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初の警備の仕事でいきなりツンデレアイドルのボディーガードになったんだが?!

俺の名前は〇〇。体のガタイを活かして警備員になったんですが、出勤初日にアイドルのボディーガードになってしまった。



〇〇:はぁ〜あ、警備の仕事かぁ

〇〇:不安だなぁ〜、まあでも建物の見回りとかって言ってたから大丈夫か

〇〇は15分ほど歩き職場に着いた 

コンコン...

〇〇:失礼します!今日からこの会社で働く事になりました〇〇です。わからないことだらけですが皆様何卒よろしくお願いします。

数秒の静寂の後に、大きな拍手が上がった

先輩:こりゃあ、元気があっていいわ!
社長!いい子見つけましたね!

社長:当たり前だろ、俺がしっかり見極めたんだからな

〇〇:(いい雰囲気の会社でよかった)

社長:〇〇いきなりで悪いんだがさっそく仕事に行ってもらいたいんだがいいか?

〇〇:はい!

先輩:社長まさかだとは思いますけど、あれに行かせるんですか?

社長:そのまさかだ

先輩:まじか、〇〇頑張れよ👍

〇〇:え?どういうことですか?

社長:〇〇、お前にはアイドルの護衛をやってもらう

〇〇:えぇ〜〜!!

社長:驚く気持ちもわかるが〇〇にしか頼れないんだ、頼む!

〇〇:わ、わかりました

社長:本当にありがとう、今から仕事の内容と状況を説明する。

そこから30分社長の話を聞いた

どうやら乃木坂46というアイドルのエース
齋藤飛鳥宛に脅迫状やストーカーじみた迷惑行為が最近多発してるそうだ


社長:ということだ

〇〇:大体把握しました

社長:じゃあこの住所に向かってくれ

〇〇:はい



〇〇は社長に教えてもらった住所に向かった

〇〇:教えてもらった住所は...ってここ?!

〇〇の前には立派なビルが立っていた

〇〇:とりあえず入るか、あっその前に

ピッ...

〇〇:〇〇現場に到着、今から護衛につきますどうぞ

ピッ...

先輩:了解、周りに警戒しながら護衛にあたれ

ピッ...

〇〇:了解

〇〇はビルの受付に向かった

〇〇:すいません

受付:はい、なんでしょう

〇〇:八玉警備会社の〇〇と申します。アイドルの護衛の件で来ました。

受付:ご苦労様です。少々お待ちください

〇〇:はい

数分後...


??:お待たせしてしまい申し訳ない

〇〇:いえいえ

??:申し遅れました、この会社の代表をやってる今野と申します。

〇〇:自分も挨拶が遅れました

今野:いえ、大丈夫ですよ

〇〇:え?

今野:〇〇さんの情報は社長さんから預かってます。

〇〇:(社長ナイス!)

〇〇:そうでしたか、ではさっそくなんですが、どちらの方を護衛すればよろしいですか?

今野:これは失礼しました、そのメンバーの控え室までご案内します。

〇〇:お願いします。

〇〇は今野さんに案内され控え室に着いた

〇〇:ここですか?

今野:はい

〇〇:一応自己紹介しても良いですか?

今野:是非!

コンコン…

今野:飛鳥今ちょっと良いか?

飛鳥:良いですよ

今野:〇〇さん自己紹介お願いします。

〇〇:初めまして、八玉警備会社から参りました、〇〇と申します。

飛鳥:ど、どうも

飛鳥:今野さんちょっと良いですか?

今野:なんだ?

飛鳥:ボディーガードはいらないって言ったじゃないですか!

今野:でも、もしも何かあってからじゃ遅いんだよ?

飛鳥:はぁ😔わかりましたよ

飛鳥:すいませんお待たせして、乃木坂46の齋藤飛鳥と申します。護衛の方よろしくお願いします。

〇〇:はい、任せてください。

今野:じゃあ〇〇さんあとはお願いします。

〇〇:はい。

今野さんは仕事に戻って行った。

〇〇:あの〜、さっそくなんですが何すればいいですか?

飛鳥:廊下で見張りをお願いします

〇〇:わかりました

ガチャ...

〇〇:失礼します。

〇〇は部屋から出てひたすら見張りをしていた

〇〇:特に問題はなさそうだな

すると控え室から悲鳴と物音が聞こえた

飛鳥:きゃあ!

