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イクサラン:失われし洞窟で買ったもの

概要

 イクサランの思い出を後から反省振り返るためのお買い物メモ。買い忘れがあればショップに直行しよう!


失せろ / Get Lost

 パイオニアの【アゾリウス・コントロール】用に購入。地図トークン2個が渡ると次の脅威を育てる結果にもなりかねないが、後ろに別の除去や《放浪皇》が控える青白コンではリスクも抑えられる。
 相手のPWや《力線の束縛》さえも平然と2マナで叩き割ってしまう点は《運命的不在》をしのぐ。《魂の仕切り》とは選択か。


なし
《ティシャーナの潮縛り》を初動で買えなかったマヌケ


苦々しい勝利 / Bitter Triumph

 発売後すぐに【アブザン脂牙】に採用されて成果を出している。《パルヘリオンII》を捨ててみたり、メイン戦で先出しされた《大いなる創造者、カーン》を叩き割るなど、コンボプランとミッドレンジプランの両方にある程度合致する。
 これまではメインデッキにロクな単体除去がなく、インスタント・タイミングでの攻防が苦手だったが(個人的感想)、これは無理なく入る。

毒気の薬 / Mephitic Draught

薬(毒)

 パウパー用。《胆液の水源》互換だが、色拘束がありライフも消費するので、使うのは【親和】系ではなく信心が必要な【黒単】系。
 黒の有色アーティファクトには《アスフォデルの灰色商人》を使い回す《血の泉》、この後紹介する《税血の刃》など優秀なものが多く《命取りの論争》や《勢団の取り引き》のコストと信心の両方に使える。

税血の刃 / Tithing Blade

パウパーにおいて布告除去はメジャーなものだ

 これもパウパー用。《実験統合機》に次ぐ《きらめく鷹》や《コーの空漁師》で使い回しておいしいアーティファクトとして【マルドゥシンセサイザー】系列に続く【ブレードホーク】なる新タイプを生み出した。(諸説あり)


ゴブリンの墓荒らし / Goblin Tomb Raider

 パウパー用。もともと環境上位にあった【カルドーサレッド】を一層強化した悪魔のカード。海賊なので《焦熱の連続砲撃》は当たらない。

ゾヨワの裁き / Zoyowa's Justice

  貴重な赤のパーマネント除去。ブロールで使われて泣かされたため購入。


遥か見 / Farseek

 統率者デッキに収録。絵違いでの再録なので1枚購入。

暴走暴君、ガルタ / Ghalta, Stampede Tyrant

 統率者戦用。《エント最後の進軍》のようなロマンカードに見えるが、幸いエターナルには豊富な踏み倒し手段があるので、あながちロマンばかりでもない。戦場に出さえすればよいというユルさに驚く。

最深の成長、オヘル・カスレム / Ojer Kaslem, Deepest Growth

 統率者戦用。めくってしまえばコストは関係ないので、思ったよりやれるかもと購入。《粗野な牧人、ブルース・タール》共闘を愛用しているので、そこに入れてみる予定だ。

中心核の瞥見 / Glimpse the Core

 統率者戦用に購入。洞窟を戻すモードはまず使わないので《自然の知識》系の(《不屈の自然》にも劣る)下位互換だが、初動安定のための2マナ土地加速が増えてくれて素直に嬉しい。
 個人的に好きな《セルヴァラの暴走》や《起源の嵐》を邪魔するマナクリが減らせる。

ガチャ大好き

洞窟探検 / Spelunking

 《精力の護符》めいた能力を持つことで、発表当初からアミュレットマスター達の間で話題になったカード。「タップ状態で戦場に出る」と書かれたカードとの相互作用は複雑なので、ジャッジによる解説を一読されたい。


無色

旗印 / Coat of Arms

 統率者戦用。ボーダーレスが好きなので【世界を彫る者、ファイラス】のために購入。

探検の地図 / Expedition Map

「宝の山」ボックストッパーに宝の地図ってなんだよ

 トッパー枠。かつてダブルマスターズ (2020年8月) で収録されたボーダーレス版が、もはや手の出ない価格になっていることを思い出した僕は…

タリアンの魂断ち / Tarrian's Soulcleaver

 統率者戦用。宝物トークンでも普通に誘発する。


多色

千番目の月、アニム・パカル / Anim Pakal, Thousandth Moon

エーデリン…ではない

 《輝かしい聖戦士、エーデリン》めいて次から次とトークンを生み出す。ヒストリック・ブロールでこいつにボコボコにされたその日のうちに買いに走った。

マラメトの模範、クチル / Kutzil, Malamet Exampler

30円

 よくある普通のアンコモン伝説枠…のような顔をしているが「あなたのターンの間、対戦相手は呪文を唱えられない」などと、とんでもないテキストが書かれている。《落葉の道三》が泣いてますよ!

