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Twitterから映画

映画「Zola ゾラ」

鑑賞からやや時間が経過しましたが、消化しきれていない作品です。
まず、物語のベースが、ゾラことアザイア・キングという女性がツイッターに投稿した148件のツイートと、彼女を取材した「ローリングストーン」誌の記事だそうです。1ツイート140文字×148件を90分尺の脚本に仕上げるって、どういう執筆作業なのだろう……想像し難い。
わたしが観たスクリーンでの観客層は、定年退職後であろう単身のおじさんと、きっとスタジオA24の製作する映画が好みなのだろうおしゃれに敏感そうな若者たちでした。その両者とも、想像していた映画とは違っていたのではないかと思います。そういう、わたしも同様です。

時は2015年。デトロイトのダイナーでウエイトレスとして働くゾラはたまたま接客したステファニーと、「実はダンサーである」という共通点から話が弾み、連絡先を交換します。翌日、ゾラは、そんなほぼ初対面のステファニーから「フロリダのクラブならもっと大金が儲かるよ」と声を掛けられ、一緒に行くことに。しかし、フロリダに向かう車には、ステファニーの彼氏と名乗る男と見るからに怪しいイカツイ男が同乗。この時点で、わたしは、行かないほうがいいんじゃないの? と思いましたよ。ステファニーはたしかにピンクが似合うキュートな女の子だけど、ダイナーで一緒だった男からしてちょっと……な感じだったからです。
一行はフロリダのタンパに着き、ゾラとステファニーは早速、クラブでポールダンスをして儲けますが、本当の儲け話はそのあとに待っていました。儲け話のために次々起こる危機的状態を瞬時の判断で切り抜けていくゾラはすごい。賢くて、生存能力があります。いっぽうのステファニーは、あれでもう娘がいるそうで、心配になります。
ポールダンスではセクシーなポーズを披露するし、本当の儲け事ではどんどんコスチュームが過激になるけれど、彼女たち二人が裸になることはありませんでした。すぐに服を脱いで裸を見せるのは、彼女たちを目当てにやってくる男たちのほうというのが、この作品の見どころ(?)というか、他では見ない特異点です。

最近、新宿三丁目で映画を見たら、無印カフェに寄ることが増えました。
ピカデリーとつながっていて道中が涼しいのと、プリンとかコーヒーゼリーとかパフェとか、おやつのメニューがたくさんあるのと、アイスコーヒーが200円で付くのがうれしいです。給水場で水筒にお水も汲めるので、夏場は助かりました。