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ライバルにさくらは渡さない!前編

俺は〇〇。高校1年生で現在卓球部に所属している。

俺には負けたくないライバルというか嫌いなやつがいる、△△という男だ。

なぜなら好きな人が「一緒だからだ」


??:2人ともお疲れ〜、はいこれスポドリ


△△:ありがと

〇〇:さくらありがとな

さくら:ほんと無理しないでね!特に〇〇!!

〇〇:そんな言わなくてもいいじゃん(泣)

△△:こいつは下手くそだから練習させとけ

〇〇:くっ!

俺は何もいい返せなかった

さくら:なんで△△君はそんなこと言うの?

△△:本当のことだから

俺は居てもたっても居られずにその場から逃げた

さくら:〇〇!ちょっと待ってよ!

ガシッ

さくら:△△君?

△△:あんな奴いいから練習付き合ってよ

さくら:でも...

△△:卓球部のマネージャーでしょ?

さくら:うん...

さくらは追いかけて来なかった

放課後...

〇〇:結局は1人で走り込みか

さくら:〇〇!

〇〇:なんださくらか

さくら:なんだとは何よ!

〇〇:△△に付きっきりの練習楽しかったか?

さくら:何それ、私にはマネージャーの仕事があって...

〇〇:俺を追っかけるのはマネージャーの仕事じゃないって言いたいのか?

さくら:それは...

〇〇:あいつのこと好きなんだろ?

さくら:そんなことない!

〇〇:じゃあなんで!!

さくら:もういい...もう〇〇なんて知らない!



さくらは走って行ってしまった


〇〇:俺は大バカだな、自分の情けなさや弱さを他人のせいにしてさくらに八つ当たりするなんて

翌朝...

〇〇:はぁ、さくらに謝りたいけど、どうやって謝ろう

すると、後ろから...

△△:おい!〇〇今日の部活の時間お前に話があるから部室に来い

〇〇:おう

そして授業が全て終わった〇〇は部室に向かった

△△:おー、遅かったな

〇〇:わりぃ、で話ってなんだ

△△:俺さくらちゃんが好きみたいなんだ

〇〇:え?!!

△△:お前がさくらちゃんの幼馴染かなんか知らないけどさ、さくらちゃんにもう近づかないでくんないか?

〇〇:なんで?

△△:なんでじゃねぇ!!

△△:なんでもだ、じゃあそういう事だから頼むわ〜

〇〇:待て!

△△:あ?なんか言ったか?

〇〇:待てって言ってんだ!!

〇〇の中で何かがぷつんと切れた

〇〇:お前がさくらを好きになっただあ?
だから近づくなだと?ふざけんな!!

△△:はぁ?

〇〇:言っとくけどな、俺はむかしっからさくらのことがずっと好きなんだよ!!

△△:ハッハハハ、面白いなお前

〇〇:はあ?

△△:じゃあ勝負しようぜ

〇〇:どう言う意味だ?

△△:次のシングルスの大会で結果が良かった方がさくらちゃんに告白する、どうだ悪くない勝負だろ?

〇〇:くっ!

△△:あれれ?そっか〇〇君って弱いもんね
もしかして一回戦で負けちゃう?(笑)

〇〇:ハッハハハー

△△:どうした?壊れたか?

〇〇:面白い!その勝負乗った!

△△:じゃあお互い頑張ろうぜ!ラ・イ・バ・ル君!

〇〇:うっせぇ、お前は首洗って待っとけよ

△△:はいはい

〇〇は部室から勢いよく飛び出してった

△△は気づいていた


△△:さくらちゃん盗み聞き?

さくら:すいません

△△:どっから聞いてた?

さくら:さ,最初からです

△△:じゃあ説明する必要ないか

△△:一応言っとくけど、俺マジでさくらちゃんのこと好きだからね

さくら:ありがとう△△君、でもわたしそんないい子じゃないよ?

△△:そういうのいいよ、大会で絶対勝ってさくらちゃんに告白するから!

さくら:待ってるね😏

一方〇〇はというと

〇〇:あー、あんなこと言っちまったけど、どうすればいいんだ?

