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『あなたの微笑み』リム・カーワイ監督インタビュー🎤

こんにちは!映画チア部大阪支部の(なつめ)です。

12月が近づいて今年も暮れになってきても、行きたいのはやっぱりミニシアター!ということで、ミニシアター愛が大爆発の映画を観に行きましょう🔥


12月3日(土)からシネ・ヌーヴォで公開のリム・カーワイ監督最新作『あなたの微笑み』
シネ・ヌーヴォでは以前からリム監督作品をすべて上映してきましたが、もちろん最新作も上映されます!

映画監督の渡辺紘文さんが“世界の渡辺”監督本人役を演じ、実在する日本各地のミニシアターを巡り実在する人々と交流しつつ、現実とフィクションの狭間を流れる不思議な映画です。

今回の取材では、コロナ禍におけるミニシアターや映画監督の存在や、映画に出てきたミニシアターのお話を中心に、リム監督ご自身のシネ・ヌーヴォとの出会いや思い出をお伺いしました。
ミニシアターを愛するすべての人と分かち合いたい、あたたかな時間を過ごさせていただきました。


是非最後まで読んで、劇場にお越しください!
12月3,4日には、監督がご登壇の舞台挨拶もあるとのことです!行くしかない!!

いつまでも、あると思うなミニシアター!!大切にしたいです。


(シネ・ヌーヴォの上映スケジュールを見ると、12月24日に「リム・カーワイ監督 大阪三部作一挙上映」の文字も……😳)




(聞き手:なつめ、さや)


チア部:この映画を観た時に、コロナ禍における文化芸術や映画、ミニシアターが置かれた状況から監督ご自身が感じるところがあって、この映画を制作されたのかなと感じました。あの時期に監督はどこでどんな状況で、どんなことを考えておられましたか。


リム・カーワイ監督:コロナ禍があって、映画産業だけでなく飲食産業や観光産業などもたくさん影響を受けましたよね。僕ももちろん、映画監督としてその影響を受けました。

一番大きな影響としては、映画を撮れないということでした。なぜ映画を撮れないかというと、お金が集められなかったからです。コロナ禍になって、みんな経済的に大変になって、お金を出すことを渋るようになったんですよね。

もう一つは、自由に行動することができないということでした。僕の場合は、ずっと海外で映画を撮っていたんですが、コロナ禍に入って規制がかかるようになって、海外にも行けなくなりました。

でもそれ以外は、コロナ禍があってもなくてもあまり変わらないんじゃないかと僕は思います。この映画の中の渡辺監督もそうですし、今日本で映画を作っている監督も、みんな同じ問題に直面しているんです。なかなか映画が撮れない、仕事がない。

それから、コロナ禍に入ってから、ミニシアターというワードが結構聞かれましたよね。ミニシアターを応援するクラウドファンディングやキャンペーンが行われて、ミニシアターは文化の施設で、「文化を守らないといけない!」と話題になったわけですが、実際問題、コロナ禍があってもなくても、ミニシアターはずっと大変だったんです。

この映画はコロナ禍において、映画監督が自主制作映画を作ってミニシアターに売りに行くという話ですけど、でもコロナ禍があってもなくても同じ、映画は売れないですよね。ミニシアターがたくさんある東京とか大阪とかとは違って、地方にはミニシアターが一軒しかない。今映画の本数がすごく増えてきていますが、地方のミニシアターで上映しようと思っても、箱自体が小さいし、動員も少ないから難しい。特に自主映画、配給会社がついてない映画は、地方はほとんどやらないですよね。

だからそういう意味では、この映画の話は、コロナ禍があってもなくても同じだったんじゃないか、映画監督やミニシアターが抱えている問題はずっとあったんじゃないかと僕は思います。


チア部:ちなみにコロナ禍の時期、監督ご自身は大阪にいらっしゃったんですか?


リム監督:そうです。今は少し緩和されて海外にも行けるようになったんですが、今年の3月までは本当に海外に行けなくて。海外に行けないから映画を撮れないっていう現実がありました。海外に行けないから日本で撮るしかなかったというのが、この映画が生まれたきっかけでもあります。だから、コロナの影響をもろ受けているということです。


チア部:なぜミニシアターをロケ地として映画を撮ろうと思ったのですか?何かきっかけはありますか?


リム監督:僕は自主映画監督で、自分で自分の映画を上映したり宣伝したりするんですけど、東京や大阪・神戸・京都、名古屋とか都会のミニシアターばかりで、地方には行かなかったんですよ。それはさっき話したような制限や限界があって自分の映画はなかなかかけられないからなんですが、だからこそ逆に興味がありました。どんなところなのか行ってみたいという気持ちがあって、実際に行ってみたら面白かったんですよね。


チア部:映画内に出てくるミニシアターは、どのように決まったのですか?


