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マイクロサッケード、周辺視は生物がサバイバルするための機能。生物の進化から考える視覚機能のお話。
報酬系回路と交感神経の活動。自律神経の活動は間違って理解されている事が多い。
アスリートのための感覚統合トレーニング
感覚とはなんだろう?
スポーツのあらゆるシーンで「感覚」と言う言葉が使われている。
「あの選手は感覚でプレーしている」とか、「感覚的に優れている」等はよく耳にする事があるし、「あの選手は勘が良い」や、「当て勘」等の言葉も実際は「勘」ではなく「感」という意味合いで使っているのではないかと思う。
トレーナーやストレングスコーチも、「感覚の部分は分からない」とか、「選手の感覚には踏み込めない」等
感覚受容と身体イメージ
感覚は身体イメージを形成する
先述してきたように感覚が身体運動を決定する重要な因子である事は明らかであるが、これらは単に個別の感覚として処理されている訳ではなく、統合され自己の身体形態を認識する基盤として働き、その自己の身体形態の認識が適切な身体運動を形成する。
この「自己の身体形態の認識」をボディイメージと呼ぶ。この言葉自体は身体図式、身体表象、ボディシェーマ等様々な呼称で表される。本書では
感覚器としての筋に目を向ける
筋を鍛えるのと同じように感覚を鍛える必要がある
スポーツ動作の多くが、筋の緊張/弛緩のコントロールの上に成り立っている。にも関わらず、トレーニングのほとんど全てが「筋の緊張」を学習するものになっている。
感覚は脳を書き換える力を持つ
脳内のマッピングを変える事に意味がある
身体運動の変容には「ボディイメージの適切化」が必須である事はご理解いただけただろう。
「運動変容」という現象の背景には単に習慣が変わるといった表面的な事ではなく、脳内のマップが変容する事こそがその本質であると言える。
例えば、第3指を切断後62日後に体性感覚野は変化する事が知られている。具体的には3指の領域は第2,4指の領域に侵食される。体表から消え