劇場版 呪術廻戦 0

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総合:★★★★★
 ┝構成 :★★★★☆
 ┝演出 :★★★★★
 ┝映像 :★★★★★
 ┝音楽 :★★★★★
 └独創性:★★★★☆

ー基本情報ー
監督: 朴性厚
出演者: 緒方恵美、花澤香菜、中村悠一、櫻井孝宏など
製作年: 2021年

★おすすめポイント★
①原作未読でも楽しめる。
②少年漫画の王道作品。
③主題歌と作品が融合した作品。

▼あらすじ

幼少のころ、幼なじみの祈本里香を交通事故により目の前で失った乙骨憂太。「約束だよ 里香と憂太は大人になったら結婚するの」怨霊と化した里香の呪いに苦しみ、自身の死を望む乙骨だったが、最強の呪術師・五条悟によって、呪術高専に迎え入れられた。(以下省略)
(公式サイトより)

▼構成

普通の高校生活を送っていた乙骨憂太だが、ある事がきっかけで彼の怨霊が暴走し、クラスメイトに重症を負わせた。そして呪術高専に入り、トレーニングを受ける事で怨霊をコントロールしようとするが、普通の人間を滅ぼそうとする夏油 傑が率いる過激な団体が出来てきた事で壮大な戦いに発展する事になる。

▼演出

非常にテンポがよく、呪術廻戦という言葉しか知らない人でも楽しめるストーリー展開。主人公と身の回りにいるキャラクターとの関係性を一度で理解させてくれる見易い作品だった。戦闘シーンの迫力が凄く、BLEACHやNARUTOを楽しく読んでいた人は楽しめるだろう。

▼キャラ

主人公の乙骨憂太は心が優しすぎていいキャラクターだが、気が弱すぎる部分も見受けられた。しかもそのキャラクターを演じるのは緒方恵美。また劇場でエヴァンゲリオンの碇シンジを見る事ができたと思った。本作は愛をテーマにしている部分があるため、彼自身と彼に憑いている怨霊との関係も見所だ。愛について考えさせてくれるだろう。

▼その他

内容は素晴らしかったが、それ以上に感銘を受けたのは本作の主題歌を担当したKing Gnuの楽曲、「一途」。歌詞と本作の世界観が素晴らしくマッチしていた。マッチさせるのは当たり前の事かもしれないが、「最期にもう一度力を貸して」の歌詞がラストの渾身の一撃のシーンに適していて、主題歌と本作が一つになった瞬間を感じた。加えて、曲のダークな雰囲気が本作の世界観を上手く表現出来ていると思った。

▼この作品が好きな人へのおすすめ作品

超話題作の作品から、
→劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020)

緒方恵美の魅力をもっと楽しみたいなら、
→ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007)
→ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009)
→ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012)
→シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll(2021)

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