ドリームプラン(原題:King Richard)

▼タイトル
ドリームプラン(原題:King Richard)
総合:★★★★☆
 ┝構成 :★★★★☆
 ┝演出 :★★★★☆
 ┝映像 :★★★★☆
 ┝音楽 :★★★★☆
 └独創性:★★★★☆
 
 
ー基本情報ー
監督: レイナルド・マーカス・グリーン
出演者: ウィル・スミス、アーンジャニュー・エリスなど
製作年:2021年
 
 
★おすすめポイント★
①ウィル・スミスが念願のアカデミー賞主演男優賞受賞作品。
 
②彼が考えるドリームプランの意味が奥深い。
 
③心に響く家族作品。
 
▼あらすじ
2人の娘を世界最強のテニスプレイヤーに育てる夢を持つ破天荒な父親リチャード。テニス未経験の彼は、娘たちが生まれる前から「常識破りの計画=ドリームプラン」を独学で作成。その無謀なプランと娘たちの可能性を信じ続けた父は、どうやって2人の世界チャンピオンを誕生させたのか?(公式サイトより)
 
▼構成
世界的な有名なテニスプレイヤー、ビーナス・ウィリアムズとセリーナ・ウィリアムズの父親であるリチャード・ウィリアムズの生涯を描いた作品。彼がどうやって彼女らを育てたのか、彼は彼女に対してどうゆう思いを持っていたのかが分かり、ヒューマンドラマとして楽しめる作品に仕上がっている。
 
▼演出
有名なテニスプレイヤーに育てるただのスポ根の物語ではない。そして娘を有名にする事以上に大事な教訓が彼にあったため、スポコンという部分よりも人生で大事な事は何かを教えるストーリーに仕上げている。実際にテニスの試合シーンはあまりなく、子供たちに教訓としてディズニー作品を見せたり、試合よりも勉強を優先させたりと教育の大事さを伝えるストーリーになっている。
 
▼キャラ
リチャード・ウィリアムズは娘をプロのテニスプレイヤーにしたくてもコネがない。だから急にプロのコーチに頼み込んだ。そして娘はプロになるからレッスン料は無料にしてくれといった常識破りの部分があったが、プロとしての訓練だけじゃなく、勉学を優先させたりするような常識的な部分もあった。少しでもコーチの教え方と自分の意見が合わなかったら、対立する所があるが、娘の成功を誰よりも信じた心優しい父親だった。
 
▼その他
人生で大事な事を教えてくれる作品の一つとして本作を推したい。そして良質な家族の作品を観たい方におすすめしたい作品だった。ウィル・スミスはバッドボーイズやメン・イン・ブラックといったエンターテイメント性の高い作品のイメージがあるが、本作で彼は演技派の俳優だと改めて実感できた。
 
▼この作品が好きな人へのおすすめ作品
ウィル・スミスが演じる最高な父親作品と言えば、
→幸せのちから(原題:The Pursuit of Happyness)(2006)
 
父と娘のスポーツ作品と言えば、
→ダンガル きっと、つよくなる(原題:Dangal)(2016)


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