リム監督:実は最初から目当てのミニシアターがあったからその土地に行ったわけではなくて、沖縄から北海道まで巡る、誰もやったことのないようなロードムービーを撮ろうと思っていて、ロケハンをしていました。それで沖縄でロケハンをしていると、一番面白そうなのが自然と首里劇場ということになったんですよね。

次に北海道で撮るとしたら…と、北海道にあるミニシアターを全部回る中で大黒座に行ってから、やっぱりあそこしかないなと思ったので、大黒座を撮りました。

それから沖縄から北海道までの道中の話。なぜ別府で撮ったかというと、僕が元々別府が大好きで、毎年夏は必ず別府の温泉に行くんです。ずっと別府で映画を撮りたいと思っていて、今回日本の地方を巡るロードムービーですから、絶対に別府で撮りたいと思いました。そこで別府でミニシアターを探すと、自然とブルーバード劇場が出てきました。ブルーバードの支配人は91歳の岡村照さんで、多分日本では最年長の館長さんですけど、彼女を撮りたかったわけではなくて、別府を撮りたかったんです(笑)。別府が撮りたくてブルーバードに行ったら、照さんとの出会いが生まれたということです。

別府からすごく近い小倉は、最初旦過市場にロケハンをしに行ったんですよ。旦過市場がもうすぐ取り壊されるという話を聞いていて、行ってみたいなと思っていました。昭和のレトロな雰囲気が残っていて面白くて、ぜひあそこを撮りたいなと思っていたところ、昭和館があることを知りました。そういう経緯で、自然と昭和館を撮ることになりました。

唯一最初から撮ろうと決めていたのは兵庫県豊岡市にある豊岡劇場でした。去年の4月に自分の映画があそこで特集上映された時に、初めて舞台挨拶で訪れました。景色がすごく綺麗だし、劇場自体もすごく立派で、昔の映画館の風情が残っていて、とても良いところだなと思いました。舞台挨拶で行ったんですけど、本当にこの映画の中の渡部監督状態でした。だからまあ…大変だなと思っていて。もちろん豊岡劇場以外でも自分の映画はあまり流行らないですけど(笑)、でも豊岡に行って、人が入らないということを体験して、この映画のアイデアもそこで生まれました。というように、最初からこの映画では絶対に豊岡も舞台にしようと思っていて、しかもクライマックスはそこで起きると考えていました。

沖縄の首里劇場とか鳥取のjig theaterとか、小倉の昭和館とか北海道の大黒座、サツゲキは、元々その場所が撮りたくて、そしてその土地にあったミニシアターで、本当に偶然出会ったという感じです。


チア部(なつめ):私は以前jig theaterに行ったことがあるんですが、なぜ鳥取のあの場所を撮りたいと思ったのか気になりました。


リム監督:それも実は元々jig theaterが撮りたかったわけじゃなくて、豊岡から鳥取が近いから、山陰線に乗って行ってみたら電車の外に見える景色がすごく綺麗で、ロードムービーを撮るとしたら絶対あそこを撮りたいと思ったんですよ。電車に乗って、日本海沿いを回るということを。そしてそのとき鳥取の松崎というところにjig theaterという劇場が新しくできたと聞いて、行ってみたいと思って行ってみたら、あんなに綺麗なところがあるんだとびっくりしました。それでもう、あそこで撮るしかないなと思って。


チア部(さや):私も今度行ってみたいです。


リム監督:いやあ、めちゃめちゃ良いですよ。温泉もあるし、本当に景色が素晴らしい。映画を観てもわかると思うんですけど、東郷池も、緑も、空もすごく良いです。


チア部:ミニシアターの館長の多くはご本人が出演されていますが、メインとなる豊岡劇場がご本人ではないのには何か理由がありますか?


リム監督:自分の映画を上映してもらって舞台挨拶で行った時に、場所や劇場に惹かれて「ここ」で映画を撮りたいと思った最初のきっかけが豊岡劇場でした。そのとき、映画館の話を撮りたくて、当時の館長だった石橋さんに出演してもらいたいと思っていたんですよね。どんな話を作るかまだ決まっていなかったけど、豊岡劇場は撮りたいというアイデアがあって。そこで石橋さんに出演してもらえませんか?と聞いたら、絶対嫌だ、絶対出ないと言っていました(笑)。こういうわけで、もし豊岡劇場で撮るとしたら、別の人にお願いしようと最初から思っていたんですよ。

この映画の準備をしていたときに、尚玄さんに豊岡劇場の館長さんを演じてもらうのが良いだろうと思っていました。でもその後沖縄で撮ることになって、尚玄さんは沖縄の方ですから、豊岡の館長さんを演じるよりも沖縄の人を演じるほうがいいだろうと思うようになって。沖縄パートで沖縄弁を喋る成り金のキャラが必要で、尚玄さんにそのキャラを演じてもらうと面白いんじゃないかと思って、尚玄さんにその役で出てもらうことになったんですよね。

