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今週の選挙(2023 5.14投票)

 以前、その週に行われる選挙を「今週の選挙」と題して取り上げていましたが、統一地方選の数を追い切れるワケも無く中断してから3か月、、、

 その存在を、当の本人が忘れていました(汗)

 統一地方選の余韻が続き解散総選挙の噂が流れている中ですが、再び各地で選挙が行われているので、取り上げていきましょう。


◎北海道・石狩市長選挙

 2期目を目指す現職に、新人2名が挑む選挙です。
 構図だけを見れば “2期目を目指す現職” というのは有利に働くもので対抗馬も現れにくい中、新人が2候補も出たのは現在計画進行中の「石狩湾新港洋上風力発電事業」が争点になっているからだと思われます。

完成イメージ(清水建設HP より引用)

 現職は「石狩湾新港地域の未来を創ります」として推進。 環境保護団体代表の新人は「見直し」及び「石狩湾を自然保護区に」と訴え、元消防課長の新人は「建設はゾーニング地区に限る」と条件を加えるとしています。

 現在、石狩湾沖は10の事業計画が立てられる状況で、それを止めるには相当なパワーを要するであろうと思う一方、何らかの規制を取っておかないと太陽光発電のように無計画な建設ラッシュの結果、自然環境や景観が損なわれる可能性もある。 しかしながら北海道は2018年の大規模停電を経験し泊原発以外の電力供給手段を持つ重要性も痛感している・・・ 難しい問題です。 市民の決断は、如何に。

◎ 北海道・石狩市議会議員選挙(定数20/24名)

 現職15名、新人9名が立候補し、党派別では立憲1、公明3、共産3、新党大地1となっています(いずれも現有議席と同数)。
 選挙公報を見る限り、洋上風力発電施設反対を第一の公約に掲げている候補はなく、共産党候補が訴えのひとつとして「見直し」と書いてある程度です。 そうなると市長選の情勢も見えてきた気もしますが・・・


◎岐阜県・輪之内町長選挙

 5期目を目指す現職に、元岐阜県庁職員の新人、そして清掃業アルバイトの新人の2候補が挑む選挙。 事実上の一騎打ちと見て良いでしょう。
 輪之内町は2007年4月に新人3候補の争いで初当選した町長が直後に現金買収などの公選法違反で逮捕されて辞職。 2か月後に行われた出直し選は4月の町長選で次点だった現職が当選。  それ以降3期連続無投票当選で町長選となるのは16年ぶりとなります。
 現職が76歳で元県庁職員の新人が60歳。 新人のTwitterで事務所の為書きをチェックすると、首長や国会議員からのものは見つからないものの県議や町議、各地区の自治会から為書きが贈られており、一定の支援を受けているものと思われますが、どうなるでしょうか。

◎岐阜県・輪之内町議会議員選挙(定数9/10名)

 “定数プラス1” の選挙で、現職8名、元職1名、新人1名が立候補し、党派別では共産1となっています。
 前回落選した元職がリベンジを狙っていますが、御年85歳、、、 おおよそ “見えた” 気がしますが、果たして。


以上となります。 候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。



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