordorbis」の
歌詞は考察できる要素が隠されている、ということです。
私がこの解読・翻訳解説を作った理由はそこにあり、
「アリンド語」を翻訳しないと分からない面白さ
エクスアストリスのコンテンツに多く存在し、それらは
決して一人の力で発見し尽くせるものではありません
よって、
「翻訳方法はまとめたので、興味がある人は翻訳してみて下さいね」
「新たな考察、解読お待ちしております」
「そうしてエクスアストリスを楽しみ尽くしましょう」。

拙長文失礼しました。

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