そうすると、豊岡の館長さん役で他の人を探さないといけなくて、色々あって最終的に田中(泰延)さんにお願いすることになりました。


チア部:田中さんと平山(ひかる)さんは本物の父と娘のような雰囲気が出ていたように感じましたが…。


リム監督:全く関係ない2人です(笑)。お二方同士も初対面でした。


チア部:この映画では、リアルとフィクションの境目が全てにおいて分からなくなるような、すごく不思議な感じがしました。


リム監督:そうですよね、リアルか嘘かよくわからない。本人が演じているんですけど本人ではないし、本人がそういうキャラクターなわけではないんですよね。映画の中の渡辺さんはもったいぶる嘘つきな人間ですけど、現実の渡辺さんはそういう人じゃないので。それも全部、演出しました。


チア部:映画内のミニシアターは館長の反応を含め、独自のカラーが映し出されていたように感じます。ミニシアターで撮影するときに意識していたことや、見てほしいポイントなどはありますか?


リム監督:撮影する前に現地に行って、支配人さんたちに撮影交渉をして、出演の依頼もしました。意外と皆さん喜んでくれて、撮影も出演も全然大丈夫ですよという感じで。本当に皆さんすごく優しい。本当に突然行って、しかも現地の人でもないのに、それでも喜んで迎えてくれるというのはすごくありがたかったです。

そして会ってみるとそれぞれの個性があるんですよね。そういう個性は僕にとって宝で。あの場所を撮りたいと思って行ってたまたま出会ったんですが、でも絶対彼らの個性を映画の中に活かしたいなと思いました。渡部さんを連れて行ってからシチュエーションを作っていきました。だから、それぞれの個性は出ていると思います。でもその個性は、こちらが演出してはできないので…。


チア部:では、特に台詞が決められていて…というわけではなかったんですか?


リム監督:事前に皆さんに教えてないんですよね、何を喋るか。現場で初めて、こういうふうにしてくださいとお伝えしました。渡部さんの場合は芝居ができるので台詞を長くすることはできるんですけど、支配人さんたちはやっぱりリアルな人ですから、無理に変なことを言わせるのは難しいので、なるべくシンプルにこういうことを言ってほしいとか、渡部さんの質問に対して答えてほしいとか。


チア部:そうなんですね。特に首里劇場の支配人さんとのシーンが非常に印象に残ったので…。


リム監督:それは自分もびっくりしました(笑)。ああいうふうになるのか、と。でも首里劇場の館長さんは元々そういう性格の人ですよ。


チア部:そこが演出されたものなのか、リアルな反応なのかすごく気になっていました。


リム監督:シチュエーションは説明してあったんです。要するに、渡部さんが上映してほしいと頼んでくるけど、ここでは上映できないからと彼を追い出してほしいと。でもそういう「フリ」は元々彼のスタイルです。誰に対してもそういうことをやるので(笑)。追い出してほしいとしか言ってないけど、彼はそういう「フリ」をやってくれました。だから渡部さんもびっくりしていました(笑)。本当にリアルに走って、館長さんもリアルに転んでいるんですよね。それは全然演出ではなかったです。あれはすごく面白かった(笑)。


チア部:ここからは、監督ご自身についてのお話をお伺いしたいと思います。

シネ・ヌーヴォの思い出を教えてください。


リム監督:もちろんたくさんあります。シネ・ヌーヴォは自分の映画をずっと上映してくれた劇場ですし、学生の頃から僕はこの劇場のことを知っていて、この劇場を通じて色々な人に出会えたわけですから。思い出がいっぱいある場所ですよ。この劇場がなかったら、僕は映画の世界に足を踏み入れなかったかもしれないとも思います。


チア部:映画の世界に足を踏み入れた、そのきっかけはなんだったんですか?


リム監督:最初は映画を作ろうと思ってなかったんです。学生の頃はミニシアターでずっと映画を観てて、大学4年生の頃にシネ・ヌーヴォで原一男監督主催のシネマ塾というものがあったので、それに参加したんですよね。そこで、映画を作りたい人とたくさん知り合いました。

その話自体はそれで終わるんですけど。その後大学を卒業して東京で就職して、東京は映画館がたくさんあるから映画もたくさん上映されていて、東京でも毎日のように映画を観ていました。

ある時、仕事が面白くなくて別のことをやりたいと思ったときに、映画を撮りたいと思って会社をやめて、映画を作り始めました。

恐らくシネマ塾に参加しなかったら、映画を作りたい人と交流することがなかったら、映画を作りたいという気持ちにもならなかったんじゃないかと思うんですよ。そういう意味では、シネ・ヌーヴォは僕にとって1つの原点だとも思います。


チア部:シネマ塾に参加しようと思ったのはなぜだったんですか?