〇〇:まずはさくらに謝らなきゃな!

〇〇:やっべぇ、部活の時間だ!

〇〇は部活にいつも以上の真剣さで取り組んだ

放課後...

〇〇:さくらちょっといいか?

さくら:なに!

〇〇:昨日はごめん!俺自分の弱さや情けなさを他人のせいにしてさくらに八つ当たりしてた!本当にごめんなさい🙏

さくら:〇〇はさ私といつから一緒だっけ?

〇〇:幼稚園からです

さくら:そうだよねぇ?💢


〇〇:(こうなったさくらは誰にも止められない)

さくら:こういうことしたら私が怒ることぐらいわかるでしょ!付き合い長いんだから!

〇〇:はいぃ〜...

さくら:〇〇!!

〇〇:は、はい!

さくら:わたしのカバンを家まで持つ刑に処す

〇〇:はいぃ😨

さくら:いやなの?💢

〇〇:いやじゃないです!!

さくら:よろしい、じゃあマネージャー業務終わらしてから行くから待ってて!

〇〇:わかった

数分後...

さくら:お待たせ!じゃいくよカバン持ちさん

〇〇:その呼び方やめろよ〜

さくら:だって〇〇が悪いんでしょ?

〇〇:そうだけどさぁ〜

なんやかんや話しているうちにさくらの家に着いた

〇〇:ふぅ〜着いた、じゃあ俺帰るわ

さくら:疲れたでしょ、麦茶くらい出すよ

〇〇:悪いよ〜

さくら:いいから早くあがって

〇〇:わかったよ、お邪魔しまーす

さくらの家に上がるのは意外と久しぶりだった

さくら:今麦茶持ってくるから待っててー

〇〇:はいよー

??:ほんと最近はあっちいよな〜って〇〇じゃないか

〇〇:おっ!さくらの父ちゃん久しぶり!

さくら父:最近全然遊びに来ないから心配したよ

〇〇:ごめんごめん!俺部活入ったんだ!

さくら父:まさか卓球部か?

〇〇:BINGO!!

さくら父:嬉しいな〜、やっぱり俺に憧れた?

〇〇:まあどちらかというとさくらに憧れたかな?

さくら父:オレカナシイ😢

〇〇:悲しまないでよ(笑)

さくら父:だってさぁ(泣)

〇〇:でも流石にオリンピックで金メダル取った時はバカみたいにかっこよかったよ

さくら父:ほんと?

〇〇:うん!

さくら父:だろー!

そう!さくらのお父さんはオリンピックの元金メダリストだ

さくら父:さくらもな、今の高校に卓球部があればな

〇〇:だよね〜、中学校の時は女子でさくらに勝てる奴いないんじゃねぇかってぐらい強かったもんね(笑)

さくら父:な!暴れ回ってるボス猿みたいだったよな(爆笑)

〇〇:あっ!

さくら父:アーハッハッハッ...後ろから冷たい視線が

さくら:お父さん?💢私がボス猿とかなんとかって言った?💢

さくら父:まさか💦?聞き間違いじゃないのか💦?

さくら:〇〇〜、どうなの?

〇〇:言ってました😐

さくら父:おい〇〇酷すぎるぞ😭

〇〇:ごめん🙏最近俺もさくらの事怒らせちゃってて

〇〇:もう逆らえない(笑)

さくら父:そんなぁ〜...

さくらの父ちゃんはその後さくらにこっぴどく叱られた

すると...

??:ほらほら、〇〇君の前でみっともないからやめなさい!!

さくら父:きゅうせいしゅ〜(泣)

さくら:お母さん!だってお父さんが!

さくら母:わかってる。私が後でお灸据えておくから。

さくら:お願いします!!

さくら父:え?〇〇〜

〇〇:無理です

さくら母:久しぶりね〇〇君!元気だった?

〇〇:はい!さくらの母ちゃんも元気そうで良かったです!!

さくら母:せっかくだからご飯食べていきなさいよ。

〇〇:悪いですよ!

さくら母:何が悪いもんですか!こういう時は
遠慮しないの!

〇〇:じゃあ、お言葉に甘えて

さくら母:よし!そうと決まれば、さくら手伝って!