勇敢な旅人、ケラン / Kellan, Daring Traveler

 人間デッキで使えるかもな…と思い購入。幸い、とても安かった。


土地

残響する深淵 / Echoing Deeps

 墓地用の《ヴェズーヴァ》。墓地にある土地の再利用は【アミュレットタイタン】には無かった概念で、《リトヤラの鏡湖》と合わせたコンボを生み出したもよう。

買いに行きました

捧げ物の穴 / Pit of Offerings

 《ボジューカの沼》互換。

mtgには全然関係ないが、絵をみて田中空先生の「タテの国」を思い出した。

沈んだ城塞 / Sunken Citadel

 土地専用の疑似マナ加速。《残響する深淵》と同様これもオンリーワンな土地で、各種ミシュラランドや《陰謀団の貴重品室》、エルドレインの城サイクルなど色々な場所にシナジーが見出されている。
 タップインという欠点はあるが、これからさらに研究が進むことに期待。

魂力やサイクリングにも使用可能

その他

地図トークン / Map

相手も使うので日本語と英語の両方買いました

 《失せろ》などで生成する。対戦相手が持っていると期待するのはおかしいので、当然自前で用意する。

ノームトークン / Gnome

 《千番目の月、アニム・パカル》が生成する。結構枚数が必要だった。


これは買わなかったんですか

嘶くカルノサウルス / Trumpeting Carnosaur

 発売日から【発見コンボ】を生み出し、パイオニアを破壊しかけているため現在進行系で話題の1枚。完全にライン越えてると思うし、紙の禁止改定は誰も補償なんかしてくれないのでスルー。(MTGアリーナでは4枚生成した)

クイントリウス・カンド / Quintrius Kand

 同上。象さん増産コンボも普通にライン越えの印象。
(《賢いなりすまし》は売りに行きました)

ティシャーナの潮縛り / Tishana's Tidebinder

 モダンの【続唱】系や各種フォーマット【マーフォーク】のパワーを一段階押し上げたと評判のカード。これらだけでなく、色々な青いデッキに出張できるパワーがあり赤丸急上昇中。
 リリース初日で【大牙勢団の総長、脂牙】にぶつけられて泣いたことがある。

地底のスクーナー船 / Subterranean Schooner

 搭乗1とは信じられないパワーだと話題の機体。まだ使ったことがなく、わからないので買っていない。パイオニア(エクスプローラー)で使うのだろうか。

アマリア・ベナヴィデス・アギーレ / Amalia Benavides Aguirre

 【野茂み歩きコンボ】で話題のカード。特にデッキを使うつもりはないので買っていない。(安いし)

探検 / Explore

 統率者デッキに新絵で再録された。最近、幸運にも指輪物語ホリデーリリースの《探検》を4枚まとめて買える機会があり(こっちはもういいや)となった。

初ボーダーレス

まとめ

 全体的にカードパワーが高い。(はじめからパイオニア向けに作ったのかと思うくらい)

 当面の話題は【発見コンボ】や【野茂み歩きコンボ】と《アガサの魂の大釜》コンボ入り【マーフォーク】など、パイオニア環境に続々と現れたコンボデッキの処遇だろう。(新カードが大きな話題になるのがパイオニアやモダンというのも、スタンダードの不人気をよく表している気がする…)

追記:記事公開後にパイオニアで《地質鑑定士》《大いなる創造者、カーン》が禁止、《密輸人の回転翼機》が禁止解除。

 オンリーワンの能力も多く、これから急上昇するカードもまだありそうだ。

※この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

その後

 記事公開から時間がたち、色々の変化が見えてきたので追記。

失せろ / Get Lost

 エンチャントも割れる汎用除去という地位が明確に。白絡みのサイドボードに入りやすいようで、価格はゆるやかに上昇して1400円(晴れる屋)。

ティシャーナの潮縛り / Tishana's Tidebinder

 モダン【カスケードクラッシュ】という最高の就職先は《突発的な暴力》禁止により倒産。しかしマーフォーク・ウィザードというこれまた最高の種族により、各種デッキで続投。

 ほぼ何にでも刺さる性能のため、価格は依然として高止まり。

地底のスクーナー船 / Subterranean Schooner

 スタンダードではビートダウンの主力として活躍しているが、モダンは問題外としてパイオニアでは振るわない。価格はほとんど最低水準まで下落してしまった。

嘶くカルノサウルス / Trumpeting Carnosaur

 《地質鑑定士》はパイオニアをクビになったが、これと《クイントリウス・カンド》は禁止を免れた。価格は安くなったが、カンドに比べると安定している。こちらはレガシーの【続唱コンボ】に席を見つけたのが大きいだろう。

 ちなみに現在の【発見コンボ】は緑の土地加速を軸にしたタイプが主流で、《マグマ・オパス》と《奔流の機械巨人》を組み込んだ赤白青黒タイプはほとんど見られなくなった。緑抜き4色には独特のクールさがあっただけにやや残念。

沈んだ城塞 / Sunken Citadel

 やはり強かった!個人的に LCI では一番の成長株。

 これをひねって《廃墟の地》や《解体爆破場》を投げつけたり《不穏な投錨地》をクリーチャーにしたり《ガイアー岬の療養所》を起動するのはもはや日常的風景になりつつある。

 【黒単】のようなデッキが近年まれにみる色ガバガバ環境でも何とかしのいでいるのは、これや《解体爆破場》の加入が大きいのだろう。土地破壊が6枚とか採られてるし…

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