リム監督:たまたま原一男監督のドキュメンタリー映画を観て、すごく面白くて、どういう風に撮ってるんだろうと気になったんです。そのときシネマ塾というものをやっているということを知って、それで参加したんですよね。

でもそれに参加したからと言って、別に映画を撮りたいと思ったわけではないんです。ただ、そこでシネ・ヌーヴォの前支配人である景山さんや、シネマ塾の講師として来ていた柳町光男監督とも知り合うことになったし、東京に行ってからもシネマ塾に参加した塾生と会うような交流が続いていました。そういうつながりによる直接の影響はなくても、僕の中に映画を撮りたいという気持ちを目覚めさせて、実際に映画を撮り始めた1つのきっかけになったのかもしれないとは思います。


チア部:昔からかなりたくさんの映画を観られてきたと思うんですが、学生時代に観て、今の自分にも影響を与えている作品はありますか?


リム監督:山ほどあります。好きな監督もいっぱいいるし。

でもやっぱり、エドワード・ヤン監督ですかね。僕はずっと彼の映画が大好きで、彼の映画を観るたびに映画を作りたくなる衝動、欲望が生まれてくるんです。自分の映画自体も多少は彼の影響を受けているかもしれないです。とにかくエドワード・ヤンという存在は、僕にとってはとても大きいです。10年以上前に亡くなったわけですが、僕が映画を撮ろうと思った頃にはまだ健在だったし、実際僕も会ったことがあるんですよ。やっぱりすごくカリスマ性を感じましたね。


チア部:私たち映画チア部はみんな大学生で20歳くらいなんですが、それくらいの年代の学生におすすめの映画(敢えて今観てほしい映画や、監督ご自身がそれくらいの年齢の頃に観ていた映画など)を教えてください。


リム監督:今急には思い出せないですけど、日本映画だったらやっぱり溝口健二、成瀬巳喜男、増村保造の映画ですかね。特に成瀬の映画は、どれを観ても面白いし、すごく幸せな気持ちになります。彼らの映画を観るたびに、僕はすごく楽しくなるし、刺激を受けます。あと小津安二郎の映画も面白いですね。

それから、エドワード・ヤンの『牯嶺街少年殺人事件』。いっぱいあるから急には思い出せないですね。


チア部:やっぱり若い人には日本の古典映画を観てほしいということでしょうか?

リム監督:そうですね。白黒映画かもしれないですけど、ちゃんと観てくれたら誰の作品を観ても面白いと思います。

例えば成瀬の映画は、その多くが男と女の話で、壮大な物語やすごくドラマチックなことはないかもしれないけど、映画全体のリズム感が良くて、すごく幸せを感じます。男女の目線の交わし合いとか、話し言葉とか。引き込まれていくような映像の連続です。『浮雲』が1番有名ですけど、どれ観ても面白いです。シネ・ヌーヴォでも時々特集上映が組まれたりしますよね。

あとは小津の映画は、笑えるんですよね。ドラマチックなことはない家族とか父と娘の物語が多いですが、会話がコメディタッチで、観ていて笑ってしまいます。全くつまらなくないですね。なぜだろうと思うくらい、引き込まれます。


チア部:ありがとうございます!

それでは最後に、シネ・ヌーヴォでこの映画を観るお客さんにメッセージをお願いします。


リム監督:この映画は自主映画監督やミニシアターの話ですから、宣伝すると自主映画やミニシアターに興味がある人しか観に来ないと思うんですよ。しかもミニシアターの話になると、自分とは関係ないと結構距離を置く人もいるかと思うんです。でも実際観てみたら、もちろん自主映画監督やミニシアターの話ですけど、恐らく映画をよく知らない、あまり観ない人でも楽しめる映画になっていると思っています。僕はこの映画をエンターテインメントだと思っています。笑いがあり、感動もあり。しかもこの映画を観ることによって、自分の知らないミニシアターや映画監督の仕事について知ることになるし、映画の楽しさをもっと味わえるんじゃないかと思います。本当に、たくさんの人に観てほしいです。騙されたと思って1回観に来たら、ミニシアターや映画監督の面白さをわかってくれると思います。

リム・カーワイ監督



『あなたの微笑み』 

12月3日(土)よりシネ・ヌーヴォにて公開!

出演:渡辺紘文、平山ひかる、尚玄、田中泰延 
監督・プロデューサー・脚本・編集:リム・カーワイ 
撮影:古屋幸一/録音:中川究矢、松野泉/音楽:渡辺雄司/サウンドデザイン:松野泉/宣伝デザイン:阿部宏史/予告編監督:秦岳志 
配給:Cinema Drifters 宣伝:大福 
2022|日本|カラー|DCP|5.1ch|103分 
(C)cinemadrifters 

文化庁「ARTS for the Future!」補助対象事業

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