大怪獣のあとしまつ
総合:★★☆☆☆
┝構成 :★★☆☆☆
┝演出 :★☆☆☆☆
┝映像 :★☆☆☆☆
┝音楽 :★☆☆☆☆
└独創性:★★★★☆
ー基本情報ー
監督:三木聡
出演者: 山田涼介、土屋太鳳、濱田岳、オダギリジョー、西田敏行など
製作年: 2022
★おすすめポイント★
①誰も着目しなかった倒した後の怪獣の処理。
②公開早々酷評の嵐。
③豪華すぎる俳優陣。
▼あらすじ
暴れ狂う大怪獣に、逃げ惑う人々。突如、ヒーローが現れて世界を救う―。子供の頃に誰もが憧れた、お決まりの、お約束の展開。しかし、倒された怪獣の死体処理は、果たしてどうなっていたのか?誰が、いつどこで、どんな方法で―。
(公式サイトより)
▼構成
物語は怪獣が死んだ後から始まる。しかも突如現れた大きな光が怪獣を仕留めた。政府が特殊部隊に怪獣の死体の後処理を命じるが、政府は政府で国民を安心するために政策を立て直す。政府側と現場側の両方の立場を同時進行で進めていく構成となっている。
▼演出
本作の演出は何とも言えないものだ。監督のセンスが個人の感覚に響かなかったのかどうか、役者たちの演技が下手に見えてしまった。土屋太鳳のセリフがあまり20代の女性とは思えないセリフ回しで不自然。濱田岳はオーバーな演技。ふせえりもあまり見てられない演技だった。そして岩松了からはギャグが出ているが、あまりにも笑えない。大臣の会議でのコントはいい加減にしてくれと思った。
▼キャラ
山田涼介演じる主人公、帯刀アラタは特務隊任務中に謎の光に包まれてから2年間行方不明となっていて、謎が多い部分があるが、そんな主人公である彼よりも夫婦役の土屋太鳳と濱田岳の関係が印象的だった。簡単に言えば、山田涼介と土屋太鳳は元恋人役だった。彼が帰ってきた事で分かりやすく、夫婦関係に変化が起きる。ドロドロとした不倫ドラマでも生まれるのではないかと思った瞬間だが、濱田岳も不倫していたのは少し笑えた部分だった。
▼その他
染谷将太、二階堂ふみ、菊地凛子などの実力派俳優がほぼ脇役なのが贅沢なところだ。もし豪華俳優陣でなかったらさらにつまらなかったのかもしれない。一応大作映画なので、久々の邦画としての大作作品を観られたのはラッキーだと思いたい。
▼この作品が好きな人へのおすすめ作品
怪獣作品から、
→シン・ゴジラ(2016)
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