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ヒゲのおじさん大活躍映画の魅力とは「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」。
公 開:2023年
監 督: アーロン・ホーバス、マイケル・イェレニック
上映時間:94分
ジャンル:アドベンチャー/コメディ
見どころ:ピーチ姫のドヤ顔
![](https://assets.st-note.com/img/1687956616983-yqdcll2yte.png?width=1200)
子供から大人まで、名前を知らない人はまずいない「スーパーマリオブラザーズ」。
世界を見渡したとしても、その知名度は圧倒的です。
ゲームの流れもシンプルで、クッパ大王に攫われたピーチ姫を、マリオが助ける、というものです。
ただ、このシンプルさ故か。
ゲーム的な面白さとは裏腹に、映画としては「スーパーマリオブラザーズ 魔界帝国の女神」といった、特殊な作品がでてきたぐらいで、ゲームで親しんできたあのマリオの映画というのは登場していませんでした。
そんな中、ミニオンズが可愛い「怪盗グルーと月泥棒」でお馴染みイルミネーションによって、マリオたちがCG映画となりました。
一言でいえば、長年マリオシリーズをやり続けてきた人への、ご褒美のような作品。
それが、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」になっています。
詳しい内容は、内容をみてもらったほうが早いので割愛しますが、マリオ愛がこれでもかと詰まっているのが特徴です。
余計なことは一切なし。
マリオとルイージの、イタリア人家庭にありそうなちょっとした家庭内が描かれつつ、配管工として兄弟で独立したマリオとルイージ。
ブルックリンでの冴えない生活も描かれますが、ひょんなことからキノコ王国に行ったマリオたちは、クッパの脅威からキノコ王国を含めた世界を救う。
キャラクターの造形については、個人的に、チャーリー野沢がつくった「マリオの大冒険」が非常に近いように思っています。
カメックとクッパのやり取りとか、ピーチ姫が好きすぎて周りが見えない様子などは、特に。
そして、アクションにつぐアクション。
映画「マッドマックス怒りのデスロード」の手法で、マリオを作ったといえば、わかる人にはわかっていただける気がします。
物語とかよりも、とにかく、キャラクターたちが、持ち味を生かしながら戦いまくる。
マリオが好きな人であれば、とことん楽しめる作品となっているのが特徴です。
わかってるなぁ、というシーンが満載です。
感情移入する作品というよりは、マリオの世界のゲームを一緒にみているような感覚といったほうが、本作品の魅力が伝わるかもしれません。
時々、横スクロール画面のようになってみたり、カートにのったキャラクターたちが縦横無尽に駆け回る様子も含めて、余計なことは考えずに、マリオに浸ることができます。
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は、みんなで、わいわいゲームをしているような没入感があるので、マリオを知っている人も、そこまで知らない人も、それぞれ楽しめる作品になっています。
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