〇〇:失礼します!大丈夫ですか?

飛鳥:ゴ、ゴキブリがでました〜

〇〇:なるほど、少々お待ちください。

飛鳥:は、はい

〇〇は慣れた手つきで素早く処理した

飛鳥:あ、ありがとうございました

〇〇:いえいえ、フフッ

飛鳥:な、なんですか?

〇〇:いや、飛鳥さんはもっとクールなんじゃないかなと思ってました。

飛鳥:そ、そんな事ないです///…

〇〇:なんか照れてます?

飛鳥:照れてないです!廊下で見張ってて下さい!!///…

飛鳥は〇〇を押し出すような形で廊下に追い出した。

飛鳥:(もうなんなのあの人///...)

この日は何事も無く終わった…

次の日事件は起こった…

マネージャー:飛鳥さん出番でーす

飛鳥:はーい、〇〇さんお願いします。

〇〇:はい


ディレクター:飛鳥さん入りまーす

飛鳥:よろしくお願いしま〜す

その時だった…

??:飛鳥ちゃ〜ん迎えにきたよ〜

飛鳥:っ!誰ですか?

??:未来の旦那さんだよぉ〜

飛鳥:きゃーー!

〇〇はいちはやく気付き、飛鳥を守る体勢になった

飛鳥:〇〇さん

〇〇:それ以上近づいたら、抑制します!

犯人:お前誰だよ、飛鳥ちゃんの何なんだよ!

〇〇:ボディーガードだ

犯人:キィーー!僕というものがありながらー!!

飛鳥:あなたなんて知りません!

スタッフ:裏口の警備員が倒れてます!!

〇〇:なるほど、裏口から入ったんですね

犯人:許さん…

犯人はポケットから果物ナイフを取り出した

〇〇:落ち着いて下さい、引き下がるならまだ間に合いますよ

犯人:もう後にはひけねぇんだよ!地獄に堕ちろー!

飛鳥:〇〇さん!危ない!

〇〇は犯人の攻撃を避け犯人を抑制した

〇〇:ピッ、こちら〇〇犯人を抑制しました。
警察と応援お願いします。

先輩:ピッ、わかったすぐ向かわせる

〇〇:ピッ、了解

犯人:離せ!離せ!

〇〇:大人しくしろ!ってあれ?

〇〇の目の前が真っ白になりかけていた

飛鳥:〇〇さん!足!

〇〇の足をよくみてみると、避けたはずの犯人の果物ナイフが刺さってた

〇〇:(クソ、避けたと思ったんだけどなぁ)

バタン...

飛鳥:〇〇さん、〇〇さん!〇〇さん!(泣)

??:これで飛鳥ちゃんは僕のものだ!!

その時だった...

警察:動くな!警察だ。

犯人:クソっ!クソっ!クソーー!!

犯人は警察官達に連行された

飛鳥はすぐさま〇〇の元に駆け寄った

飛鳥:〇〇さん!大丈夫ですか?

〇〇:ギリギリ意識はありますね(笑)

スタッフ:でも、血が止まっていません

ディレクター:どうする?

先輩:もう大丈夫です。

〇〇:先…輩。

先輩:よく頑張ったな

飛鳥:〇〇さん!死なないで!

〇〇 :......

先輩:出血多量で失神したか

先輩:どなたか、救急車お願いします。

そして、救急車が到着し〇〇は搬送された

2日後...

〇〇:んっ?ここはどこだ?

飛鳥:え?〇〇さん?大丈夫ですか?

〇〇:飛鳥さんこそお怪我はないですか?

飛鳥:私は大丈夫

〇〇:よかった〜、てか僕どんぐらい寝てました?

飛鳥:丸々2日よ!

〇〇:え?

飛鳥:起きないと思ったじゃない(泣)

〇〇:すいません、でも飛鳥さんが泣いてくれるのは嬉しいですね。

飛鳥:もうバカなこと言わないで(泣)

〇〇:てか、飛鳥さんお仕事はどうしたんですか?

飛鳥:あんたがいないから休んでるのよ!

〇〇:え?///...

飛鳥:ち、ちがうよ、私のことを守る人がいないと安心できないでしょ///...

〇〇:それ告白ですか?

飛鳥:うるさい!

バシッ!

〇〇:痛ったーーーい!!

こうして、〇〇は飛鳥の専属ボディーガードになったのであった。


fin...




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