さくら:はーい!

さくら達は料理を作りに台所へ行った。

〇〇:あの〜...

さくら父:もう〇〇なんて知らない!

〇〇:そんなこと言わないでよ(笑)

さくら父:ふん!

〇〇:さくらの父ちゃんに頼みがあるんだ

さくら父:頼み?そんなの違う人でもいいじゃん!

〇〇:これは卓球の上手いさくらの父ちゃんにしか頼めない頼みなんだ!

さくら父:ん?卓球の悩みだと?!!

さくら父:うん!聞くきく!

〇〇:(切り替えはや!笑)

〇〇:シンプルなんだけどさ、俺卓球の実力上げたいんだ!

さくら父:なんでだ?まだ1年生なんだから
ゆっくり身につけていけばいいじゃないか!

〇〇:それじゃあ間に合わないんだ!
俺は男として強くなんなきゃいけないんだ!

さくら父:強くなってどうする?

〇〇:さくらを守るんだ!!あっ😅

さくら父:〇〇お前まさか!

〇〇:そのまさかだよ

さくら父:😏

〇〇:にやにやしないでよ!

〇〇はさくらの父に全て話した

さくら父:なるほどなぁ...わかった!
俺のクラブに来い!俺がみっちり鍛えてやる!

〇〇:お願いします!師匠!

さくら父:その響きいいな!ちょっと待ってろよ

さくらの父は台所に向かった

さくら父:母さん、料理って時間どんぐらいかかる?

さくら母:まあかかって1時間ぐらいかしら

さくら父:オッケー!〇〇とちょっと出かけてくる!

さくら母:どこ行くのよ?

さくら父:それは...内・緒!

さくら母:何よそれ!

さくら父:じゃあ行ってきまーす!

さくら母:あっ、ちょっと

さくら父:〇〇!さっそくクラブ行くぞ!

〇〇:はい!

〇〇はさくらの父が経営する卓球クラブに向かった

さくら父:着いたぞ〇〇!

〇〇:すげぇ。ここが卓球クラブ!

さくらの父に連れられ中に入った〇〇はびっくりした

なぜなら卓球してる人達の年齢がバラバラだったからだ

〇〇:嘘だろ...

さくら父:うちのクラブでは1番若い子で4歳ご年配の方は82歳までいるぞ!

〇〇:すげぇ...

さくら父:それだけ老若男女に愛されてるスポーツってことだな

〇〇:凄すぎて言葉が出ないわ(笑)

さくら父:驚いてる暇はないぞ。まずは〇〇お前の実力を測る

〇〇:はい!お願いします!

さくら父:じゃあそうだな〜。おっ、和!
ちょっと来てくれ!

和:は〜い


さくら父:じゃあ、〇〇最初に和と1セットマッチのゲームをしてくれ

〇〇:いいけどさ、相手小学生じゃない?

さくら父:そうだけど?何が問題あるか?

〇〇:さすがにみくびられちゃ困るよ

さくら父:だってさ和

和:むぅ😠


さくら父:あーあ、俺しーらね

なんやかんやで試合は始まった

そしてもちろん〇〇が...負けた

しかも点差は危うくラブゲーム 1-11

さくら父:こりゃまた酷くコテンパンにされたもんだ(笑)

〇〇:俺って才能ないのかなー?(泣)

さくら父:泣くなよ(笑)お前は頑張ったよ
U-10日本代表の1人相手にな

和:うん!なかなか強かったよ!あ、あと最初っから本気出してたら3本くらい取れたかもね

さくら父:そうだな!相手が小学生だからって手加減しちゃダメだな

〇〇:和ちゃん、めっちゃしっかりしてんな!

和:えっへん!

さくら父:え?俺無視?

〇〇:さくらの父ちゃん!

さくら父:なんだ?(泣)

〇〇:俺絶対強くなる!

さくら父:ふふっ、その粋だ!

さくら父:よし!今日は帰って、美味しい母さんのご飯を食べよう!!

〇〇:はい!師匠!

〇〇は知らなかったこれから地獄の日々が始まることを...

to be continued…。

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