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【映画評】三宅唱監督『夜明けのすべて』/世界はこんなに優しく、僕らは夜空を見つめて生きていける

昨年の夏前、東京の撮影所で『室町無頼』の準備をしていると、ばったり三宅唱監督に会いました。
「今日は何の作業ですか?」と聞くと、三宅さんは「新作のダビングです」と答えました。
『ケイコ 目を澄ませて』という傑作に続き、どんな映画が放たれるのか楽しみに思った記憶があります。
その映画こそ、今公開中の『夜明けのすべて』でしょう。
大泉学園のT-JOYで観てきました。

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